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先週トナラーの話をしたばかりですが、1週間の間にまた新たに2つもキッカケが生まれました。
1つは、流れてきたネットの記事でした。
その記事ではこのように結論付けていました。
トナラー被害は様々な場所で発生していますが、その理由について専門家は、「人の隣に来る人は、相手がどう思うかを考えないタイプの人が多いと思います。認知の特性で、パーソナルスペースを侵したり侵されたりすることに無頓着な人もいて、年々増えているのは事実です。10人に1人はそうした概念が希薄だということを理解したうえで行動したほうがいい」と助言します。
理解したうえで行動しろって言われてもですね。「そういうものなのだ」と諦めろってこと?
「パーソナルスペースを侵したり侵されたりすることに無頓着」というのには頷きました。トナラーしてくる人達って、自分がトナラーをされても全く気にしないタイプの人が多いという印象があります。自分がやられても気にならないから、人にやることも気にしない。自分が気にしないから気付けない。悪いことだと思っていないから。悪意があるわけではなく、何が悪いのかを理解が出来ていないようなんですよね。
記事の中では一度「ここ」と決めたら他の条件が全く目に入らなくなり、一直線にそこに進んでしまうというトナラーの特性についても触れられていました。
そういったトナラーに私はどう対処すればいいのか。トナラー当人は行いを改善できるのかどうか。そういった具体的なところにまで触れてほしいんだけどなぁ。
キッカケの2つ目は、とある寄席に足を運んだ時のことです。
ガラガラなのに私の真ん前に座ってきた人がいました。「えっ」って思いました。ガラガラなのに?視界が思いっきり遮られるじゃん。ガラガラなのに。
劇場とか映画館となると「隣」だけじゃなくて「真ん前」「真後ろ」も入られて気持ちが良いものじゃないですね。ガラガラだったら避けてほしいところ。
自由席なので、私はサッと席を移動しました。
会場を見渡してみると、他にも何名か「そこには座らんだろ」って所に座る人達が。トナラー被害に会った人達がそっと席移動するのを私は見逃しませんでした。
記事で書かれていた通り、10人に1人くらいですかね。周りが見えていない座り方をするの。
世の9割の人は普段から周りとの兼ね合いで自分の居場所を決めていると思いますが、1割ほどの人はそれができない。
訓練でなんとかなるんでしょうか?ならないもの??
思い出したトナラー事例を1つ。
何年も前の話ですが、とある映画を観に行った時のこと。平日の昼だったこともあってでしょうけどガラガラでした。200名入るスクリーンに20名くらいしかいなかったんじゃないかな。
私が座った列には私しかいなかったんですけど、トナラーされたんですよ。
「えっ。隣??」と思ってチラ見したら、驚くべきことに可愛らしいお嬢さんで。オッサンと美少女が並んで座るという謎の画が完成。
隣の席の子が作品のだいぶ始めの方から体を揺らしながら泣いて見ているもんだから、こっちの椅子も揺れる。不思議な4D体験をしました。
この体験から
- 美少女だとトナラーされても不快感は減少する
- が、美少女であっても「やっぱり隣には来てほしくない」「せっかくガラガラなんだからパーソナルスペースを保ってほしい」と思った
こんな感想を持ちましたw
「トナラーしてきたのがどういう人物か」の影響はある。けれど、どんな人物であっても「君ならOK!」とはならないようです。トナラーは最大限に譲歩しても「できればやめてほしい」にしかならない。汗臭いオッサンだったりしたら「クソが!」にしかならん。