鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

シン・オシ

私のブレイクの目標は「ave 40km」と常々申してまいりましたが、「常に40kmで撞こうとしている」と勘違いされることが度々あったので、「出そうと思った時にはいつでも40kmを出せること」と言い換えることが増えてきました(笑) 長くて面倒なので従来通り「アベ40km」って言っちゃうことが多いですけど。


「40kmで撞けたら格好いいじゃん!」ってだけの話であり「40kmで撞くことに意味がある」と思っているわけじゃないので、もし40kmで撞ける日が来たとしても、その強さで常に撞くことはないはず。ここぞという時くらいだけ。


ってか、今ですら強化練習をしている時以外はあんまり強く撞きませんからね。。。


40kmが目標であると言うと同時に、「出そうと思った時に40kmを出すためには、MAXは43~4kmは出せないと駄目なはず」とも言っております。


球撞きの調子のアベレージ、ボウラードスコアのアベレージなどと一緒で、MAXはアベレージよりももっと高いのだけれどMAXは出そうと思って出せるわけではないですよね。やろうと思って高確率で出来るのがアベレージ。


MAXでしか40kmを出せないのであれば、それは「やろうと思えば出来る」とは言えない。やろうと思った時に高確率で出来るようにするには、約1割増しの43~4kmくらいが必要なんじゃないかなと思っています。

 

さて。「意味がある」「必要がある」という観点からだと、ブレイクはどれくらいの強さで撞けるようにした方が良いでしょうか。


プロの方々からは、10ボールのブレイクは36km前後出せると有利であると聞きます。実際にプロの試合会場へ行って、「この人ブレイク上手いな」と感じる選手の速度を測ってみると35~7㎞くらいです。


ただ、それだけのパワーが必要とされるのはプロのレベルだからかなーという気もします。私くらいの「普通のA級」というレベルだとどうなんだろうなぁ。よく分かりません。


9ボールだとどうでしょう。普通のA級というレベルで必要とされるパワーはどれくらいでしょうか。


3ポイントルールがあり、ラックの組め具合やテーブルコンディション諸々のことを考えると、31~2kmくらいまでは撞けるようにしておくと良いかなーっていう気がします。それ以下で充分な事が多く、それより上の強さが必要になることは無いかなーと思います。


狙った時にそれくらいで撞けるようにするには、MAXは1割増しの34km程度は出せた方が良いはず。「狙った強さで撞けるか」に加えて、手球コントロールもしっかり出来なきゃいけないですからね。MAXで撞こうとしたら手球が暴れちゃいますから、抑えて31km前後は出せるようにした方が良いかなと。

 

引き球はどうでしょう。


メチャクチャ引けると格好良いですけど、それもまた「ブレイクで40km出せれば格好いい」というのと同類で、格好いいだけであり、実用面での価値は特に無いですよね。


実用的な範疇で言えば、最低限これくらいは引けないとマズイっていうのはどれくらいでしょうか。これもまたプレイスタイル次第、クラス次第の話でもありますが、普通のA級として戦っていく場合を仮定したら。


漠然としたイメージはあるんですけど、ブレイクと違って数値で表すことが出来ないので表現が難しいです(;´∀`) 「これくらい」ってのを動画に撮れば良いんですけど、撮りに行けない社会情勢、、、


私は引き球が好きですし得意であるとも思っているので引き球を良く使いますが、好きだから切れのある引き球を使っているだけで、それ以外に選択肢が無いわけじゃない。必要とされる引きの切れはそこまでではないのかなーっていう気もします。

 


さてさて。本日の本題、押し球についてです。


押し球は特に好きではないし得意でもないです。得意ではないから好きじゃないのかもしれませんw


ただ、得意ではないと言っても「ちょっと切れさせてみてよ」と言われても周りの人を納得させるような切れは出せないというだけで、9ボールや10ボールを転がしていて「押しが切れないせいで行き詰まった」と感じる場面は皆無です。


実用面で見れば充分なレベルに達してるんじゃないかなぁ?と思っています。


何度か「14-1では押し球の切れでクラスタを割りに行く場面が多い」「押しが切れないと駄目」みたいに言われたことがあるんですけど、なんとも言えません。なんせほとんど14-1をやらないから、何もコメントが出来ないのです。


もし本当に14-1をやることを考えると押し球の切れが足りないのかもしれませんが、「14-1はやらないしなぁ」で終わりですし、、、(;´∀`)


セーフティーにしてもジャンプにしても押し球にしても、私はこれといって好きではない技術は必要性に迫られたら練習していくというスタンスなのですが、今んとこ必要性に迫られていない。自分があんまり上を目指していないせいだろうなと思っています。


というわけで、押し球について追及したことがほとんどない私。押し球に対する持論がほとんどないです。


引き球については撞点のイメージだとか狙い点のイメージだとかキュー出しのイメージだとか、撞きたい引き球の種類による撞き方のバリエーションだとか、色々持論があるんですけど、押し球は無い。


「上の方を撞いときゃ押せるべ?」くらいにしか思ってない(;´∀`)


たまーーーに「ギュイイーーーーンって押せたら格好いいよなぁ」という欲求に駆られて押し球の練習をしてみるのですが、すぐに飽きるの繰り返し。


そんな私の押し球イメージの中で、昔から燦然と輝く(?)謎理論「芯押し」


芯押しについては昔から度々ネット上では見かけていました。オフラインでももしかしたら聞いたことはあったかもしれません。ただ、一度もその芯押しと呼ばれるショットを見たことが無かったのです。


なので「芯押しって何?」という疑問を私は度々投稿していたのですが、「芯押しも知らないのか」とマウントを取りに来られるだけで「見ないとイメージが分からないので、動画に撮って送ってください」というと途端にダンマリになってしまうという、、、そんなことが過去に何度もありました。

 


芯押し。

 


字面からすると芯を撞く押しですよね。でも芯を撞いたら押せませんよね。


真ん中を撞いても完全回転でチョロチョロっと前に手球は転がって行きます。そういうショットをすることもありますよね。けど、「芯押し」はそういうショットのことを指すわけではないらしい。


ネット上での主張を見る限り、芯押しというのはギュイーーーンという切れる押し球らしい。


となると「芯を撞いて押せるわけがないじゃん」となるわけです。正常な思考です。


「芯押し」という名のギュイーーーンと切れる押し球の撞き方があるらしいが、真ん中付近を撞いてギュインギュインに押せるわけがない。


となると、私がすぐに思い至ったのは「まくりあげるように撞く撞き方のことを『芯押し』と表現するのかな?」ということでした。


芯に向かって構えるけれど、実際に撞くのは上という撞き方。引き球でも上から下に引っ掻くように撞くっていうイメージの話が出ることがあります。それの逆パターンですね。

 

狙い点と撞点を変える撞き方と言うのは良いのか悪いのかはさておき、別段珍しい考え方ではない。


狙い点は真ん中だが撞点はしっかり上。下から上に捲り上げるようなキュー出しで撞く押し球。それを「芯押し」と呼ぶのでは?というのが私の当初からの推測でした。


そういう撞き方は私にもイメージがあります。狙い点は真ん中ではないですけど、ちょぃ上から思いっきり上に向けて捲り上げるように撞いていた時期が私にもありました。

 


ところがどうも芯押しを持ち上げるネット民は「真ん中を撞いて押すのだ!!」と言ってくる。

 

こいつら何言ってんだ?

 

としか思えません。魔法の世界へ異世界転生することを夢見ている人達なんでしょうか。


真ん中を撞いて押せると考えてしまうのは、ビリヤードの知識不足とかではなく、一般常識不足です。不可能。当たり前の話。


そんなわけで、芯押しはビリヤードオカルト理論の1つに数えられてしまったのであります。


つづく