2本立て
1本目
先日、自虐として「ただのヘタクソ」っていうネタを書きましたけども、今回は他人へのツッコミ。
昔こんな話をしました。捻ってミスをした時に毎回のように「見越しが合わなかった」と口にする人がいる。その意味が分からんと。
ただ単に事実を口にしただけというなら良いのです。「うおー。見越しが合わなかった。なんて下手くそなんだ。次から修正しよう!」みたいな気持ちだったら良いのです。
が、私がツッコミを入れたい人たちは「見越しが合わなかったのだから仕方がない」という言い訳風なのです。しかもそれを1回や2回じゃなくて頻繁にしてくる。同じミスを2度3度と繰り返し、その度に「自分のせいじゃないですよ」「下手じゃないですよ」というような態度を取る。
そりゃ、慣れないキューを使っている時にだったらそういう言い訳をしたくなる気持ちも分かりますが、慣れ親しんだマイキューを使っているのに。
言い訳をしているつもりらしいけど、言い訳になっていない。言い訳にならない言い訳。
きっけー氏曰く「見越しが合わなかったって、それってようするにヘタクソってことでしょ?」
ほんとそれ。
見越しを合わせられないのは下手なわけだし、見越しが合わせられなさそうなら別の選択をするという手段もある。それもしないわけだから、腕前の面でも頭の面でも、二重に下手だという。
うーーん。「見越しが合わなかった」という言い訳にならない言い訳をしている人たちは、どういう気持ちなんだろうか。
特定の1人は「俺はお前らと違って物凄い捻りを使ったショットをしようとしているんだ。プロが使うようなショットだ。高難度なんだ。ミスしちゃっても仕方ないんだぞ」っていう態度だってのは判明してるんですけどw
他の人達はなんなんだろうなぁ。「今は出来ないけど将来に向けて一生懸命に捻りを使おうと練習しているんです。ミスしちゃっても仕方が無いんです」みたいな感じかなぁ?それとも「捻りの見越しというのは高難度であり、私の技術的にはまだ対応出来ないことだから仕方がない。そのうち練習しよう」みたいな感じ?
言い訳の多い私にとっては、言い訳に対してツッコミを入れるのはブーメラン以外の何ものでもないんですけど、言い訳マスターの私からしても理解できる言い訳と理解出来ない言い訳があるんだよなーーっていうお話でした。
2本目
1本目から続きまして、言い訳にならない言い訳の話。
ちょっと前にも書きましたけども、ブレイクで取り出しが見えなくなってしまうことを「アンラッキーだ」と言う人がいます。
ラッキーで取り出しが良くなることはあるけれど、アンラッキーで取り出しがなくなることはない。そう言いたいです。
「不慣れな台でのファーストブレイクで、撞き慣れた台と同様に撞いてみたら取り出しが悪くなった」ならば、まだアンラッキー要素があるかもしれません。ただ一発目だけです。
2発目3発目も同じように撞いて同じように取り出しが悪くなったら「なるようになっている」だけであってアンラッキーじゃありません。
「少しくらいはラッキーで取り出しが良くなってくれたっていいじゃないか」という思いを込めて「アンラッキーだ」と言うなら、それはそれで理解します。私もそういうボヤキをすることはある。
私がツッコミを入れた人の救いようがない点はといえば、私がツッコミを入れてもなお「取り出しが見えないのはアンラッキーである」という主張を続けたことです。完全に運任せってことなんだろうか。。。。
さてさて。なすみそさんがこんなことを書かれておりました。
そうそう。ビタどめブレイクは格好いいのだけれど「良いブレイクか」と聞かれたら、そうじゃないんですよね。ビタどめは大抵蹴られる。
会心の当たりをしてラックは派手に割れて手球はビタどまりしたのに、手球は蹴られてスクラッチしてしまったら「アンラッキー!」と言いたくなるのは分かります。昔の自分もそう言ってましたしww けどそこに止めた自分が悪いっていう話なのです。
蹴られるのを回避するために「センターより少し手前まで戻るくらいのところにポジショニングする」「短クッションで跳ね返るくらいまで引く」「手球を大きく跳ねさせて回避する」「手球が長クッションに入るくらい厚みを取ってブレイクをする」などなどの対策を練る必要はあるかなと思います。
近年の私、9ボールのブレイクにおいて何も考えずに「いつも通り」で撞くと、手球が引けてきます。短クッションで跳ね返ってまた2ポイントくらいまで戻る感じ。
毎回毎回そうなるので、周りの人からは狙ってやっているもんだと思われているらしいですが、狙ってやっているわけじゃないんですよねww
いつ頃からだったかは忘れましたが(もう何年も前の話なので)毎度のようにブレイクが引けるようになった。最初のうちは「引けてしまう」という感覚でした。とめるつもりなのに引けてきてしまっていた。ヘタクソです。狙い通りに撞けていないのです。
もっと真ん中を撞いてドカーーン!というブレイクがしたい。しかし、いざ真ん中を撞いた時は大抵結果は悪い。引けたときの方が結果は安定する。
段々と「引けたまんまで良いか」と思うようになり、引けてきてしまうことを気にしなくなり、そのまんま今に至るというw
意識して引くブレイクを練習したわけじゃなくて、勝手に引けてきてしまうのをそのまんま採用したっていう感じです。はい。適当ですね。
ビタどまりの話に戻りまして。
ビタどまりゾーンに手球を残しても蹴られにくい力加減ってのがあるように思えます。腹切りバンクをする時に撞点やショットスピード次第で手球と先球が出会ってしまうか回避できるかが分かれるのと似たようなものでしょうか。
ビタ止まりゾーンに手球を残したからって、絶対に蹴られるというわけではない。回避しようと思えばできるぞ、と。
これはまだ昔、9ボールでもガンガン強くブレイクで割っていく人が多かった頃。
手球をビタ止めする人も多かったわけですが、蹴られやすい人と蹴られにくい人がいたように思えます。
蹴られにくい人が、蹴られないことを狙ってやっているのならば技術の勝利ですが、たぶんラッキーなんだと思うんですよw
と言っても「蹴られやすい撞き方をしているのに、ラッキーで回避している」のではなく「その人にとっての撞きやすい撞き方が、たまたま蹴られにくい撞き方」という意味でのラッキーです。
人それぞれの技量や癖、筋力などの影響で、撞きやすいブレイクの力加減って変わりますでしょう。手球のアクションも変わる。
同じ「ビタ止めブレイク」であっても、人によりけり差異がある。そして、人によっては撞きやすいように撞いただけで、自然と蹴られを回避できる人もいる。
そういう意味では「自然と撞いただけでは蹴られてしまう」っていう人はアンラッキーと言えなくもない、、、、のか?
まぁ、蹴られない人の方がラッキーなのであって、蹴られるのが普通でしょうけど(笑)
何も考えずに撞きやすいように撞いただけで蹴られない人の中には「別に、ビタ止めさせたって蹴られないけど?」って思っている人もいる気がします。
そういう人に対しては、わざわざ「そんなブレイクはラッキーでしかない」「それは蹴られやすいんだから、別の撞き方をするべきだ」と言う必要はないですよね。それじゃただの嫉妬ややっかみ、余計なお世話です。
結果が全てですからねぇ。