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数ヶ月前に載せたネタと異なったことを書きます。考えが更新されました。ブレイク時の素振り(プラクティスストローク)の回数に関してです。
私はブレイク練習の一環で手球だけを撞いていることがあります。ブレイクの撞き方で手球を短クッションに向けて撞く。強く撞いたら手球が吹っ飛んでしまいますので抑えめです。強くて20kmくらいでしょうか。もっとゆっくり撞いていることもあります。
手球だけを撞く練習をする目的は
- 動作の確認
- イメージした通りに動けた時に、ちゃんと手球の芯をとらえられるのかどうかの確認
主にこの2つです。
色々と新しいことを試していると、20km程度の力加減であってもミスキューするような動きになることがあります。「イメージした通りに動けなかったからミスキューした」のではなくて「イメージした通りに動いてもミスキューする」という状態。それくらい、どうなるか予想がつかない動きをしていることが多々ある私です。
ゆーーくり撞いてもミスキューをするってんじゃラックに向かって撞く意味が全くありません。手球を撞いての確認だけで充分。
ゆっくり撞いてみて、「少なくともイメージ通りに動けたのであればちゃんと芯を撞ける」と確信できたら、ラックを組んで強めのブレイクをしにいきます。
その手球だけを撞くイメトレをしている時の素振りの回数が2〜3回です。実際にブレイクを撞く時の半分以下という少なさ。
手球だけを撞く練習をしている時は2~3回で撞けるのに、ラックに向かって実際にブレイクをする時には6回以上になる。その事実は前から把握していましたが、理由については漠然と「当たり前」としか思っていませんでした。
弱めに手球だけを撞く時とラックに向かって強めに撞く時とじゃ、難易度が違うのだから素振りの回数が変わって当たり前である。そう思っていたのです。深く考えることもなく。
何かキッカケがあったわけでもなく、手球だけを撞いていた時にふと「この2〜3回という回数が自分にとって最もタイミングを取りやすい回数なのでは??」と思いました。手球だけを撞いている時には2〜3回を越えて素振りをしようとは思わないし、実際2〜3回しか素振りをしないせいで精度が落ちると感じたことはないし、増やしたから精度が上がるとも思ったことがない。
では何故ラックに向かってブレイクをする時には倍以上の回数の素振りをするのかと考えてみたら、「気持ちを整えるため」が理由なのではないかという気がしました。
当たり前ですけど、弱めに手球だけを撞いている時と強めにブレイクをしている時とでは、ミスに対するプレッシャーの大きさが違います。
なので、ブレイクをする時にはプレッシャーに抗おうと気持ちを整えたり厚みや撞点の確認作業を入念にしたりするために素振りの回数が増えているのではと推測しました。
けれども実際には、素振りの回数を増やしたところで精度が高まるわけではなさそうだし、むしろタイミングを失して精度が落ちている疑惑もある。
気持ちを整えるんだったら構えてからじゃなくて構える前に覚悟を決めるべきだし。「まっすぐに真ん中を撞く」というだけのブレイクをする場合は、確認作業を入念に行ったところで精度は変わらん。構えた時点で決まっとる。構えてから違和感を覚えたら構え直して最初からやり直すべきだし。
というわけで
- ブレイクの素振りは、タイミングを取るためだけにやるべきではないか
- 2〜3回程度で充分なのではないか
- 多く素振りをしたところで、決意が鈍ったりタイミングを失したりするだけなのではないか
という仮説が立ちまして、今後はそれを検証する形で練習して行こうと思っています。
大惨事になる可能性もありますww
ちなみにですけども、「2〜3回で充分なのでは」というのは「ウォーミングアップ練習が完了し、充分に体が温まっている」という前提ありきです。
その日の初っ端から2〜3回素振りでブレイクをしたら、それこそ確実に大惨事です。