5本立て
1本目
こんな記事を読んでいて真っ先に頭に浮かんできたのが、球屋の暖房問題。
少々前に書きました通り、私は平熱が高いです。基礎代謝量も高い。んなもんだから、寒さには強いが暑さに弱いです。
球を撞いていると、すぐに体が火照ってきて顔が赤くなってきます。
あ、いきなりの余談ですが「顔が赤くなる」に関しても、外野はシチュエーションから想像した勝手な物言いをするよなーーと思わされるポイントの1つですね。
試合で顔を赤くしていると「熱くなりすぎ」「緊張しすぎw」とか言われる。
ブレイク練習をしていた時などは「顔が赤くなるまでブレイクするとかw」とか言われる。
けど私、1人練習でブレイク練以外のことをやっている時でも顔を赤くしてますからね。別に試合で知恵熱を出しているとか、ブレイクで体を動かしすぎて赤くなってるとかじゃなくて、球を撞いている最中に火照ってるのはデフォルトなのだ。
話を戻しまして、球屋の暖房問題。
冷房問題は度々耳にします。夏場のCUEなどは冷房が効き過ぎていて寒いとかなんとか。
私はなんせ公式戦に全然出ないものですから、CUEで真剣に球を撞く機会が滅多になく、あんまり冷房問題について意識したことが無いです。他の店でも「冷房がきき過ぎ!」と思ったことは記憶にないなぁ。全くないわけじゃない気がするけど、忘れてしまうくらいの回数ってことかと。
一方で、暖房問題は身近な球屋がそうなもんだから、毎冬感じさせられています。暖房がききすぎていて暑い。
今はなき某球屋。閉店の理由が「店主高齢のため」でしたので当然店長さんがご高齢だったわけですが、店長さんが店番している時にせよ奥さんが店番している時にせよ、それはまぁ暖房がききまくりで暑かったもんです。
歳を取ると体温調節が出来なくなってくるそうですからね。うちの祖母も90になりますが、夏でも灯油ストーブをつけることがあるくらいで、こっちはサウナに入っている気分になる(東北なので、夏でも涼しくはあるのですが、さすがに暖房をつけるほどじゃない、、、)
そんなわけで、高齢のスタッフがいる店は暖房をきかせすぎってのが1つ。
また、客とスタッフの体感の差も挙げられると思います。
冒頭でリンクしたラーメン屋の話とは逆パターン。冒頭の記事では、スタッフは暑い厨房の中にいて客は寒い席でジっとしているという差でした。
(繁盛しているラーメン屋なんぞ「客の側は良いけど、厨房は物凄い暑さだろうなぁ。大変だよなぁ」っていう室温管理をしていて頭が下がります)
球屋では逆に、球を撞いていて火照っている客と、ジッとしているスタッフという対比になる。
特にやることが無い時はジッとしているスタッフ。寒さを感じやすい。
球を撞いていて体と頭を動かしている客。特に1人練習中などは、ずっと動いています。
たぶん、体感が数度は違うんじゃないでしょうかね?
そんなわけで、スタッフが若くても
私「ちょっと暑いです」
スタッフ「え?暑いですか?寒いくらいなんですけど、、、」
ってことがしばしば。
冷房問題に関しては着込めばなんとかなるわけですけど、暖房問題はどうしようもないんですよ。脱げないですもの。半袖シャツ1枚で撞いていてなお暑い時は、一体どうすればいいんだ。
年齢の差、客とスタッフの差に加えてもう1つ、単純に個人差ってのもあると思います。
私は平熱が高いだとか基礎代謝量が高いだとかいうのも暖房問題の一端にあるんですけど、1つ言いたいのはですね。
皆様、運動をしなさすぎ
日頃からの運動をしないから、そんなに寒がりなんですって。運動不足ですよ皆さん。
ちなみに、暖房のムラってのもありますね。客同士で「暑い。。。」「え?別に暑くないでしょ」っていうすれ違いが生まれた時に、使っているテーブルを交換してみたら「確かにこっちは快適」「確かにこっちのテーブルは暑い!!」なんてことがしばしばある。
暖房との位置関係、出入り口との位置関係、窓との位置関係などなどによって、同じ店の中でもだいぶ温度は違いますね。
結論としてはだ。結論というかお願いなんですけど、寒い分には着込めば良いけど暑いのはどうしようもないので、もうちょっと低めの温度設定にしてくれませんかってことです。暑さへの対応は限界があるのだ。
2本目
「サンビリではまともに球が撞けない」「サンビリ難しい」と言い続けております私ですが、またしてもサンビリにやられました。
早くも1か月以上前の話になってしまいましたが、生ビールカップに出ました。1勝5敗でした。過去最低成績ですw
「全敗したら革命でも起こらないかな!」とか言ってたくらいです。
お遊びスイッチが入ってしまって集中していなかったせいもありますが、それにしてもやはりサンビリのコンディションに合わん。
そんなこんなで「自分はサンビリをホームにすべきなのかもしれない」と思いました。
サンビリのコンディションは自分にとって難しいのだけれど、しかし、どうしようもないというほどでもありません。一人練習中であれば問題なく撞けるのです。
一人練習であればアベレージ以上の調子であれば対応出来る。相撞きや試合であっても調子が良ければ対応出来る。その程度の難しさです。
しかし、調子が悪かった時はもちろんのこと、アベレージ程度の調子だった時でも相撞きや試合だと対応出来ない。
この微妙な感じがなんともいやらしい。
「一人練習でも嫌だ」とか「絶好調でも対応出来ない」っていうくらい難しいなら諦めるのですが、条件が揃っている時なら普通に対応出来るだけに、対応出来ていない時は「コンディションのせいだ!」っていう気持ち半分、「自分が悪いんだよなぁ」という気持ち半分で、なんとも嫌な気分(;^ω^)
私がサンビリで球を撞くのは9割方が一人練習です。そのため普段はコンディションのことをあまり気にせず撞いてしまっている。
何か月かに1回プレッシャーがかかる球撞きをサンビリでする。その時にはコンディションに対応出来ない。
何か月かに1回しかやらないからいけないんじゃないか。もっと頻繁にサンビリでプレッシャーのかかる球を撞けば良いんじゃないか。もっと頻繁にサンビリで相撞きをすればいいんじゃないか。サンビリのコンディションにしっかり対応できるように練習することで、私は一皮剥けられる気がするぞ!!
ってのが今の私の思いなんですが、いかんせんサンビリは私の日頃の生活圏から少し外れていて遠い。高頻度短時間撞きをしている今の私の球サイクルに合わない。。。
3本目
サンビリには、初めて足を運んでから10年以上経っていて、その間ちょくちょく足を運んでいるわけですが、2本目で書いた通り主な利用目的が1人練習だし「毎日通う」ってなこともしたことが無い。あまり密に撞きこんだことがない。そのせいでいつまで経っても対応出来ないのかなと思います。
反面、他の店では「このテーブルのことは知り尽くしている」「このテーブルではコンディションで言い訳をしようと思うことは一切ない」「このテーブルでのミスは、すべて自分の技量の無さによるものであると言い切れる」ってなテーブルが幾つかあります。
そういうテーブルで撞いている時って、コンディション頼りな球を無意識に撞いてしまっていることが多いよなーと、ふと思いました。
この3番を縦バンクで入れたのだけれど、コンディションを熟知したテーブルじゃないと怖くて選択出来ないショットだよなーと思った。 pic.twitter.com/37gH6sMIIN
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2019年2月25日
これなんかがそう。これはこの間ネタにした、先球に捻りを与えるような撞き方をして縦バンクをしました。若干右に捻って先球に左捻りの回転を与え、4番に当たらないような軌道でバンクショットです。
こんなショットは、クッションの反発がどれくらいか、捻りがどれくらい噛むか、ポケットはどれくらい受けてくれるのか、ラシャはどれくらい走るのか、ヨレは出ないのか、ボールの状態はどうなのかなどが分かっていないと、怖くて選択出来ませんでしょう。コンディションを熟知しているテーブルじゃないと選択出来ない。
他にも、コンディションを分かっているからこそ撞ける球ってをちょぃちょぃ撞いちゃう。
慣れ切ったコンディションであれば、わざわざライン出しなんかしなくたってピンポイントで出せちゃうことも多いし、セーフティーをすべきトラブルも攻めに行けちゃったりして。
幸いというかなんというか、私は日頃結構色んな店に行くので不慣れなコンディションで撞くことも多いために意識の切り替えが自然と出来ていて、不慣れなコンディションで撞く時に「無意識にコンディション頼りの球を撞いてしまってミスした!!!」なんてことにはならないんですけど、いっつも同じ店でしか撞かない人は、たまに他店に行った時にやらかしがちじゃないかな??
撞き慣れた、コンディションを熟知したテーブルだからこそできるショットってのはある。
未知のコンディションで撞く時ならではの組み立て方ってのがある。
上手く使い分けたいところですね。
4本目
度々ネタにしております「しっかり撞く」っていうやつ。
「しっかり撞こう」と言われた初級者がやらかしてしまいがちなのが無意味なハードショットなわけです。
「しっかり撞く」とか「球質」とか「トン撞き」「ネロ撞き」とかなんだってそうなんですけど、出来る立場の人が「あえて言葉にしてみたらそうなった」っていう言葉って、出来ない人に正しく伝わることが滅多にない気がします。大抵は曲解される。
出来る人はイメージがあるから良いけど、出来ない人は言葉から想像するしかないから、大体は迷走するっていう。
「しっかり撞く」にしても、初級者に教える際には明確なイメージを伝えなくてはいけないんじゃないかなと思います。
さて。「しっかり撞くってのはハードに撞けっていう意味じゃないぞ!」っていう話でしたが、9番をハードに撞く上級者ってしばしばおりますでしょう。
私がB級の頃によく相手をしていただいていたベテランA級さんもそうでしたし、某SA様なんかもそう。イレイチで良い9番を撞く際も、必要以上にハードに撞く。
某SA様なんぞは応援している人から「見ていて怖いからやめろ」と言われたり、ハードに撞いたがために9番がポケットから飛び出してきてしまってのシュートミスをしたりしてんのに、なおハードに撞く。こだわりがあるらしいのですが、こだわりが良く分からん。。。
ベテランA級さんにしても、何かこだわりがあるんだろうけど、なんなんだろうなぁ。
上級者が9番をズバーーンと撞いて入れているのを見ると、初級者は「かっけーーー!」って思いがちじゃないですかね?w そのせいで「しっかり撞く」をハードショットだと勘違いする人が増えている気がしないでもないので、悪い影響があるような(笑)
「威嚇のために9番をハードに撞いている」って言ってた人もいるし、また「相手が9番をハードに撞いているのを見ると委縮しちゃう」っていう人もいました。威嚇効果がある場合もあるらしいけど、私は別に相手が9番をハードに撞いてても、メンタルに特に影響はないなぁ。「なんで強く撞くんだろ」って疑問に思うだけでw
とかなんとか言っておきながら、わたくし最近たまーーーに9番をズバーーーンと撞いていることがあります。
最近、ハードショット時のグリップを改良しまして、ハードショット時の厚みの精度がかなりアップしましてね。ズバーーンと撞いてもとりあえず入れは安定するようになったのです。
厚みは合うけど、撞点と力加減の細かいコントロールが出来ないもんだから、出しを伴わせなくてはいけない場面ではまだまだ役に立たないんですけど、入れときゃ済む9番を撞く時には使える。
使えるからって使う必要は無いんですけど、弱いショットを連続で撞いた時って、段々と強く振るイメージが悪くなってきますよね。実戦の最中にハードショットのイメージが悪くなってしまうとマズイので、たまに腕を思い切り振っておきたい。
そういう思惑もあって、9番の時にズバーーンと撞くことがある。
ちなみに、9番じゃなくても行ける時にはハードショットすることがあります。
出しの観点からすれば「強く撞く必要はない」ってことになりますけど、ハードショットの感覚を鈍らせないためにという観点では意味があるからやっているのです。無意味なハードショットではない。
上記したベテランA級さんやSA様も同じ理由だったりするのかな??
んで、そういうストローク調整のためのハードショットをした時に、相手がイラつくそぶりを見せることがちょぃちょぃある。面識のある人だと直接的に「無意味に強く撞くだなんて舐めてる!」という趣旨のことを言ってきたりする。
こちとら意味があるからやっているわけですし、かつ、ちゃんとした意図があって撞いたショットが相手のメンタルも壊せるとなると、一石二鳥ですねww
たまーーーにハードショットしておくと、良いことあるかも。もちろん、シュートミスしてたら意味がないですが。
5本目
白黒つけたがる人ってのが良く分からんって話を、たまーにしております私です。
両者に責任があるような場合でも「どちらが悪いのか」と不毛な議論を続ける人がちょぃちょぃいる。どっちも悪いぞっていう。
ビリヤードで言えば、「入れか出しか」なんてのを1か0かで話をしていたらアホじゃないですか。そういう話をしたくなるのは私も分かるんですけど、本気の激論を交わすような議題じゃない。どっちも大事でバランスの問題であり「どちらが大事か」なんてのには結論が出ないという事が分かっているのだから。
また、私の歴の中で聞くことが多かったのは押しや引きの「割れる割れない」っていうやつ。
あれも「割れないのがすげーんだぜ!」みたいな人がちょぃちょぃいるんですけど、いやいやいや。両方出来なきゃダメですよっていう。
割れるのも割れないのも、場面に合わせて撞き分けられなきゃいけない。白か黒かじゃない。1か0かじゃない。1と1なのだ。
他にも色々思い浮かびます。両方大切なのに、なぜかどちらか一方だけを推す声が聞こえるようなこと。
どちらも出来ないっていう人が「自分はまずどちらを優先的に練習したらいいですかね?」という意味合いで「どっちが大切か」と聞くってんなら分かります。
けど、ビリヤードプレイヤーの一般論としてどちらか一方だけを選択するかのような物言いには首を傾げるわけであります。
この話はなんとなーく明日に続きます。