鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。


一年前かな。確か去年の夏休み中。


当時日記にも書いたけど、各クラスを2段階に分けたBC戦に出たことがあった。


普通BC戦といえば「B級4セット、C級3セット先取り」みたいな感じでハンデが振られていて、L級ハンデやビギナーハンデがある所もある。


でもその時出たお店はB1,B2,C1,C2の4段階に分けられていて、上から5-4-3-2のハンデ。



その試合に俺はB1で出て、準決勝でC1の人に負けたわけで、その時は「さすがにこのハンデはきついわー」なんて思った。


所詮Bクラスですからね、結構撞けるCクラスの人と5-3じゃいくらでも負ける。



けどフルセットだったわけで、どちらが勝ってもおかしくない試合。


ハンデってそういうもんですよね。



レポートを書くかのように、広辞苑から引用してみれば、ハンディキャップとは


「競技などで、優劣を平均するために、優秀な者に課する負担条件」


ようするにレベルが上の人に負担を与えて、良い勝負ができるようにするわけですよね。



甲子園だとか、ワールドカップだとか(なぜかこんな例しか浮かばなかったw)あぁ言う大会だって出場チームに優劣は当然あるけど、ハンデなんて振るわけがない。当たり前。


弱いチームが勝っていいわけがないですからね。



ビリヤードでも、公式戦は基本ハンデはない。遊びじゃないですから。



けれど遊びでやる時は話は別。賭け球なんて特に。


下の人から上の人に挑む場合は、チャレンジマッチとでも言うべきか、授業料なんて時々表現されますが、負けて払うのもありかもしれませんが、上の人の気まぐれで下の人が誘われ、金を持っていかれたんじゃカツアゲと変わらんですからね。


ハンデでを振るときは、ちゃんと勝率が均衡するようなハンデを振るべきだと思うわけです。



だから冒頭で書いたハウストーナメントのハンデは妥当だと思います。どっちが勝ってもおかしくない。そういう勝負をするためにハンデがあるわけですから。


「一応ハンデは振った」程度の、ノーハンデと変わらない程度のハンデなんて振る意味がない。




先週行った球屋では面白いことをやっていた。


常連同士の対戦成績を随時記録していて、その成績に応じてセットマッチのハンデを決める。



そのお店にいる時はAだとかBだとかCだとか、そんなクラスは関係無い。あの人とは5−4、あの人とはスクラッチ


そんな感じでハンデが決まっている。勝率次第でハンデが変わる。


AだからBには1ラックハンデをあげる。そんなのではない。


もちろん他の店に行ったときのために、クラスはあるわけですけどね。俺みたいに他の店から来た人とやる場合も普通のハンデ。



手間はかかるけど、これが本来あるべきなんだろうって思った。


自己申告でしかも三段階しかないクラス分けでハンデを決めるのって、やはりどうかと思うわけですよ。


同じクラスであっても差が開いていることもあるし、違うクラスでも実力が均衡している事だってある。



そのハンデ表には15人ほど登録してあったんだが(一般的なクラスも書いてある)同じクラス内でハンデを振っていたり、違うクラスでもスクラッチっていう例はいくらでもある。


例は少ないが、上のクラスの人が下のクラスの人にハンデを貰っているパターンもあった。


「単にその上のクラスの人がショボイだけでは?」


と思ったが、店員さんが言うにはそういうわけではなく、相性らしい。



実際ハンデ表を見ると、他の人とは普通のハンデだったし。


太さ細さもあるんでしょうね。



勝率を見ると、みんな4割代〜5割代(あ、ハンデ表ってパソコンに表示されてます)見事に平均化されてました。



本来あるべきなんて言ったけど、ここまでやるかどうかはそのお店の方針次第かなぁ。


そのお店はどんなクラスの人でも楽しめること、下のクラスの人でも上のクラスの人に気軽に挑戦できることを方針としてそのようなハンデを設定しているらしいのですが、人によってはハンデに頼って傲慢になる人もいるかもしれないし、上手くなる意味がないってやる気をなくす人もいるかもしれない。



5分5分じゃなくて、下の人でも上の人に5回に1回は勝てるとか、5回に2回は勝てるとか。そんくらいのハンデにすべきかも、とも思います。





今日こんな日記を書いたのは、そのお店のハンデが面白かったって理由が一つ。


もう一つが大したハンデを振らないで下の人に賭け球をふっかける上級者。充分な勝率があるのにいつまでもハンデハンデと言っている初中級者。


そんな人達が多くてなんだかなーって思ってたからなんですけども。



そう言えばあまり例はないですが、セット数ハンデじゃなくて、ゲームボールを増やすハンデもあります。


9番だけじゃなくて、5番も入れても勝ちとか、7番を入れても勝ちとか。



これも当時日記に書きましたが、セット数6-2で、しかも7番もゲームボールなんてハンデを振って試合やったことがあって、きつかったわーー


最後は7番エースで終わりましたww



でも本当に実力が全く違う人とやる時は、いくらセット数ハンデ貰っても勝てないもんは勝てないですから、ボールハンデは良いと思うんですよね。


フィリピンの人達、結構ボールハンデくれること多いです。


ボールハンデだと、どれくらいハンデを上げるべきなのか、貰うべきなのか、迷いますけど。