鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

勘違いでもいいから自信を持つ

2本立て




1本目



だいぶ前の話ですが、Kさんから当ブログは「自分に起こった出来事だけを書いているんじゃなくて、読んでいる側に考えさせるような内容だから良い」って言われたことがあって嬉しかったわけですね。


元からそれは意識しておりましたが、Kさんに言われてからはますます意識するように。


してるんですけどね?



自分語りをしたくなる時だってあるさ。人間だもの



というわけで、今日は失礼しますよ。。。。




当社比3倍で球が入ったのなんだの騒いでおりました私。


その前日に、ブログネタにするかツイートするかしようとしていたのであります。マスワリが全く出ないと。


今年の撞き初めは4日。例年、撞き初めは10日前後になることが多いので、4日というのは過去最速だったのではなかろうか。


4日から撞き初め、1回2時間ほどの球撞きを週3ペース。結構撞いております。


それでいて月の半ばを越えてなお、マスワリ回数3。


一人練習中のマスワリも含めて3


しかも1回は左手であります。


先月「1日に1回でもマスワリが出たら喜んでいる」とか書いた覚えがありますが、2〜3日に1回しかマスワリ出てないんですよ。さすがにヤバくね?


マスワリ率どんくらい?5%もない気がするぞ。3%?元祖の消費税率?


もうね。「これじゃいかん。頑張って練習しなきゃ」的なことをブログでは言っていましたが、実際はだいぶ諦め気味でした。「もう、このまんまかなー」みたいな。



「なんでこんなにもマスワリが出ないんだろ」と考えますと、まずブレイクが下手過ぎる。



まずスタートに立てない。「トッププロでも取りきれませんよ」っていう配置にしかならない。


そして、数少ないマスワリチャンスが訪れても、球が入らない。


ブレイクが下手だからマスワリチャンスが少なく、チャンスが来ても球が入らないから取りきれないっていう。



それって、ようするに下手ってことじゃん。



練習してもちっとも勘は戻らないし、もっと負荷をかけようと思ってもそんな時間の余裕は無いし。


たまたま偶然ラッキーでの「絶好調!」すらない。やる気を取り戻してちゃんと球を撞くようになった昨年からずっと低め安定。


せめて勘違いさせてくれる「絶好調!」があれば「ポテンシャルはあるのだ!」とも思えたかもしれませんが、それすらないのです。



こりゃ駄目かなーと諦めモードでした。やる気はあるけれど、完全に自信を失っていたわけですな。




バグース六本木へ久しぶりに行きました。


六本木へ行った主な目的は、知り合いが務める焼肉店で焼肉を食べること。


最初は「せっかく六本木に行くなら、ついでにカーリートーナメントに出よう」ということで、六本木店でカーリートーナメントが開催される日に合わせ、肉を食べてから試合に出ようとしていたのですが。


「さすがに、焼肉食べてからトーナメントってのは集中出来ないでしょう」ってことで、ちょっと球を撞いてから焼き肉ということになったのでした。


赤狩山Pには、挨拶もそこそこに「今日は出ません!」と先に宣言するという(笑)


で、JPA卒業以来でJPAルールで対戦をしていたんですね。


そうしましたら、これです。







JPAルールで1ゲームやる間に、今年これまでに出したマスワリ回数と同じだけマスワリ出た。


マスワリ率がいきなり50%近くまで跳ね上がった。


マスワリが全てではないですが、さすがに3%から50%までのジャンプアップは誤差の範疇を超えております。



なんでこんなに急に好結果が出たかということで「普段と違うことが4つもあるから分からん!」って言ってたわけですけど、4つ全部だっていうことになりましたw


その中でも最大の要因と推測されるのが、単純明快「ポケットが甘かった」っていうことです(ポケットの甘さに関しては後日また別にします)


「厚い!」「薄かった!」と言いながらも入ってくれたことが結構ありました。


調子が良かったわけでもなんでもない。調子は多分「普通」でした。


普段撞いている台じゃ入らないような球が入ってくれる。


入れに余裕が出来るので、入れ重視の時には出来ないような撞き方も出来て出しも良くなる。結果的に、より入るという好循環。


久しぶりに自分の撞きたい球が撞けました(厚みの精度が低いのは置いとくとして)


楽しかったし、自信も持てたし。


私は感じました。甘台の効用ってものを。「褒めて伸ばす」と同じですね。


私の持論は「練習は渋台、本番は甘台で」でした。



近頃は特に、どうも入れが弱っていると感じていたので、練習する時は渋台で撞いていました。精度を上げるために。


出しに関しても、やれ手球が転がり過ぎるだのボールがヨレるだのクッションの感覚が合わないだのなんだのと言い訳しつつも「対応出来ない自分がいけないのだ」という思いがあり、言い分けしたくなるようなコンディションを避けることはありませんでした。繰り返し行っていました。


言い訳はするが、案外ストイック。そんな私。



でも、難しい台、苦手とする台や苦手なシチュエーションでばかり撞き続けていたせいで、自信を無くしてしまっていたのかなーなんて、今は思っています。


後日ネタにするつもりですが、練習時間がガッツリ取れるんでしたら、ストイックに自分を追い込みまくるのも大事だと思うんですけどね。


時間がある時はある時。時間がない時はない時で、練習の仕方が異なるんだろうな。


たまには、勘違いでもいいから自信を持たせてもらうと良いもよう(笑)


得意な台、得意な相手、得意なシチュエーション。


常にそんな環境で撞いていたら甘えまくりで上手くならないでしょうけど、逆に苦手なとこばっかで撞くのも良くないですね。




2本目


自分に厳しく人には優しいっていうのが世間一般の理想ですかね?


少なくとも私の理想ではあり、出来る時にはやっていますが、「常に」ってのは恐らく一生達成不可能です(;'∀') 


人生にそんな余裕ございませんので、、、


どちらかだけというなら「自分に厳しく」と「人にやさしく」と、どちらが優先されるべきかと迷うこと多々。


たまに「あの人は自分に厳しく人には優しい」って評される人がいるのですが、そう言われる人の2/3くらいは「自分に厳しく、人に興味が無い」な気がするんですよね。


「優しい」んじゃなくて、ちゃんと見ていないからこその「厳しいことを言わない」「適当に扱っているだけ」って感じの。


ってことは、私も他人に興味を持たなければ「自分に厳しく人に優しい」という評価を得ることは出来るってことか。



うむ。無理だな。


恐らく近年最も私の球を間近で見ているプレイヤーであろう、元JPAチームキャプテン様。


JPAをやっていた当時、キャプテン様から「鈴木さんはいつも出足が悪いから、見ていて心配になる」とのこと。


スロースターターは自称ではなく、自他共に認めるところであるもよう。


キャプテン様の場合は私の球を間近で見ているし、腕前もあるので、私がどういうプレイヤーであるかを分かってくれるわけですけども。


私の球をほとんど(全く)見たことが無い初級者であればもちろんのこと、私の球を良く見ているはずの人であっても観察眼の無い初級者ですと「Aクラスプレイヤーというのはこういうものである」という思い込みフィルターをかけてくるので、どうも話が明後日の方向に向かうことが多い。


たとえば、隔週(私の出番が大体隔週)何度も私の球を見ているであろうチームメイトの中にも「自分は鈴木さんと違って下手なので、事前練習をしっかりしないと球が入らない」「鈴木さんと違ってスロースターターだから」とか言ってくる人がいる。


Aクラスだから。SL9だから。


「練習しなくても球を入れる」「スタートからバチバチに球を入れる」という先入観があるらしい。


事前練習の事に限らず、A級をやたらと神格化する初級者ってのは少なくないのです。


A級に対してトッププロでも難しいようなことを要求してくるのだから、SAやプロにはどんなイメージを持ってるんだ?



今までに一番びっくりしたのは、テーブルが1台しか空いていなくて1組しか入れないっていう時に、こちらはA級2人、相手はB級2人だったんですけど「A級は練習しなくたって球入れるんだから、いいじゃないですかw」と言われ、だからテーブルを使わせろと言われましたからね。


あのね。すみません。


ブログにせよSNSでにせよリアルでにせよ、しばしば下級者を邪険に扱う発言をすることがある私ですが、真っ当なBC級プレイヤーにはまことに申し訳ないと思っております。


しかしながら、上記したような脳みその代わりにプリンが詰まっているような下級者に頻繁に会うから、そりゃ一言言いたくもなるってもんで。



A級を神格化してチヤホヤしてくれるってんなら悪くなさそうですが、実際には迷惑かけられることばかりだからなぁ。