笑顔で握手 - 鈴木さんちの球日記

1本目

対戦終了後には、両者が両者の健闘を称え合って笑顔で握手。

そんなスポーツ漫画のような終わり方を理想としているという人の話をしばしば見聞きします。

現実では中々難しいなぁと感じます。

「内心どうあれ、清々しく終われるように演技をしよう」だったら可能かなと思います。これは少なくとも私は出来る。内心では不満を抱えまくりながらも笑顔で握手っていう演技をすることは出来ます。

一方で、お互いが心の底からの笑顔で幕を閉じるってのは無理がある気がします。

「無理がある」と考える理由を挙げてたらとんでもなく文章が長くなってしまったのでボツにしましたが、なんにせよ、本音から両者が笑顔を浮かべるというのはよほど条件が揃わない限りは無理です。

「両者笑顔で握手しよう」と考える人達は、以下のどっちなんだろうか？

どちらだと言いたいんでしょうかね。後者なのかな。後者ならば心がけ次第でなんとかなりますね。

ただ、ふと日頃見かけるメジャースポーツを頭に浮かべると、両者（両チーム）とも笑顔で終わるっていう場面、そうそうなくないですか？？

笑顔で握手ってのが理想ではあるけれど、正直あまり必要性は感じないですね、、、

「不平不満は言わず、跡を濁さずすっきり終わろう」なら分かりますけど、「笑顔で握手」は別に要らん気がする。

別に嫌だというわけではないので、やれと言われたら私はやりますけど、流行らせるのは無理かなっていう気がしますね(^_^;)

2本目

前者は文句なしの「礼儀正しい人」「マナーのいい人」「スポーツマンシップのある人」ということになると思いますが、後者はどうなんでしょうか。評価が難しいです。

私自身が後者タイプです。競技中のマナーは良い方だと思いますが、こうやってネット上であれやこれやとマナーの悪い発言をしておりますでしょう。

私と試合で当たったことがあるだけの人であれば、もしかしたら私のことを「スポーツマンシップのある人」と思っている人もいるかもしれません。しかし、私の普段の振る舞いを知っている人となると、とてもじゃないが「スポーツマンシップがある」とは思えないはず（；^ω^）

というか、ブログ読者様の場合は、普段の私を知らずブログでの私しか知らない人がほとんどでしょうから、ただの「マナーの悪い人」としか見えませんわなｗ

ビリヤードって、初心者からトッププロまでが身近です。なので、普段の姿を知っているプレイヤーが多数いる。そんなもんだから「選手としてのマナーは高く評価するが、人としてはマナーは良い評価はできない」って人が出てくるわけですよね。

この2本目のネタは、とある海外選手の敗戦後の振る舞いについて「相手を称え、笑顔で握手している。スポーツマンシップに溢れた選手である。素晴らしい」と評している人を見かけたことがキッカケになっております。

私が直感的に思ったのは「この人は、この選手のことをどれだけ知っているんだろうか？」ということでした。もしその選手のマナーの良さが競技中だけだったとしたら。画面に映っている時だけだったら。それでも同じ評価をできるんでしょうか？

海外選手となると身近ではない。画面を通してしか知らない。もしかしたら、ひとたび競技を離れたら非常に粗野な人かもしれない。

画面を通して見る限りは「スポーツマンシップに溢れた選手」だけれども、実像は分からない。

そうは言っても、目に入らないものは無いも同じ。画面を通してしか見る機会のない選手は、画面で見た時の姿が全てなんですよね。ビリヤード選手にしても他の競技の選手にしても、芸能人なんかも。

芸能人なんかは「偶像なんだから、テレビに映っている姿が良ければそれでいい。本性なんかはどうでもいい」と考える人は多いと思います。スポーツ選手も同じでしょうかね？ビリヤード選手も？

プロとなると「魅せ方が大事」なんて言われるわけで、試合中の振る舞いなんてのも魅せ方の１つなわけですよね。

「凄くスポーツマンシップのある人だ」と思ってもらえるような振る舞いを心がけるのも、セルフプロデュースの一環なのかもしれない。売り方なのかもしれない。

逆に、スト様のキレ芸なんかも演技かもしれない。そうやって売っているだけかもしれない。少なくとも、来日した時に見た限りでは、凄く気のいいオッチャンでしたしｗ

本性がどうなのかなんて、分からんわけですよ。普段を知らないから。

画面を通して「スポーツマンシップのある選手だ！」と思った時、もしかしたらそれはただの演技なのかもしれない。

どっちなのか。これは人によりけり意見がだいぶ分かれそうですね。

私自身の考えはどうも定まりません。競技中さえしっかりスポーツマンをしていればそれはスポーツマンシップに溢れる人だと言って良い気がするし、駄目な気もする。

現時点ではなんとも言えませぬ。。。