鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

120度

2本立て



1本目



時の流れが早過ぎて、先週のことだったか先々週の事だったかもはや忘れてしまいましたが、新しいイメージで撞いてみたブレイクをハイスピードカメラで自撮りしまして、自分のフォームチェックをしておりました。


良くも悪くもいくつか気になった点があったのですが、特に2つ。


2つとも大昔から気にしていたことで、1つは「相変わらず駄目だな」と思い、もう1つは「お。上手く出来てる」と思いました。



駄目な方は、肩を蝶番のように動かすべしっていうやつ。


私、ストロークをするにあたって右肩をスイングさせてしまう癖がありましてね。


たぶん、私と相撞きしたことがある方は、気づいた方もいるんじゃないかと思います。見た目からも分かりやすい欠点。



自分にその癖があることはだいぶ前から把握していたので、他のプレイヤーを見る時も観察対象になっているんですけど、私と同じ癖を持っている人って見たことないんですよね。レストが長すぎるプレイヤーだからこその癖なのかな?



スイング癖はプレイでもブレイクでも出ているんですけど、やはりキュースピードが速い分、ブレイクの方が目立ちます。


スイング癖の欠点はと言えば「見た目が格好悪いこと」と「キュースピードが出しづらくなること」にあると思っています。


しかしながら、プレイにおいては見た目にはそんなに目立たず、かつキュースピードをこれ以上速くする必要性には迫られていないので、欠点だとは思っていなかったのであります。


むしろ逆に、肩をスイングさせることで大きく真っ直ぐキューを振れるようにフォーム&ストロークが形作られてしまっているので、矯正すべきではないんじゃないかと思っていました。


プレイで迷っているからブレイクでも中途半端にしか矯正練習はしておらず、直っていないというより直そうとしていないという方が正しいかもしれません。



しかし、ブレイクを撞くにあたってはやはり改善したい。強くしたいし格好悪くなくしたいしw


プレイでは特に欠点とは思っていないけれど、どうしてもという長所があるわけでもないのであれば改造してしまってもいいのではないだろうか。


そう思って、ちょっくらプレイの方でも肩がスイングしないように気を付けながらストロークをするようにしてみたんですね。そうしましたところ






鈴木氏、ついにレストの長さを意識する





今まで「レストの長さを一定にする」という意識が物凄く希薄でした。


ある程度基準となるレストの長さはあれども、特にそれにこだわることなく、その時構えたレストの長さにストロークを合わせていたんですね。


その、毎度てんでバラバラなレストの長さに対応する手段として「肩のスイング」をしてしまっているくさい。


レストが長く、手球まで遠くなった時に、肩をスイングさせることでストロークの距離を稼ぎ、半ば無理やりキューを手球に届かせているような。


レストの長さを少し短くして一定にすれば肩スイングしなくてすみそうだぞ。そして肩スイングしなければ、プレイでも色々と改善出来るポイントがありそうだ。


肩スイングの長所はといえば、キューエクステンションを使わずとも、だいぶ遠くの球まで撞けるってことでしょうかね。


まぁエクステンションを使ったりレストを使ったりすればいいだけの話なので、長所と言えるのかどうか分かりませんが。。。。




さて。上手く出来ていた方はと言えば、インパクト時の肘の開きであります。


ビリヤードのフォームって、スッと構えた時にグリップが肘の真下に来るような形が基本で、それが綺麗だと認識している人も多いんじゃないかと思います。


「スッと構えた時」ってのはキュー先を手球に近づけた時の形だと思いますので、インパクト時もそれに近い形になることでしょう。


私はどこら辺でインパクトしているかなぁ。グリップが肘の真下に来た時なのか、それよりも前なのか後なのか。


正直、プレイでは意識したことが無いです(過去にしたことはあるかもしれないけれど、覚えていない)



そんでそんで、ブレイクですよ。


強いブレイクをするにあたって、インパクト時の肘の開き具合はどれくらいが良いのか。


これに関してはやたらとキッチリした数値が出てきます。





120度




この数値を初めて耳にしたのは、その昔クラウド9にて土方Pに良く相撞きをしていただいた時。


(土方Pからは直接的に120度と言われたわけではなく、「これくらいですかね」って見せてもらった角度を私が110〜120度くらいと判別しただけだった気がしますが)



次が、安定して40km以上のブレイクをするTコーチ(彼のブログにも120度のことは書かれています)



そして西尾プロ。



この3人に言われたら、説得力しかないw


(ほかの方からも言われたような記憶が朧にあるのですが、すみません。うろ覚えで、、、)


昨年、西尾Pのフォーム解析を受けた際には、120度という肘の開きでインパクトをするために、先に体を起き上がらせておくのだと。そんな話を聞きました。



3人ものオーバー40kmブレイカーに言われたら説得力ありまくりですけど、そもそも最初の土方Pの段階で充分説得力はあったわけですね?(笑)


当然のように私は参考にしてブレイク練習をしてみたわけですが、どうにもこうにもね。上手く行かんのですよ。


それがイメージを新たにしたら上手く出来ているみたいなので、このまんま進めたらいいなって思っていたのに手首痛い。


進捗があったら、またご報告いたします。




2本目



昨年はプロから相撞きのお声をかけて戴くことが多かったです。


そして先日は某店に行きましたところ、帰り際に5名もの方から「今度相撞きしてください」って声をかけられました。


俺氏、思いのほか人気!!


って一瞬ポジティブモードに入ったのですが、すぐにネガティブモードに入りました。


レベルがちょうど良いんだろうなぁーと。


上級者の方々からは、気を抜ける相手ではないけれど、特にプレッシャーは感じない普通に撞けば普通に勝てる相手として。


下級者からはちょっと頑張れば勝てる上級者として。


ちょうどいいんだろうなぁぁぁぁーーーー


相手に選んでいただけるというのは嬉しい反面、「きつすぎて相手したくない」と思われるようなプレイヤーにもなりたいな!なんてw


と贅沢なことを思ってみましたが、相手がいる方が良いや。