1本目
禁酒や節酒についてのアドバイス本はたくさんあるけれど、本人に禁酒する気が無ければ意味がない、、、ってな話をちょっと前に書きました。
「禁酒をしたいのだけれど出来ない。どうすればできるかなぁ」と思っている人が読めば効果があるかもしれない。本人が読めば意味があるかもしれない。
しかし「あなたは酒を飲み過ぎて健康を害しているので、この本を読んで酒を控えてください」なんて他人が勧めても、本人に禁酒する気が無いんだったらそもそも読みませんからね。禁酒の方法より前に、「禁酒しようという気分にさせる方法」「禁酒のための本を読もうと思い立たせる方法」の方を探らにゃならん。
それと全く同じだなーと思ったのが、ビリヤードのレッスンについてでした。
近年の私は頻繁にプロのレッスンを受けろ受けろ言っております。すぐ近くに受けられる環境がある人はもちろん、遠地であっても時間を作ってでも1回は受けてみるべきだと。
でもこれも「禁酒しろ」と同じで、受ける気が無い人は受けない。
酒の場合は往々にして本人は禁酒する気が無く、そもそも健康を気遣う気も無くて「酒で死ねるなら本望だ」みたいな人ばっかりなわけですけど、ビリヤードの場合はそうじゃない。
「上手くなりたい」「けどレッスンは受けないよ」なわけであります。「健康になりたい」「けど酒を辞める気はない」って言ってるようなもん。。。
上手くなるためにはレッスンを受けなきゃいけない。しかしその前段階の「レッスンを受ける気持ちになる」の段階で躓いている人はどうしたらいいもんでしょうかね。。。
2本目
いつぞや自衛の精神だなんだというネタを書いたことがありました。
何を書いたか細かい内容は自分でも覚えていないんですけど、車と歩行者のたとえ話はしたような気がします。
車と接触してしまってもおかしくないような振る舞いをする歩行者っていますよね。ドライバーからするとヒヤッとするような動きをする歩行者。
そういう歩行者の中には「歩行者優先だ!」「ドライバーが気をつけるべき!!」とかなんとか声を大にして主張する人がいます。自分が悪いのにドライバーにガン飛ばすGGとかいますからね、、、
法律の上では確かに歩行者優先であり、仮に事故が起きたらドライバーの責任が大きくなる。
けど、それで自分が死んだらどうすんの?死なずとも再起不能な怪我を負ったらどうすんの??あの世で「ドライバーが悪い!!」「俺は悪くない!」って怒るの??
責任の所在がどこにあるかという話と、自分の身をどう守るかっていう話は別であります。
こんなこともありました。これはつい最近の話なんですけど、「コンピューターウィルスなんてのは、そんなのを作って流す奴が悪いんだから、俺は対策ソフトなんて入れんぞ!!!」とか言ってる人がいました。
こいつ、狂ってやがるぜ!!
さすがにこんな人はいないと思いたいですけど、「空き巣に入る方が悪いんだから、戸締りなんてしなくていい」なんて言ってたらアホじゃないですか。けど上記した話も程度の差こそあれ、ニュアンスとしては同じ話なわけですよ。
この世から空き巣がいなくなりますか?コンピューターウィルスなくなりますか?
なくなりません。
減らせるよう社会が働きかけるべきというのも真ですが、そんなんは自分1人の力でどうにか出来るもんじゃないし、何をどうしたって絶対に0にはならない。だから自分の身は自分で守らなくてはならない。「相手が悪いんだから、自分が労力を割く必要はない!!」なんてのは馬鹿でしかありません。
でも、この考え方が伝わらない人ってのは一定数いるんですよね。。。