1本目
我々庶民には縁のないことでありますが、褒章の話をしていた時のこと。「上の職位の末席ってのはつらい。1つ下の筆頭にいるくらいが良い」なんていう話に。
その話で連想したのが、この間ブログネタにした「自慢をするには、相手にも知識がないといけない」という話でした。ティファニーブルーを自慢したくても、相手がティファニーブルーを認識できなければ自慢が通じない。
庶民を相手にしたら自慢が通じない。じゃぁお金持ちグループに混ざって自慢をするか?となっても、お金持ちグループに入ったら入ったで、今度は「周りが自分よりも金持ちだらけ」ってことになって、そもそも自慢が出来なくなってしまったりしますよね。金持ちの中でも図抜けた金持ちにならないと自慢が出来ない。
自分よりも下過ぎる人が相手だと自慢を理解してもらえない。自分よりも上過ぎる人が相手だと自慢ができない。
自分と同じくらいのレベルの中での一番に立つっていうくらいが、最も「上の立場」というものを味わえる。
学校がそうですよね。小学校6年生は「一番のお兄さんお姉さん」だったのに、1つ歳を取って中学1年生になるとガキンチョ扱いになる。中3から高1も、高3から大1も、大学4年生から社会人1年生になる時も一緒。
ゆーたら、ビリヤードのクラスアップ直前がそんな状態でしょう。ABCのクラス分けにしてもJPAのSLにしても、上に上がる直前くらいが最も勝てる。最も気持ちが良い。ドヤりやすい。
一度上のクラスに上がってしまうと、上のクラスの末席に置かれ、何も目立てなくなる。
向上心よりも「気持ちの良さ」「ドヤりたい」という気持ちが強い人は「現状維持でいい」と思ってしまいがちなんじゃないでしょうかね。
JPAだと、勝ててる低〜中SLのプレイヤーが勝てていない高SLのプレイヤーを馬鹿にする図とかしょっちゅう見かけますからね(;´∀`)
2本目
某公式戦にて、こんな9番を撞くのに何度も構え直したりシャフトを拭いたりして数分かけた挙句に相手が音を上げてOKを出すという場面があって呆れたんですけど、後日その人がイップスであると聞いて、低評価したことを申し訳なく思ったっけ。
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2023年1月19日
イップスというものをよく分かっていないから、理解がない。 pic.twitter.com/p7It77Mxbz
確か以前にもブログネタにしたことがあったと思いますが、ツイートしたような出来事が昔ありました。
その出来事があるより前からそのプレイヤーは遅撞きで有名な人だったので、この9番に関する出来事も私は「遅撞きここに極まれり」としか思っていなかったのです。
ところが後日共通の知り合いにその話をしてみたら「あの人はイップスで、真っ直ぐな9番に構えた時にテイクバックが出来なくなってしまう。大目に見てあげてほしい」と言われまして、事情も知らずに低評価してしまった自分を反省したのでした。
しかし、反省したといっても「イップスという事情があるらしい」とボンヤリと理解しただけであって、イップスというものについては全くといっていいほど分かっていません。
私に事情を説明してくれた人にしても「(そのイップスの人から)『イップスを直したい。どうすればいいだろうか』と聞かれて『テイクバックができなくなるなら、テイクバックしないでそのまんま撞けばいいんじゃないスか?』と答えたら怒られたw」とか言ってましたから、理解度は私と同じようなものなんでしょうねw やはり他人事。なにか事情があるらしいとは分かっても、相手の気持ちまでは分かっていない。
困ったことに、他人事なだけにイップスというものについて調べようという気にもならないんですよね(;´∀`)
ネットで5分くらい調べてみることはたまにあるんですけど、「イップス」と「メンタルが弱い」「チビってる」の違いが良く分からない。
うつ病なんてのも、理解のない人から「怠けているだけ」「根性がないだけ」なんて言われてしまったりするわけですけど、イップスも同じな気がします。正しい理解がないと、単にチビっているだけに思えてしまう。
私はハードブレイクをする際に「手球場外やミスキューにチビって、全く振りに行けなくなってしまう」という病に侵されているわけですが、これをイップスと呼んでもいいのか?となると、なんか違う気がする。
某B級氏が、苦手な引き球を撞く際についついテイクバック不全で撞いてしまうのはイップス?
もしかしたら他人事ではなく、自分も無自覚なイップス持ちかもしれない。「単にチビってるだけ」「メンタル鍛えなきゃ!」とか思っていた部分が、実はイップスなのかもしれない。
なんも知らないので、誰か分かりやすく教えてけろ。。。