鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

想定の範囲外

 

1本目

 

当時1度ネタにした話ですが、突如として思い出してしまったので再び。

 

7〜8年前くらいだったでしょうかね。一人練習をしていたら、隣の台で一人撞きしていた人から声をかけられて相撞きをすることになったのです。

 

なんせ隣の台でしたので声をかけられる前から存在は認知しており、「結構撞く人だな」と思っていました。ハウスキューだったので「出張で来てるのかな?」「時間潰しかな?」などと勝手に想像を。

 

相手の希望で10ボールで相撞きをスタートさせたんですが、まずラックの並べ方が適当。当時はランダムラック登場前で2番3番が固定だったのですが、2番3番が定位置にない。

 

「まぁいいや」とゲームを進めてみるとコールショットもしない。フロックを出しても撞き続ける。

 

10ボールというゲームの存在は理解しているが、10ボールのルールは把握していないようです。

 

その割には上手い。ブレイクもプレイも普通にA級です。ハウスキューだってのに。

 

これが外国人ってんならまだ分かるんですが、見た目も言葉も、普通に日本人です。

 

色々と面食らっている間に私は負けてしまいました。

 

「もう1回やりますか?」と聞いたら、満面の笑みで「大丈夫ですw」と言われ断られるなど。。。

 

終わりの時間が来たのかと思いきやそういうわけでもなく、また隣の台に戻って一人練習を始めるその人。




ちょっと意味が分かりません




別にマナーが悪かったとかでは無いんですけど、あまりに色んなことが想定外過ぎてモヤモヤしてしまった。

 

しばしば「ずっと遊びでビリヤードをやっていて、いざマイキューを買って本格的に始めた時にはA級だった」って人がいますけど、今回話に出した人もそんなタイプの人だったのかなぁ??



私は一人撞きをしていることが多いためか、声をかけられて見ず知らずの人と相撞きになることがよくあるんですけど、ほとんどがいい思い出なのです。「相撞き楽しかった!」と思えるような。

 

日頃散々に出会いの不運についてボヤいてますけど、「見ず知らずの方に声を掛けられての相撞き」に関しては人との出会いに恵まれていると思う。

 

恵まれているからこそ油断しているのかもしれない。今回話に出したような謎の人物に遭遇すると動揺してしまいますね。。。

 

 

2本目

 

剣客ものの漫画などで「型のある剣士の太刀筋は読みやすいが、我流の剣士は読めない」みたいなシーンをよく見かけます。

 

1本目の話なんかが良い例ですけど、ビリヤードをやってても読めない行動をしてくる人と撞くと、気持ちが落ち着きません。

 

  • 正道な上級者
  • 邪道な中級者

 

上手いのは前者なのだけれど、相手をしづらいのは後者だったりもするわけです。

 

あまりに想定外なショットばかりをするB級にSA様が喰われてしまった、なんて逸話もあるわけでして。

 

まぁ、ビリヤードの場合は邪道さでの揺さぶりなんて1発芸みたいなもんで、そのうち対応されちゃって、そう何度も通じはしないでしょうけどね。

 

剣を交えての命の取り合いとなれば、2度目なんてものがないわけですからねぇ。一発芸も絶大な効果がありますよね。

 

ビリヤードにしても「この試合は勝ちたい!」って思ってる時に、初対面の相手に1発芸をかまされるってことはあると思います。後日別の場でその人にリベンジをすることは出来ても、その日のその試合はその時限りなのに。換えがきかないのに。

 

1年に1回しかない試合とか、もっと頻度が低い試合だとか、なかなか出場するチャンスのない試合だとか。勝ち進むのが困難な試合で実力を発揮できて「こんだけ勝ち進めることは二度とないかもしれない」というくらい上まで行けた時とか。

 

そんな時に相手から一発芸をかまされたんじゃ、たまったもんじゃないですね:( ;´꒳`;)