鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

適所

 

1725文字

 

1本目

 

 長いこと遊んでおりますスマホゲーム。長くやっていると辞めていく人も多く目にすることになります。

 

「この人、そう遠くない未来に辞めそうだな」と感じる兆候の1つが「思考停止な惰性プレイをし始める」です。

 

以前は戦略的なプレイをしていた人が、同じことを繰り返すだけになり始める。結果的に勝とうが負けようが何も変えない。「飽きてきた」「考えるのが面倒になった」ということなんでしょう。

 

 もっと分かりやすい兆候が、マナー違反を厭わなくなった時。世間体を全く気にしなくなり、マナー違反をすることでどういった報いを受けるのかも全く気にしなくなる。こうなった人は本当にすぐ辞めますね。

 

もとから思考停止なプレイをしていた人、元からマナーが悪かった人は別ですw そういう人はいつまでも図太く続ける。

 

戦略的だった人が思考停止になるとか、マナーの良かった人がマナー違反をし出すとか、そういった時に「この人は辞めそうだな」と感じます。

 

 ビリヤードでも「かつては熱かった人が、惰性の球撞きをするようになった」という事例は多数見かけますが、ビリヤードの場合は辞める人は稀。恐らくは人との繋がりがあるからだと思います。

 

ビリヤードに対する情熱は薄れても、いつもの仲間と同じ時間を過ごすという楽しみ方ができる。だからビリヤードに飽きてもビリヤードを辞めはしない。

 

プレイヤー同士が顔を合わせることがほとんどないゲームとの違いがここにありますね。



 私の球友某氏も、ビリヤードのやる気があるんだか無いんだか分からないのですが、辞めはしない。尋ねてみたら「(私を始めとした)球友がいるから」とのこと。

 

私は聞いてみました。もし私がビリヤードを辞めたらどうするのかと。そしたら「辞めるかもしれない」と返答がきました。私の責任重大!w

 

 私は昔に比べて熱量が下がったとはいえ、辞めようと思うほど落ちてはいない。というか、よっぽど嫌な出来事でもない限りは辞める必要がないですからね。飽きてしまったとしてもしばらく離れて、またやりたくなったらやればいいだけ。きっちり線を引く必要はない。

 

 私が知っているビリヤードを辞めてしまった人は、就職や結婚、お子さんの誕生など、人生の転機をキッカケにしている人がほとんどですが、若干名「自分の不甲斐なさに腹が立って辞めた」という人がいます。

 

球友との交流なんかよりも、とにもかくにもビリヤードを突き詰めたいというストイックさ。しかし、どれだけ努力しても自分が求める技量に遠く及ばず、そのフラストレーションがある時限界に達してしまってプチンと糸が切れて辞めてしまう。そういう人が何人かいました。めちゃくちゃ真面目な人ほど、スタンプカードが溜まった時の切れっぷりが半端ないという好例ですね。。。

 

何もそこまで思い詰めなくても、楽しくやればいいのにって思うんですが、私なんかとは精神構造が違うのでしょうな。



2本目

 

 「一般のお客さんやダーツのお客さんも含めて、店内にいるほぼ全ての客を把握している」とかなんとか書きました私。誇張ではなく事実だと思います。

 

ビリヤードですとその個性が8割方不利に働きますが、仕事や他の趣味ではまぁまぁ役に立つことなので、あまり気にしてはいませんw 人生全体ではバランスが取れておる。

 

 ついこの間、その個性が思わぬ形で役に立ちました。山中で疲労により行動不能に陥っていた人の早期発見に貢献できたのです。

 

人気が少ないところですれ違ったことも大きかったと思いますが、捜索対象になっていた方と何時頃にどこですれ違ったのかをしっかり覚えていた。

 

何事も一長一短、適材適所。あるところでは短所にしかならないことが、場所を変えれば長所になることがあるし。逆もまたしかりで、長所だったことが別のシチュエーションでは短所になることがある。

 

いついかなる時でも長所だけを発揮して行きていきたいものでありますが、人生のトータルで上手くバランスが取れてれば良いかなと思っています。

 

 自分自身のどんなところが長所となりうる個性であり、その個性を活かせる場はどこなのか。それを把握するのってかなり大変ですよね。AIに聞いたら答えてくれる時代はいつか来るんだろうか?w