2本立て
1本目
一世を風靡した電車男の有名な一節でありますが、日頃飲食店巡りばかりしている私は「○○(←地名)でお勧めの店ない?」などと聞かれる事がしょっちゅうあります。
普段行かない所に遊びに行ったですとか、仕事でたまたま来たですとかで美味しい店を求めて聞いてくるってんなら良いんですけどね。
本人達の名誉のためにも仮称A氏とB氏としておきますが、デートコースを私の勧めた店だけで構成するのはやめていただけまいかww
A氏は、実際に私と行って美味しいと感じた店を女の子に勧めているのでまだ良いんです。
B氏なんぞ私が口頭でお勧めしただけでB氏本人は行った事が無い店を「こんな店があるらしいよ」と女の子を誘うだしにする上に、その誘う相手ってのが私との共通の知人だってんだから、本当に勘弁して頂きたい。もしイマイチだって流れになったら、勧めた私のせいにしているんじゃないかという気がする、、、、
デートプランナーとして、そろそろ金でも貰いましょうかね。
球屋に関してもよく聞かれるんですよ。どこどこ近辺で良い球屋無い?とか。
都内全域色んな球屋に行きましたから、都内で聞かれる分には答えられる場合も多いんですけど、、、、
「今度アメリカ旅行に行くんだけど、ロスあたりでお勧めの店無い?」って知らんがな!!アホかっ!!
ネタじゃなくて本気で聞いてくるあたり、Yさんやっぱり天然だな。。。
2本目
ビリヤードを始めて以降、ビリヤードに関するものへの察知能力がアップしました(笑)
それまでに何度も歩いた事がある道なのに「こんな所にビリヤード場があったんだ」って思ったこと、皆様もあるんじゃないでしょうか。
街中でキューケースを持っている人に出会っても、ビリヤードを始める前だったら気にも留めなかったでしょうし。
新聞やテレビ、映画を見ていて、ビリヤードに関する何かが出てきたらすぐ気付きますよね。
それと似たようなものだと思いますが、一本目のネタでも書いた通り私は食べ歩きが趣味なので、街を歩いていて目についた飲食店は逐一チェックしています。
飲食店なんてもんはそれはもうとんでもない店舗数なわけですが、当たり前ですけど、店によって客の入りに大いなる差がございます。
これだけ情報化が進んだ今の世の中、「知る人ぞ知る名店」なんてもんは存在しないでしょう。名店だったら、口コミでどんどん広がりますからね。知る人しか知らないような店は、そりゃ名店じゃない。
ラーメン屋なんてのはその典型でありまして、アクセスが悪く、ホームページもなく、近所まで行ってもそれといった目印も無く、内装がお世辞にも綺麗だとは言えなくても、評価されてしかるべきラーメンを提供すれば、各地からラーメン好きがわざわざ訪ねてくるのでありまする。
一方、某駅ビルに入っているラーメン屋なぞ、駅ビル内ですからアクセスは非常に良く、店内はお洒落で清潔で、店員さんの接客態度も非常に好感度が高い。けれど、肝心のラーメンがあまりにも普通であるため、いつ行っても閑古鳥なのであります。
食というのは生活に欠かせないものですから、需要が高い。その分ライバル店も多いですから、並大抵のことでは「繁盛店」と呼ばれる事はかなわないに違いありません。
けれども、評価されて然るべきものを提供すれば、それに応じた反応があるわけですから、店側としてはやりがいがありますよね。
さて。ビリヤード場です。
ビリヤード場に「繁盛店」などと言われる店はあるのでしょうか?
とにもかくにも需要が低過ぎる。これは1店1店の努力では根本的解決には繋がらない、業界全体で検討すべき課題でありましょう。
口コミサイトを見て、評価の高い店を調べて予約して、当日を楽しみに待つ、、、、なんてことはビリヤードじゃ絶対にない。最高レベルのサービスをしても客の入りなんて限られておるのです。
その昔、某ビリヤード場が閉店する時に、私はこんな事を言いました
「あんな所に店を出したら、そりゃ潰れても仕方がない」
酷い一言ではありますが、そう言いたくもなる立地条件でありました。
皆さま、アクセスが悪いビリヤード場にわざわざ足を運ぼうと思いますか?
場代が安いとか、知り合いがいるだとか、会ってみたいプレイヤーがいるだとか、チャレンジしてみたいプロがいるですとかで、わざわざ足を運ぶ事はあるかもしれません。けど、頻繁にではないでしょう。
アクセスが悪いと一度くらいなら行っても、頻繁には行かないってのはラーメン屋だって同じですけど、適当ですけど「1度くらい行ってみようかな」って思う人の割合が、ラーメン屋だったら1%、ビリヤード場だったら0.1%とか?
しかも分母が違って、ラーメン屋だったら100/10,000という1%。100人は来てくれる。ビリヤード場は1/1000という0.1%。1人しか来ない。そんな感じでしょう?
確率も違うわ分母も違うわ。ラーメン屋はレアなケース狙いでもやっていけますが、ビリヤード場はやっていけませんわ。分母が小さすぎて、最高の立地条件でも大して客が入らんのだから、立地が悪かったらどうしようもないでしょう。
ビリヤード場って差別化が難しいと思うわけです。どんだけ拘りを持った店づくりをしたって、それで客の入りが良くなる事ってないですもの。
まず立地でほとんどが決まって、次いで料金ですかね?そして最終的には「店に集まるプレイヤーがどういう顔ぶれか」じゃないですか。
それ以外の事って、何か拘りを持っても「いいね!」と言われはしても、集客には繋がらない、、、みたいな?
皆さまにもありませんか?「あの店いいよ!」って言いはすれど滅多に行かない、みたいな。ありますでしょ?
評価の高さが収益に直結しないってのはどこの業界でもある事ですけど、ビリヤード場の場合はそれが顕著ですからねぇ。
自分がオーナーだったらどうするのか。色んなビリヤード場に足を運んで、他人事ながら考える事が良くあります。
以前某プロに「もしそれで食っていける業界だったとしたら、鈴木さんはプロを目指したりビリヤード場を経営したりする気はありますか?」と聞かれたことがありました。
私はYESって答えたんですよ。
言葉にはしませんでしたが、話の流れ的に「けど食っていけないからやらない」だったわけで、プロも深く頷いておりました。
現状だとオーナーの経営手腕が、細々と続けて行けるor潰れるの二択にしか関係しませんよね。「儲かる!」には絶対に傾かないっていう。
ビリヤード場経営者の方々には申し訳ないですが、やりがいあるんでしょうか?
一プレイヤーとしてはビリヤードのメジャー化に賛成は出来ない私でありますが、プロやビリヤード場経営者の方々の事を考えると「ビリヤードブームよもう1度!」ですねぇ。あ、一過性のブームじゃ駄目か。メジャーになれ、ですね。
長々と書いたわりに、まとまりがなくて失礼しました。ただのボヤキです。
実のところ、当初は全く別の話の流れで愚痴るつもりだったんですが、どう考えてもボツフォルダ行きだったので、自制しました(^^;
話の流れを変えたせいでまとまりがなくなったっていう言い訳。