鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

レベルが違うとニュアンスを理解できない

 

1187文字

 

1本目

 

「撞点は大事」

 

こう言われたら誰もが「そりゃそうだ」と思うはずですが、口にした言葉は同じでも、トッププロの言う「撞点は大事」と、私が言う「撞点は大事」と、初級者の言う「撞点は大事」ではニュアンスが大きく異なるはずです。

 

同等以上の実力や経験が無いと理解できないニュアンスってのはあって、トッププロが「撞点は大事」と言っているのを聞いて私が「分かるぅ」と思ったとしても絶対に分かってないw トッププロの言う「撞点は大事」からにじみ出るニュアンスを私が理解できるわけがなのです。キャリアが違いすぎる。



同じことを私が下級者に対して思ってしまうこともあります。歴や腕前が大きく離れた下級者が私の独り言に対して共感してくれた時、「いやいや。あなたは絶対分かってないから」と思ってしまうことがある。どう繕っても「下級者を馬鹿にしている!」と言われてしまうでしょうけど、馬鹿にしてるのではなくただの事実です。

 

プロにしか分からないことがある。SA以上にしか分からないことがある。A以上にしか分からないこともあるし、B以上にしか分からないこともある。そのレベルに達していない人には絶対に分からないことってのがある。

 

達していない人は、分かったつもりになっていても言葉を表面的にしか理解できていない。

 

大きく腕前が離れた格上プレイヤーの言葉に「共感!」「なるほど!!」「そこがポイントなのか!!」などの感想を持ったとしても、相手の言いたいことの全てを理解できているとは思い込まない方が良いです。ほぼ確実に曲解しているから。

 

上級者の言葉を自分なりの勝手な解釈をして路頭に迷いまくった私。皆様は同じ過ちを犯しませぬよう^^;



そうそう。このネタを書き始めたキッカケは、オリンピックの時期に「金メダリストの気持ち」を勝手に代弁している素人をあまりにも多く見かけたことでした。

 

金メダリストの気持ちを正しく理解できる人なんて、世の中にどれだけいるんでしょうね。

 



2本目

 

とあるオジサンが、なぜだか某店を閉店したことにしたがるんです。

 

「あの店、閉店したみたいだよ」「ついに閉めたか」と何度も言う。

 

本当に何度も何度も言うんです。少なくとも20回は聞いている。そしてその店は今も普通に営業中です。

 

なぜ閉店させたがるのかと疑問に思い、婉曲的に質問をしてみても要領を得ないことばかり言うのですが、ざっとまとめてみると

 

  • そもそもオジサンはその店に行ったことがない
  • 店前を通ることがしばしばある
  • 店構えがオジサンの好みに合わないらしい
  • 店前の料金表に示された場代が高い

 

こういった条件があるようで、どうやらそのオジサンは「こんな店構えな上に場代が高い店には、俺は行こうと思わない」→「俺が行こうと思えない店は、いつか潰れるのである」→「潰れたら嬉しい」と考えているっぽい。凄い思考回路というかなんというか、自己中過ぎない??