鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

4流を見下す3流

 

要望があったために書いてしまった毒舌ネタ4本立てです。

 

1本目


凄く昔の話ですけど、同じ週に2人の初心者に教えを請われて長時間教えていたことがありました。


1人目は「こいつには二度と教えんぞ」「教えるなら金を払え」って言いたくなるような初心者でした。


話を聞かない。アドバイスを求められたから答えたのに口答えをする。ただ単に共感してもらいたいだけらしい。「上手い人は下級者に教える義務がある」といった態度。私は長時間全く球を撞けずに拘束され、給料はもちろん出ないし自分の分の場代は払わされる。

 


2人目は全くの真逆でした。


凄く良い姿勢で耳を傾けて実行してくれるから、こっちも教え甲斐がある。喜んで教えようと思う。上手くなってほしいなと思う。こういう人だったら時間を割いても全く気にならない。


しかも、私が気分よく時間を終えて場代を払おうと思ったら、先に私の分まで場代を払ってくれているという(結局押し問答の末に、私が自分の分はお返ししましたけどw)

 

 

この差よ!

 

 

2人目の人が最近Aクラスに上がったという話を聞き、昔のことを思い出していました。

 


皆様にも「あの下級者になら喜んで教えてあげたい」と思う相手と、「あの下級者には教えたくない」「教えるんだったら金を請求するぞ」って言いたくなるような相手とがいますでしょ?


後者のような人ほど「あいつは下級者に厳しい」だの「下級者に教える義務がある」だのなんだの言ってくるんですよねぇ。。。


なんとかならんのか。

 

 

2本目


別のことをキッカケにして書ているんですけど、1本目とほぼ同じ趣旨の話ですw


初対面の年上の人には、「相手は目上である」という接し方をしますよね。スタートは「相手が上である」という状態です。


何回か顔を合わせていく中で相手の人となりが分かってくるわけですが、「ただ年齢が上というだけでは、とてもじゃないが敬えない」というような人、皆様も思い当たる節ありませんか?


年齢が上という以外に、敬えるポイントが何もない。マイナスばっかり。そうなると、とてもじゃないが「年上」というだけでは敬うことが出来なくなります。


そんな人から「年上を敬え!」と言われても「基本的に年上は敬いますが、あなたは敬えません」「敬えるような人間になってください」としか言えません。

 

お店のスタッフさんも客に対して同じようなことを思うんじゃないでしょうか。基本的にお客様はありがたい存在ですが、「客は基本的に敬いますが、あなたのことは敬えません」っていう相手はいますよね。


んで、ブロガーとしての意見も同じで、基本的に読者様はありがたい存在なのですが、「とてもじゃないが、ブログ読者というだけではあなたのことは敬えません」という相手はいます。


さらに、1本目と同じ趣旨の話ですけど、「基本的に初心者は丁重に扱いますが、初心者というだけではあなたのことは敬えません」という相手はいるわけですよ。


あまりに態度がデカイとか、あまりに権利ばかりを主張するだとか、あまりに自分より上手い人に対するリスペクトの念に欠けるだとか。そうなると「基本的」の枠から外れた例外になってきてしまうわけです。


で、そういう例外の人達を邪険に扱った時に彼らが言いがちなセリフがこれです。


「鈴木は初心者に厳しい」「初心者をもっと丁重に扱うべき!」「球が上手いからって偉いのか」


いやいやいや。初心者に厳しいんじゃなくて、あなたに厳しいだけだからね。勝手に個人の問題を全体の問題へすり替えるのやめてくれる?勝手に括りを広げて、仲間を作ろうとするのやめてくれるかな??


そういうとこだよ?

 

 

3本目


レイズとスト様は個性が全く違うけれど、どっちもとんでもなく上手い。


レイズにあってスト様には無い個性を指して「これをやらないと上手くならないぞ!」なんて言われても「スト様はやってないけど上手いじゃん、、、」って話になるし、逆もまた然りであります。


結局は「上手くならないぞ!」とかじゃなくて「自分はレイズが好きだ!」「自分はスト様が好き!」っていう、単なる好き嫌いの問題だよねっていう。


つい最近も、とある教え魔さんが特定のプロのフォーム理論をあたかも一般論であるかのように押し付けてきて、被害にあった人がプロの名前を何名か挙げつつ「全員当てはまらないんだけど」「こんなにすぐに例外が見つかるのに、自分の意見が一般論ではないと気づけないのかな?」とボヤいておりました。私も賛同。


ほんと過去に何回も言ってますけど「良し悪し」と「好き嫌い」を混同するのはいかんですよ。自分のためにならないし、他人に押し付けるとまでなると迷惑極まりないし。

 

 

4本目


「立ち位置を把握するというのは、中々に難しいもんだよなぁ」と思わされる出来事が最近立て続けに起こりました。


私はC級を卒業し、ビリヤードの腕前がそこそこ上がったと実感したBクラスの頃に色々と調子に乗ってしまったわけですが、さらに上手くなった先で「自分は調子に乗れるような腕前ではなかった」「上級者との差がちょっとだと思っていたけれど、全くちょっとじゃなかった」「井の中の蛙だった」「世の中は広い」と実感し反省し今に至ります。


ビリヤードを通じてそういう反省をしたもんだから、以降はビリヤードをやっている時はもちろんのこと、他の趣味に手を出している時も「自分の立ち位置はしっかりと把握しよう」という意識が強く働きます。


調子に乗ってしまうのは駄目だし、かといって度を越えた謙遜をするのも他人に対して失礼なので、自分の立ち位置は出来る限り正確につかもうと考えております。


歴の浅い趣味などは、自分がどれくらいの腕前でどれくらいの立ち位置にいるのかが分かりません。「全くの一般人よりは上」ってのは分かるけれど、同じ趣味を持つ人の中で自分がどれくらいの立ち位置にいるのか、経験が浅いと分からないわけであります。


分からないなら分からないなりに「分からない」という態度でいるべきで、間違っても「俺スゲーぞ」みたいな態度に出てはいけないのです。

 

ここから毒舌のスタートです。


当ブログが、こうも適当な内容や毒舌を繰り返していてもそこそこの知名度を保っていられるのは、SAやプロの方々が本格的にはブログに参入してこないからです。


もし上級者の方々が本格的にブログを書き始めたとしたら、私のブログなんぞ誰も見てくれなくなるはずです。


本当に上手い方々がブログをやっていないから私はやっていられる。「ブログをやっている人の中では上手い方」という立場を得られている。間違っても「自分は上手いのだ」とか「良いこと書いてるから読んでもらえるのだ!」などという勘違いはしてはいけません。


上級者の方々が本格的に参入してこないのは、「立場上、書けることが限られてしまうから」とか「やっても金にならないから」「金にならないことをやるほど、暇はない」という理由がほとんどだと思いますし、実際にある程度裏は取れています。


ブログに限らず、Twitterなんてのもそうで、もしSAやプロの方々が本格的に参入してきたら、今現在ドヤったツイートをしている人達は肩身の狭い思いをすることになるでしょう。


これもまた某トッププロが「Twitterはアマチュアの人同士、ワイワイと不毛な討論を繰り返すのが楽しいんじゃないですか?」と言っておられました。思いっきり私が言葉を盛っておりまして、プロはもっとオブラートに包んだ言い方をしていましたが、ニュアンス的には間違ってないと思いますw

 


Twitterでアマチュア同士が論戦になっている場面なんてしょっちゅうありますけど、プロが降臨したらあっという間に決着ですよ。でもSAやプロの方々は積極的には参入してこない。だから普通レベルのアマチュアが堂々と発言をしていられる。


「上の人が参加していないから」というのは忘れてはいけない事実だと思います。


他のなんだってそうです。YouTuberだって球屋だってメーカーだって同じ。


何が言いたいかって「1流2流が不在だから3流4流が目立っていられるのであって、3流4流は調子に乗ってないで自覚を持て」ということです。


「お前が言うな」と言われそうですが、私は自分が4流5流である自覚はあります。自覚があるからこそ「こんなブログがある程度の知名度を保っていられる業界って、、、」という危機感が強いのですよ。


こんな毒舌ネタを書いたのには色んなキッカケがあるんですけど、最終的なキッカケはとある3流氏が調子に乗ったツイートをしていたことであります。

 

なぜあんなツイートをしたのかを考えると

 


・3流である自覚がなく、自分が1流であると勘違いして調子に乗っている

・3流である自覚はあるが、世の中は4流以下ばかりだから騙せると思っている

 


という2つの推測が出来ます。


もし前者なのであれば「調子に乗るな」という話になりますし、後者でしたら皆々様に「騙されるんじゃないぞ」と警鐘を鳴らしたい。


昨今の3流4流の政治家先生たちは「どうせ国民なんて5流以下が大半だしぃ」「私たちより馬鹿なんだから、簡単に騙せるでしょ」ってなことばっかりやってますでしょ。


皆様、もっと賢くあれ。