鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

真っすぐ引く

 

きっけー氏がYouTuberデビューしたそうな。

 

www.youtube.com

 

 

お暇な時にでも見てやってくださいまし。

 

ご意見ご感想は直接本人までお願いします。私は不干渉を貫きますのでw

 

 

 

1本目

 

久しぶりのセルフ解説ネタです。

 

 


Twitterだと文字数の制限が厳しすぎて、動画を載せるとどうしても単なる承認欲求を満たすためだけのネタになってしまいますねww


ブログは長々と書けるので、もうちょっとちゃんとネタにしたいと思います。


まずどうでもいい話からですが、ツイートにも書いてある通り、音楽を流しながらセットマッチをやっていたがために、動画にも思いっきりその音が入ってしまっていました。このラックを撞いていた時には尾崎豊のforget me notが(笑) スピーカーがカメラの真下にあったせいか、思っていた以上の大音量で録音されてた。


そのまんま載せると著作権的に問題があるので、音声をカットさせていただきました。音が無いとちょっと寂しいですね。


SNSやブログに載せる動画を撮る際はBGMを流すべからず!!って、前にも反省したのに、反省できてない。


それはともかくとして、取りきりの内容的にはちょぃちょぃ手球の細かいミスはありますが(7から8とか)私の割にはそんなにツッコミ所が無い内容かなと思います。


ネタにしたいのは2-4コンビを入れた後の2から3への出しです。


これ、手球をストップさせて狭い方に出すと予想した人もいるんじゃないでしょうか?


というか、わざわざDMで「あれ、ストップじゃダメですか?」と聞いてきたB級さんがいたからネタにしてるんですけども(笑)


撞いている時の私も、止めるか引くかで一瞬迷ってます。直感的にはストップだと思ったんだけれども、5番への出しを考えて引くという判断をした覚えがあります。動画の中でも5番の方をチラ見してますね。


撞いている本人はもうちょっと長考している気になってるんですが、こうやって動画で見ると数秒しか考えていないですねww


2から3で引くのかストップさせるのかは、3から5で押すのと引くのとどちらがイメージが良いか次第でもありまして、私は「3から5は押しの方が楽」「引きで行こうとすると、最悪のフリ(手球が7番に向かってしまうようなフリ)にしてしまう可能性がある」と判断し、2から3で引きました。


で、こういう引き球をする際は「真っすぐ引く」という基本が大事になってくるわけであります。


簡単そうに撞いてますけど、何気に厚みが少しでもズレたら終了な球です。


もし左に厚みがズレたら2番が入りません。右にズレたら引いた時に手球が3番に当たってしまいます。そういうフリでした。


なので正確な穴振りをして、真っすぐ引くのが大事な場面。手球と先球が近いし先球とポケットも近いしなのでさほど難しくはないですが、とはいえ簡単に撞ける球でもない。


私、こういう球を撞く時はストロークを専用の物に変えます。見た目に大きく表れるようなものではないので動画を見ていても分かりはしないでしょうけど、ストロークのイメージを変えています。


動画内の他の球は撞点や力加減の差は有れど「ストロークを変えている」という意識はないですが、この2から3の時だけは意識的にストロークを変えておりまして、理由はといえば単純明快「デフォルトのストロークだと、3番に当たっちゃいそう」だからですww


デフォルトのストローク

 


・強い力加減にも対応しやすい

・気持ちよくキューを振れる

・ポケットのど真ん中に狙う分には良くても、穴振りなどの細かい厚みの調整は苦手

 


という特徴があり、この2から3の時は

 


・強く撞くのは苦手

・私の好みに合うストロークではない

・厚みがとにかく正確で、今回の動画の時のような距離感であれば1.1個分のサイズでもあれば充分に通せる

 


という特徴のストロークに切り替えております。


近年の私は「ストロークのバリエーションは極力減らす」という方向で撞いておりますので、今回の球にしてもデフォルトのストロークで撞けるにこしたことはないのですが、後者のストロークには

 


・特に日頃の練習は必要なく、いきなりでも上手く機能してくれる

・デフォルトのストロークに悪影響は与えない

 


という使い勝手の良さがあるもんですから、必要な時だけ使い分けるので良いかなー?と今んとこは思っています。


でもこういうのって、いざ下級者から「引くと3番に当たっちゃいそうです」「どういう練習をすればいいですかね?」と聞かれた時に答えづらいんですよね。「ストロークを変えてます」ってんじゃ、何も参考にならないですからね(;^ω^)


「正確な引き球をするにはどうしたら?」と聞かれたらどうします?


具体的な練習方法をいくつか紹介することは出来ても、結局は地道な練習をするしかないですよね。。。。

 


2本目


半年ほど前から、ストローク幅をだいぶ小さくしております(あくまでも従来の私と比較しての話ですが)

 

バットエンドを持っていた私が拳2つ分くらい前を持つようになり、レストも短くなり、ストローク幅も小さくなり。


これは見た目にも大きく表れるストロークの変更だったので、言及されることが結構多いです。「ずいぶんコンパクトになったね」「あのレストの長さはどこへ行った!」などなど(笑)


いざ変えてみたら、元々のやたらとでかいフォームは、あれはあれで個性として好意的に見ていただけていたんだなと気づきました。「元の方が個性があってよかったのに」って言われることがかなり多いですw


従来の「レストはメッチャ長く、テイクバックも大きい」という所から「レストの長さは普通、テイクバックも普通」になったと自分では思っています。元が長い(大きい)もんだから、短くしてなお「普通」ではないかもしれませんけど。


ここ半年ほどはずっとそのコンパクトなストロークに慣れようとしていました。特に「最小のテイクバック」を探る練習は常にしていました。


いくらストロークをコンパクトにすると言っても、コンパクトすぎると今度は力加減が足りなくなってしまいます。


なので、必要十分な最小のテイクバックがどれくらいなのか。それを常に考えながら球を撞いておりました。現在進行形でもある。


コンパクト方面に舵を切ったことに、これといった大きなキッカケがあったわけではなく「なんとなく」くらいの感じだったんですけど、いざやってみると色々とメリットが感じられました。


1つは非常に単純なんですが、ストロークの安定感です。やはり大きく振ると不安定になる。小さい方が安定させやすい。


これは昔っから指摘されてたんですけど、「別に大きくても、そこそこ安定させられてるけどなぁ?」と思っていました。


一昨年と昨年に出た公式戦は全て元々の大きなストロークで出ていましたが、自分で納得するくらいには戦績残せましたし、「大きくてもやっていける」という気持ちは見栄とかじゃなくて事実としてあったわけであります。


ただ、いざコンパクトにしてみて比較をしちゃうと、小さい方が安定感がありますねぇ。思った以上に差があるわぃ、、、


私がストロークをコンパクトにしたことのメリットとして一番に挙げたいのが「速いテンポで撞きやすい」ということです。


1本目の冒頭で載せたツイート内の動画でも、結構速めのテンポで撞いてますでしょ。あぁいうテンポで撞くのが容易になりました。


大きなストロークをしていると、プラクティスストロークでシックリこさせるまでに結構時間がかかっちゃう。シゴキの回数が多めになります。コンパクトにすると、シゴキ少なめで撞ける。その分テンポを速められる。


私はなんせ速く撞きたいという欲求があるのに速く撞くのが苦手なプレイヤーでありチグハグだったので、速めに撞きやすいってのはメリットとして大きいです。


と言っても、スピードプールほどの速さとなると、また別の話になりますが、、、

 


3本目


学生の頃からI氏は「普通が一番難しい!!」と良く言っておりました。


ビリヤードに限った話でなく、日常生活全般的に「なんでそんな両極端なの」と思うような行動をするI氏。


ビリヤードでたとえれば、20万円くらいのキューについて話をしている時に

 


I「あのキュー、いくらくらいですか?5万くらい?」

 

私「そんなに安くないよ」

 

I「10万くらいですか??」

 

私「もうちょぃ」

 

I「200万円くらいですか??」

 

私「なんで一気に跳ね上がった!!」

 


とかww


また、球撞きの撞く速さに関しても、ちょぃ遅めなことが多いI氏にもう少し速く撞くように言ってみると一気に3倍速になってしまう。今度は逆に速すぎる。


1~2割くらいのペースアップで良いのに2倍3倍の速さになってしまう。なかなか「適度」という所に収まってくれないI氏であります。


私が何回か言ったからか、I氏は撞くペースをちょぃちょぃ気にしている様子。わざわざ自撮り動画を送ってきて「これは遅いか早いか」と私に聞いてくることが度々あります。


昨年のある時、私はI氏に「無駄が多いせいで、遅くなっている部分がある」というアドバイスをしました。


たとえばチョーク。私もI氏もチョークを塗るのが無意識のルーティンにはなっておらず、意識的にチョークを塗ります。


私でしたら相手が撞いている最中に、次の撞き順が来た時のために椅子に座りながらチョークを塗っています。


I氏は、撞き順が回ってきた時に立ち上がり、入れや出しのことを考えてから思い出したかのようにチョークを塗る。無意識ではなく意識的にチョークを塗るので「ちゃんとタップにチョークが乗っているかな?」などという方に意識が向く。


そしていざチョークを塗り終わった頃には、せっかく考えた入れや出しのイメージが消えてしまっているので最初からやり直し、、、、みたいなことがI氏には良くあるわけです。そのせいで撞くまでに時間がかかってしまっている。


また、チョークの話を抜きにして入れと出しのイメージ作りだけに話を絞ってみましても無駄があります。


まず厚みの確認をする。出しを考える。出しを考え終わった頃には厚みのイメージが消えているのでもう1度厚みの確認をする。二度手間です。当然そのぶん時間が余計にかかります。「先に出しを考えてから厚みの確認をすれば良いのでは?」とI氏に言った覚えがあります。


I氏ネタはここまでにするとして。

 


I氏に言った通り、私は「厚みの確認は最後」ということにしています。


ショットを決める際、まず入れるポケットと大体の手球のラインが何択か浮かんで来ますよね。どの選択肢を選ぶべきかをまず決めまして。


いざ決めたら、次に「大体の手球のライン」だったのを明確に考える。まずは出しを決めます。


そして最後に厚みの確認をして構えに入る。これが私の流れです。


先に厚みの確認をしてから手球のことを考えると、いざ手球のことを考え終わった頃には厚みがボンヤリしちゃっているので、厚みの確認は後で行うようにしております。


I氏は


厚みの確認→手球のこと→厚みの確認


という二度手間をしちゃってるから、その点を注意したんですけども。


私は「厚みの確認は最後」ということにしていますし、それが一般的だと思い込んでいたんですけど、ふと「それって、入れ傾倒型の私だから?」と。


もしかして、出しに拘る人は出しのイメージ固めが後に来る???


私は入れ重視で出しはアバウトだからこそ、「出しのイメージは比較的長く持続するが、入れのイメージは消えやすい」と思っていて、入れの確認を後にします。


けども、出しが精密な人は、出しのイメージこそ消えやすいから、出しを後に持ってきたりする??


と疑問に思っていた頃に、ちょうど似たようなことをツイートしている方がいらっしゃいまして、大変に助かりましたww


そこでのやり取りを覗き見させてもらいましたところ、「厚みの確認は最後」と考える人が多数派ではあるようです。ただ、出しの確認を後と考える人も一定数いるもよう。


インパクト時に手球を見る人もいれば先球を見る人もいるってのと同様に、一概には言えないポイントなようです。