私の球人生を振り返ると黒歴史だらけです。
思い返すと恥ずかしいことばかり。色んな人に迷惑をかけてもきました。
黒歴史だけれども、黒歴史だと認識出来ているということは、とりあえず１歩は成長できたということでもあるとポジティブに考えております。
成長しなければ黒歴史は続いており、黒歴史だと認識することも出来ませんからね。
きっと今現在の自分も未来の自分からすると黒歴史ってことになるんだと思うんですけど、それでも年々度合いは薄まってきているんじゃないかな？と思っています。
ビリヤードプレイヤーとしての黒歴史度合いが最も濃かった頃の私と同じようなレベルに今現在ある人たちが、私と同じような黒歴史をせっせと作っている姿は度々見かけます。
特に指摘をしようと思わないような相手もいます。それは、やる気があってどんどん上手くなっているような人です。
放っておけば勝手に上手くなっていって、すぐに「黒歴史だった！」と自分で気付けるくらい成長出来るはずだから、わざわざ言う必要もない。
問題なのは、全く成長しない人です。
黒歴史を作りがちな腕前ってあると思うんですけど、その腕前に長年居座ったまま全く成長しないような人は少なくない。成長しないもんだから、黒歴史を作り続けるわけです。
本人が恥をかくだけのことなら良いんですけど、周りをイラつかせるような言動をすることも多いわけでして、一言物申したくなるわけです。
しかし何事も、心の底から納得するには、自分自身が成長して自覚をするしかないわけですよね。人から言われて改心することなんぞ、そうそうないと思います。
でも彼らは成長しない。改心しない。言うだけ無駄であります。
私が被害を被った時などは、復習の意味合いもあっていかに相手に恥ずかしい思いをさせるかと考えてみるわけですが、そのためには相手に上手くなってもらって「黒歴史だった！」と自覚させるしかないわけですよね。
でも彼らは上手くなりません。嗚呼。。。
似たようなジレンマに、自分自身のことを考えていた際に気付きました。
「レッスンを受けよう」って、どういう人が思うんだろうとふと考えたのです。
アマにせよプロにせよ、とにかく上を目指したい人がレッスンを受けるってのは分かるし。
長い間伸び悩んでいる人が、現状を打破しようとしてレッスンを受けるのも分かるし。
初心者初級者が基礎を身に着けようとして習うのも分かるし。
限られた時間の中で効率的に上達したいと考える人がレッスンを受けるのも分かる。
が、私みたいなのはどうでしょう。
少なくないと思います。これといった目標は無いし、上達意欲もそんなにない。半ば現状に満足しているし、そのことに危機感も覚えていない。そんなプレイヤー。
ブレイクだとか1ポイントのレッスンは受けようと思うことがあれど、トータルでは特にレッスンを受けようと思うことが無い。
「レッスンを受ける必要もないほど上手い」だなんて思っているわけじゃないですよ、もちろん。
粗なんぞいっくらでもあるんですけど、しかし私自身にそれを修正しようとする気持ちが無い。全く無いわけじゃないですが、ちょっとしかない。わざわざレッスンを受けてまで上手くなろうっていう気がない。
いざ受けてみれば色々な刺激を受けて上達意欲がメラメラ湧いてくるかもしれません。しかし、上達意欲が無いからレッスンを受けてみようと思わないっていう。
ほんとにまぁ、しょうもない状態ですね。
その状態に危機感を覚えていないってのが一番マズいのかもしれない。
上達意欲がわかないっていう状態に危機感があれば「性根を叩き直すためにも、レッスンを受けてみよう」っていう気になるんでしょうけど、危機感すらない。
ジレンマとは違うかもしれませんが、悪循環。強制的にレッスンを受けさせられるだとか、上達意欲を刺激されるようなキッカケが起こるだとか、何か無いと循環しません。受け身。
こりゃどうしようもねぇ。
レッスンを受けてみた時のことを想像してみたんですよ。
何かミスをして指摘を受けて。「何が悪かったと思いますか」「何故ミスしたと思いますか」と聞かれて。
指摘されるまで気づかなかったような短所もあると思いますが、大半は「気づいていたけど直す気がない短所」だと思うんです。
「何が悪かったと思いますか？」「これこれ、こういうとこですね」「分かってるじゃないですか。なんで直さないんですか」「直す気が無いからです」っていう会話をしたりとかさ。
「何故ミスしたと思いますか？」「ミスしがちなのは分かってましたが、考えたことが無かったです」「なんで考えなかったんですか？」「細かいミスを修正しようと思うほどの上達意欲がないからです」とか。
そんな会話ばっかりしそうでｗｗ
プロも上達意欲のない人に教えるのは気持ちがいいもんじゃないだろうし、私もプロを不快にさせるのは心苦しいし。
1ポイントのレッスンを受けようと思うことはあっても、トータルのレッスンを受ける気はしないなぁ。
レッスン繋がりで、特定個人を頭に浮かべながらちょぃと毒を。
昔からの顔見知りなんですけど、A級の中でも上の下くらいには上手い人がいます。少なくとも平場やハウストーナメントではかなりの勝率を誇っています。
しかし、公式戦には一切全く出ません。仕事や家庭の都合で出られないわけではなく、興味が無いらしい。
まぁ、そんな人は珍しくありません。A級でも公式戦に全く出ない人なんていくらでもいる。というか私自身がそうだ。
しかし、その人の場合、昔「最強のアマチュアになる！」とか言ってたんです。しかも今は真面目にプロのレッスンを受けているらしい。
それでいて公式戦に出ないってどういうこと？何を目標にしてるの？「最強のアマチュア」って何？平場でお山の大将がしたいってこと？
なんかよく分からん。
毒舌その２。また別の人を頭に浮かべています。
その人はトーナメントプレイヤーです。出られる公式戦には大抵出ている様子。
ハウストーナメントでも頻繁に見かけます。私がちょっと遠出して出てみたハウスでも「ここにも来るの！？」ってくらい出会います。
それでいてAの中の下くらいの腕前なんです。私は自称Aの中の中なので、私より下です。
歴が短いわけじゃないです。私より5年くらい長いらしい。また、試合でしか球が撞けていないっていうわけでもないです。ほぼ毎日球撞いているらしいです。
それで中の下から伸びないってどういうこと？
この間その人が練習している姿を見かけたんですけど「あぁ、頭が悪いんだな」って思いましたね、、、、え。めっちゃ毒吐いてる？
なんかもう、まさに悪い意味での数を撞いているだけ。なんも反省してる様子が無い。
平場の球も、ハウスや公式戦への出場も、まさに全部「出てるだけ」なんでしょうね。場数を踏んでいるだけ。
まぁまぁまぁ。公式戦には出てるけどレジャー派なプレイヤーってのもいます。特に上達意欲は無く、楽しければ良いっていう。
けどその人は「タイトルが欲しい」とか言ってるらしいんですよね。。。
先日見かけた時に私は思いました。
こういう人こそ、レッスンを受けるべきなんだろうな
あれは、自分の力じゃもうどうしようもないぞ。
