まずはおさらいから。
- その昔、プレイではマイチョークを使うのにブレイクキューにはハウスチョークを使う人を初めて見た時に「ブレイクにはそこまでのチョーク性能は必要ない。使っているマイチョークが高いからとケチってるんだろうな」と勝手な想像をした
- ケチっているわけではなく、一部の樹脂タップはチョークに汚れが付着してしまうため、マイチョークを汚さないためであると聞く
- 納得はしたが「しかし、そうなるとハウスチョークを汚してしまうことになる。ブレイク専用のマイチョークを持つべきでは？」と思った
- 私が想像した通りの「ケチってる」だけの人もいることを知る
- 自分もプレイとブレイクでチョークを使い分けるようになる。自分の場合の主な理由は「プレイではノリが良いマイチョークを使っている。それをブレイクで使うと手球への汚れや、キュー先を擦った時のラシャへのチョーク付着が酷すぎる」というもの。ブレイク用マイチョークは汚れなさ重視
今までに書いたのはこんな感じだったと思います。
先日もまた「プレイとブレイクでチョークを使い分けている人がいたけど、なぜ？」と疑問の声をあげている人を見かけました。
他の方々が返答してらしたので私はノーリアクションでしたが、その疑問の声を見て久しぶりにプレイとブレイクでチョークを使い分ける件について考えていたら、「そういや、グリップ力の高いチョークをブレイクでまともに使ってみたことがないな」と今更気づきました。
私が所持している中で最もグリップ力が高いのはカムイチョークです。ただやはり汚れやすいですし、正直あそこまでのグリップ力は必要ないと感じているので、今は持ち歩いていないです。家で眠っている。
普段使うことがある中で最もグリップ力があるのはスナイパーチョーク。グリップ力と汚れなさのバランスが良いので愛用しております。
ただ、それはあくまでもプレイでの話であって、ブレイク（ハードブレイク）をした時って手球へのチョークの付着や、粉の飛び散り方が半端ない。スナイパーですら「ちょっとこれは汚れすぎ」と感じたのです。
そのため、スナイパーをブレイクで使ったことは指折り数えられるほどしかないし、カムイとなると一度もございません。汚れ防止の観点からです。
けれどもですね。改めて考えたら、私がグリップ力を必要としているのはプレイの時よりもブレイクの時の方が多い気がする。
ブレイクって、「チョークを塗る必要もないんだよ」「チョークが必要とされるような撞点は撞かないんだから」みたいに言われることがありますよね。
近年は捻ったりすることもあるので「チョークを塗る必要もない」みたいな話を聞くことは減った気がしますが、それでもグリップ力の高さが必要になるほどのシビアな撞点を撞く必要はないはずです。
そうは言っても、それって「イメージ通りの撞点を正確に撞ける」が大前提なわけじゃないですか。
それを言ったらプレイだって一緒なんですよ。プレイだってイメージ通りの撞点をイメージ通りのキューの角度で正確に撞けるんだったら、マスターチョークで充分なはずです。けどもチョークにそこそこのグリップ力を求める人が多いのは、ミスした時に許容してもらうためですよね。
どちらかというと「このチョークなら、多少撞点を外してもミスキューしない」という安心感による精神安定効果の方が大きいと思いますが（笑）
「撞点をミスした時に許容してもらうため」が目的と考えたら、ブレイクだって一緒ですよね。
私はチョークステーを使うなどしてるのに、乗りの良いチョークでブレイクを撞いてみたことがない。
やはり汚れが理由なわけですけど、マイ手球を使い、マイ特大ザブトンを使ってる分には別に良いんじゃないか？という気がします。
そのうち試してみよう。
