鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

コツを掴む

 

今年の2月に書いていたネタであるという前提のもとでお読みくださいませ。明日「2月にあんなことを書いていたんだけど、、、」というネタで続きます。

 

ほとんどが自分語りの、2月時点での近況報告です(今となっては近況報告とは言わない)

 

1本目

  


昨年末あたりから入れが安定しております。まだ続いております。


それまでは確率1/10くらいでしか登場してくれなかった「入れの調子が良いぞ」という状態が、ここ数か月は1/2くらいで出て来てくれます。


なんせ、「上手くなった!!」と思ったら、その直後に調子が悪くなって、、、、ってのを過去に何度も経験しているもんだから、今の状態も「一時の調子の良さ?それとも本当に一歩前進した?」「さすがに数か月続いてんだから、一過性のものじゃなくて定着した??」「でも、前に3か月くらい続いた調子が一気にがた落ちしたことがあったしなぁ」とかなんとかモヤモヤと考えている今日この頃です(笑)


一過性の調子の良さにせよ一歩前進できたにせよ、なんにせよこのネタを書いている時点では入れが良い感じです。


そんな今の状態をセルフ考察するネタであります。

 


セルフ考察その1「集中力」


最近は1/2で入れの調子が良いと書きましたが、もし常に100%集中出来ていたら4/5くらいに出来るんじゃないかという気がしています。


集中出来ている時という限定であれば、5日に4日は「球が良く入る!」という状態に出来る。しかし、集中出来ていない日も多いから1/2にしてしまうっていう。


入れが安定している今だからなおさら「集中って大事だよなー」と思わされています。

 

 

セルフ考察その2「ヘッドアップ」


自分のヘッドアップ癖について度々ネタにしてきました。その中で「私のヘッドアップのほとんどは、精神的なものではなくフォームの欠点によるものである」と言っておりました。


ヘッドアップというと「チビってしまっているからヘッドアップをするのだ」と決めつけてくる人がたまにいるのですが、一人練習ですらヘッドアップしまくるのだから、精神的な問題ではなくフォームやストロークのイメージの問題でありましょう。


入れが安定しているここ最近は、だいぶヘッドアップが収まっています。当社比、従来の半分くらいになっています。


最近入れが安定しているのは昨年末にちょっとしたコツを意識し始めたからだと思うんですが、そのコツってのは別にヘッドアップを意識したものではありません。


ヘッドアップのことは考えてなかったのだけれど、そのコツを意識したら結果的にヘッドアップがおさまった。こういう事って、あるあるじゃないですか?


Nという欠点を直したい時に、「Nを直したい」とばかり考えていた時には全く直らなかったのに、一旦Nのことは忘れて別のSという欠点の改善を意識し始めたらNが直った。


そんな経験、皆様もありません?全く別のことを意識してたら直ったっていうこと。


運不運が出るとも言えるし、1つのことに執着してないで色んな所に目を向けた方が良いとも言えますなぁ。


ちなみに、フォームの欠点によるヘッドアップがだいぶ収まったら収まったで、メンタル的なヘッドアップが目立つようになってきてしまいましたww


そこら辺は今後の修正課題ですな。

 

 

セルフ考察その3「元に戻すだけ」


ここ数か月入れが安定している私でありますが、フォームは従来通り全く安定感がありません。違和感覚えまくりなことが多いです。しかしフォームが崩れていても球は入る。


「毎回フォームが安定しているから、入れも安定している」のではなく「フォームが安定しておらず、毎回微妙に違うフォームになってしまっているのに入れは安定している」なのです。

 

その理由は恐らく今意識しているコツが「元に戻すだけ」を非常にやりやすくしているからだと思います。


元に戻すだけとは何ぞやといえば、何度かネタにしております通り「プラクティスストロークでキュー先を手球に最も近づけた時の形に戻すことが出来れば、とりあえず球は入る」という理論であります。

 

 

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写真のこの状態。プラクティスストロークでキュー先を最も手球に近づけた時(以下「レディーポジション」と表記します)は、基本的に「インパクト時にこうありたい」という形に構えますよね。


(例外もありますが、例外はとりあえず置いといて)


肩であったり肘であったりキューの握り方であったりを「インパクト時にこうあるべき」という形にする。何度かプラクティスストロークをする中で、その形を頭に刻み込む。


テイクバックをしてキューを振り出して、インパクトの時にいかに正確に「その形」に戻せるかってのが、ストロークの基本であると私は考えております。


フォームが崩れて違和感がある時であっても、「キューを真っすぐに厚みに向けて、撞きたい撞点にキュー先を向けた状態で静止する」というだけなら出来ることが多くないですか??

 

「キューの向きと目線の向きが一致しない」とか「真っすぐにテイクバックできない」という状態になっても、「とりあえずキューを厚みに向けて真っすぐに構えて止まる」だけなら出来ませんか?


止まっている時ならキューをちゃんとした向きに出来る。けど、ストローク動作を始めてしまうと違和感を覚える。


静の時なら何とか対応出来るけど、動になっちゃうと違和感が思いっきり出てきてしまってブレてしまうってのが、フォームに違和感を覚える時にありがちなことじゃないでしょうか。


私が最近意識しているコツは、静の段階で正しく構えられれば、動の際の違和感は無視して「元に戻す」が出来てしまうので、フォームが崩れていても入れられるのかなーと思っています。


とはいえフォームに違和感が無い方が良いのは言うまでもないのですけどね。


「フォームに違和感があっても、結果への悪影響は最小限に抑えられているぞ」っていう話でした。

 

 

セルフ考察その4「撞点が正確に」


入れはアップしたのだけれど、出しが今まで以上にドソッポに!!


というのが悩みだったわけですが、ちょっとずつ改善の兆しが見えてきました。


なぜ以前よりも出しがドソッポになったかを考えますと、コツを意識し始めたことでストロークが変化し、そのために今までと同じイメージでは同じキュースピードが出せなくなったというのが1つにあります。同じように振ってるつもりなのに、以前よりも若干速めのキュースピードになってしまう。


そこんとこの感覚調整を行っております。


もう1つが撞点。これもまたストロークが変化したことで従来とは撞点が異なるようになってしまいました。

 

けど、従来よりも撞点が正確になったんですよね。。。


従来は狙い点と撞点がズレるのは当たり前で、それを見越して球を撞いていたのですが、今は狙った通りの所をそのまんま撞けるように。


そのせいで手球が合わなくなるってんだから、とんだ笑い話ですよ。


前にも書いたことがあったと思いますが、私は狙い点と撞点のズレを見越すことが体に染みついてしまっているので、本当は左上なのに「左下を撞いてます」と言ってしまったりするのです。


実際に撞くのは左上。しかし左を撞く時はキュー出しが上ずる癖があるので左下を狙ってプラクティスストロークをする。それが癖になりすぎていて、左下を撞いている気になっているっていう。


私が覚えているのはあくまでも狙い点であり、実際にどこを撞いているのかを普段意識していない球が多いし、そもそもどこを撞いてんのか分からない球すらある。


狙い点を記憶していて、撞点を記憶していないわけでありまする。


そのせいで、狙った所をそのまんま撞けるようなストロークになったら、従来のようなキュー出しのブレが出ないもんだから手球が合わないっていう、、、


この辺の感覚調整も進めておりまして、だいぶマシになってきた気がする。


その感覚調整練習をしている中で面白かったのは、私は出しを考える際に体(経験)が先行する場合と頭(知識)が先行する場合があると気づいたことです。


体が先行する場合というのは上記したような「狙い点と撞点がズレることを前提とし、それを見越した狙い点に構える」なんていう時がそうです。「過去にこう撞いたらこういう結果になったから、その時と同じ撞き方を今回もする」という出しの考え方です。


頭が先行する場合というのは「この出しを成功させるためには、こういう回転をかけなくてはいけないので、その回転をかけるためにはこの撞点をこれくらいのスピードで撞く必要がある」と考える場合です。


体が先行する出しの場合は、従来とはキュー出しが変わったために感覚が合わなくなって苦労しておりますが、頭が先行する出しの場合は考えた通りの所を撞けるようになったから成功率が格段にアップしていて楽しいです。


「この球は真ん中を撞かなくてはいけない」という時に、今は真ん中を狙えば真ん中を撞ける。すっごく楽。


「撞点の正確さって大事だし、出来ると楽しいなぁ」と、あまりにも当たり前で今更なことを思っている球歴16年目の鈴木でございました、、、、

 

 

3本目

 

今後も今の感じが続いてくれるならば、という前提ありきでの話ですが、スロースタートなのもフォームの問題なのかなーと今は思っています。

 

その日その日の球撞き開始直後は全然球が入らないというのが普段の私。一人練習でミスを気にせずにバシバシとキューを出して調整をしているうちにやっと入ってくるようになる。

 

1人練習であれば30分くらいでなんとか調整が出来たけれど、相撞きとなれば撞ける球数は少ないし当然ミスも出来ないしで、調整が遅れてしまう。試合となればなおさらで、調整が終わる前に敗退してしまうことも多々。

 

スロースターターなのが悩みの1つであり、どうすれば改善できるのかを考えていました。

 

改善方法としてよく話に出るのが「場数」というやつ。何の答えにもなっていませんが、とはいえ場数としか言いようがないのかなぁとも思っていました。

 

ところがここ最近は、スタートから良い感じです。元々がスタート時は50%くらいだったのが、今は85%くらいからスタートを切れている。スロースターターだとは思わずに済んでいます。

 

スロースターターっぷりが改善された理由は、何度も書いている「ちょっとしたコツ」を発見できたためにフォームやストロークが改善したからであり、「場数」なんてのは全く関係が無い。

 

場数を踏んだからコツを発見できたと言えなくもないですが、とはいえ「閃き」の問題なので、ただただ場数を踏んでいるだけでは永遠に発見できないとも言える。逆に、場数を踏んでいなくても閃きさえあれば改善できるとも言える。

 

そしてまた、スロースターターであることについて「スロースターターな人と、そうではない人がいる」と「タイプが違うのだ」という見方をしている人がいますよね。私もそういう気持ちが少しありました。

 

けど、今の私の感覚からいえば「タイプが違う」んじゃなくて、単純な下位互換・上位互換です。

 

恐らくは上級者レベルの中でもスロースターターとそうじゃない人がいて、そのレベルの中での比較は「タイプが違う」ということになるんだと思います。

 

けど、私程度のレベルでのスロースターターってのは、単純に下手ってだけだなぁと最近は思ってます。

 

さーて。今の状態をいつまで維持できるかなぁ。したいなぁ。

 

 

 

 

以上のようなことを2月に書いていたのですが、、、(つづく)