鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

撞かなくとも分かる

 

1本目

 

昨日の続き。

 

全19台あるサンビリのポケットの受け方が、テーブルごとに違うということに今更気づいた私。


いや、そりゃね、同じ店のテーブルであっても、テーブルごとにコンディションが違うなんてのは普通であるとは分かってましたよ。けどそれは主に手球コントロールの面での話。


入れ方だって、店ごとに違うなーってのは分かってましたよ。


同じ店のテーブルだって、ポケットのサイズが違うなんてのは分かりますよ。

 

けど、同じ店のテーブルで、狙うべき厚みがテーブルごとに変わるってのは、なぜか盲点だった(;'∀')


サンビリのテーブルは本当に受けが悪いんで、イメージ的にレール際の球を撞く際には、受けてくれる方の厚みに向けて撞いた時で1.5個分のポケットに入れる感覚、受けてくれない方の厚みに撞いたら100%入らないっていう感じ、、、


大げさだと言われそうですが、これ、手球だけを撞いてみて、どこに手球を入れたらスクラッチするかを探っての研究結果ですからね。


手球だけをポケットに向けて撞いたら、そりゃ正確に狙ったところにボールを運べますよ。そうやって受け具合を探ったら、改めて受けが悪すぎることが発覚。力加減によっては、レール近くの球は100%入らないっていうスヌーカー状態です。


そんだけ受けが悪い台に対して、「入らない方の厚み」に向かって撞いていることが多かったんだろうなぁ。そりゃぁ入らんわ。正確不正確以前に、物理的に存在しなかったわけですから。


「同じ店の中でもテーブルごとに狙うべき厚みが違う」ということを学んだわけですが、たまに「同じテーブルでも、ポケットによって違う」なんていう話も聞くことがあります。


その点に関してはまだチェックしていないので分かりませんが、全19台ある店で、テーブルごとに違うどころか同じテーブル内でもポケットによって違うとかなったら記憶するのはムリゲーじゃないか、、、

 

 

2本目


「テーブルごとに狙うべき厚みが違う」という事実に気づくのが遅れた原因は「対応練習を怠けた」「適当な人生を歩んできた」ってのが最大の理由ですけども(笑)


「自分の技量に自信が無いから」ってのも大いに関係していたと思います。

 


捻った時の見越しについて、「捻って撞いてシュートミスをした時に、どこに原因があるのか分からなかった」ってなことを何度か書いたことがあります。


B級~A級上がりたての頃なんてのは、ノーで撞いてもシュート率が安定しない腕前です。


ノーで撞いてもシュート率が低いのに、捻って撞いて外したからってそれが「見越しを合わせられなかったせいだ」とは断定できない。


ノーで狙い通りの厚みに手球を運ぶことすら安定していない。調子が良い時だって大したことが無いし、調子も日々安定しない。昨日できたことが今日できない。


捻って撞いてシュートミスしたとしても、もしかしたら単純に見ている厚みが違ったり、ストロークが合わなかっただけかもしれない。


見越し以外の部分も全く自分に自信が無い。全部に自信が無いから、どこに原因があるか分からなかったわけであります


中堅A級を自称してだいぶ経ったここ何年かで、やっと私は「見越しを合わせられなかったなー」と思えることが増えてきました。それは「ノーだったら絶対に入れられた」「ノーだったら、さすがにこんなドソッポに外したりはしない」という自信を持てる球が増えたからです。


自分の腕前に自信が無い時ってのは、何か1点に原因があるとは思えず、「何もかもが駄目」「全部駄目」としか思えませんので、ミスの主原因をつかむのが難しかったのです。


今回のサンビリの件も同じような部分が恐らくあって、撞いた本人は「常に狙った通りの所に撞ける腕前ではない。狙い通りに撞けなかったから入らなかったのだろう」と思いこんでおり、「狙うべき厚みが間違っている」「テーブルごとに狙う厚みが違う」ってことに気づけなかったっていう。


サンビリへの苦手意識も関係していたんでしょう。「サンビリのポケットは入れられる厚みがシビアだから、そこに正確に先球を放り込めるほどの技量は自分にはない」と思っていた。サンビリへの苦手意識と、自分の技量への自信の無さ。その2つが合わさって「狙っているところが間違っている」という事実に気づくのが遅れたのかなと分析しております。


「テーブルごとに狙うべき厚みが違う」ということに気づけただけでも一歩前進。ちょっとはマシになるといいなぁ。

 

 

3本目


一見簡単に見えるんだけど実は渋いポケットってあるじゃないですか。


ポケットの入り口はガバッと開いていてボール2個分以上あるのだけれど、ポケットが深いだとか、ポケットの形状の問題で手前に押し返してくるだとか、そういうパッと見の通りにはいかないテーブル。


サンビリはまさにそういうポケットなんですけども、さすがにこんだけ長いこと苦手意識を持ち続けている私には、今更油断するってことは無いです(笑)


サンビリでは油断することは無いですが、もしも初めて行く店でサンビリと同じような「甘く見えるのだけれど、実は渋いポケット」に出会ったら油断してしまうかもしれない(油断というか、ポケットが甘いことを前提にした組み立てをしてしまうってことですが)


もし、初めての店で、一切の事前練習をすることなくいきなり相撞きなり試合なりをすることになったら、コンディションを分かっていないがゆえのシュートミスを連発してしまうかもしれない。序盤だけならマシで、もしかしたらずっと入れ方が良く分からないまま1日を終えてしまうかもしれない。


なにかしら、見ただけで大体の受け具合を判別できるような知識ってあんのかなー?なんて思っている今日この頃。


色んなコンディションで撞かなきゃいけないプロの方々は、撞かなくても分かる部分ってのが私なんかに比べたらずっと多いんだろうなぁ。