1本目
我が出身サークルの先輩であるWプロ。
今でも記憶に残っているのが、私が大学2年生(Wプロは3年生。当時はアマ)の時の新歓にて、全くのビリヤード初体験の新入生相手に3連マスをカマすという。
「そんなことして、新入生が『面白くない』『つまらない』って思っちゃったらどうすんのーーー!!」とハラハラしながら見ていたもんですが、その新入生は入部してくれたので「憧れを持つ」という方に針が振ってくれたようです(2年くらいで辞めちゃったけど、、、)
さて。先日のサークル大会にも出場していたWプロ。私が見ていた時には新入生相手に比較的甘い球を撞いているように見えたので「お。大人になったな」「接待という技を覚えたのかな」と思っていたんですけどね。
私が見ていた時はたまたまだったらしく、飲み会の席にて判明したことに、現役生相手にしっかり4連マスを出していたらしい。
昔から変わらぬクオリティじゃなっ!!ww
そういう手を抜かない、手を抜けないところがらしさですな。
2本目
球歴も16年を数えまして、だいぶ長くなってきました。
長くやっておりますと、私の歴が浅かった頃に「仕事の都合」「結婚した」「子供が生まれた」などなどの理由で一旦ビリヤードから退いていた人のリスタートに出くわすことがしばしばあります。
「長くやっていると、色んな再会がある」「長くやってれば、どこかでまた会える」みたいに言われることは多く、趣味の良いところだなーって思います。
が。ビリヤードの欠点を思い知らされることもあります。
昨年、高校の部活(体育会系)繋がりの人達と集まりました。今となっては、誰もその競技に携わっていないので、昔話に華が咲くだけです。誰もが気兼ねなく参加出来ます。
学生の頃にバンド繋がりで出会った人たちとは度々会います。今現在プロでやっている人、アマチュアではあるけれどやり込んでいる人、嗜み程度にはやっている人、完全に離れてしまった人などなど人それぞれですが、基本的に飲み会しかやらないので昔話も近況報告も気兼ねなく話すことが出来ます。
が、ビリヤードとなると「球を撞こう」ってことになりますよね。となると「今は全然やっていないから恥ずかしい」という人達が出てくる。
先日、私の出身である学生ビリヤードサークルの大会がありました。現役もOBも参加するイベントです。
私も諸先輩方に声掛けをしたのですが「今はもう全然球を撞いていないから」と言って断られるケースが多々、、、
また、ビリヤード大会&飲み会をやったのですが、2年連続で飲み会だけに参加するというY氏に対して後輩某I氏が「Yさん、ビリヤード嫌いになっちゃったんでしょうか?」なんて言っておりましてね。いやいや、嫌いになったわけじゃないでしょうっていう。。。
ビリヤードが嫌いになったのなら、飲み会にも来ないはず。ビリヤードサークルの集まりになんて来たくないでしょう。
Y氏が飲み会にだけ参加し大会には参加しない理由もやはり「今は全然球を撞いていないから」だと思います。
読者の皆様にとっての「全然球を撞いていない」は「とはいえ月1は撞いている」とか、人によっては「今週は3回しか撞けなかった」くらいで「全然撞いていない」とか言い出す人もいるはずww
Y氏や諸先輩方の「全然撞いていない」は「卒業以来1度も撞いていない」とか「年に1回やるかやらないか」というレベルの、本当の意味での「全然撞いていない」です。
想像してみてください。皆さんはそんな状態でビリヤードの大会に出ようと思います??
大会には見知った顔だけではなく、初対面の人も多い。現役で球を撞いている見ず知らずの後輩もいる。そんな大会に「先輩」として顔を出さなきゃいけない。
全く球を撞いていない人にとってはキツいだろうってのは容易に想像できるのであります。
そうI氏に告げたところ、「(Yさんは全然撞いてないと言っても)撞いてても未だB級な私みたいなのもいるんですから」と、またしても頓珍漢な事を言い出すI氏。
I氏はコンスタントに撞いていても未だB級とも言えますが、コンスタントに撞いているからB級程度の腕前は維持できているとも言えます。大きく伸びてはいないかもしれないが、地道な成長はしているし、少なくとも落ちてはいない。かつ、現状の自分の腕前を把握出来ている。
他方でY氏を始めとした全然撞いていない面々は、全く撞いていないだけに今どんな球を撞けるのかが予想すら出来ない。下手になっているのは明らか。昔出来たことが出来ないのは目に見えているし、どれくらい駄目になっているのかが未知。とてもじゃないが、いきなり大会に出る気は起きないし、大会に向けて練習するような時間がなけりゃモチベーションも無いのでしょう。
I氏はこんなことも言いました。「IWさんみたいな、全然撞いてなくても出てくれる人もいますし!」
これは本当にそうで、IW氏も全く球を撞いていないのですが、球撞きの集まりには高頻度で顔を出してくれます。しかも元Bクラスなのに「全然撞いてないのでCクラスで!!」と堂々と言いながら出てくるww
私はI氏にこう言いました。「彼の場合はメンタル強者だから」とw
ほんとにね。メンタル強めな人は何も気にせず参加してくれるんでしょうけど、多くの並メンタル人間達となると、今なお現役で球を撞いている人と離れてしまった人とで、段々と距離が出来てきてしまうなーと思い悲しい。
大会なんぞやらないで、飲み会だけの方が良かったりすんのかなー?
3本目
2本目からの連想で。
ビリヤードに限った話ではないですが、ビリヤードも間が空くとやっぱり感覚が鈍るじゃないですか。厄介ですよね。
2本目で書いたような長らくビリヤードから離れていた人だって、以前と同じ程度には撞けるんだったら堂々と参加してきてくれると思うんです。でもそうはいかない。勘は鈍っている。
ある程度上手くなって成長曲線が緩やかになってくると上達をするのが中々に難しくなってきますが、上達以前に現状維持すら大変になってくる。
少々前に「モチベーションが保てなくなった時に、綺麗さっぱりビリヤードを辞めてしまう人達」についてネタにしましたけど、原因の1つに現状維持の難しさがあるんじゃないかなと思うんです。
モチベーションが下がって頻繁に撞く気は起きない。それでも現状維持が出来るってんなら気持ちが乗った時に撞こうとも思えるんじゃないでしょうか。
けど、撞く頻度が下がると現状維持すら出来なくなって下手になる。昔出来ていたことが出来なくなり、昔勝てていた人にも勝てなくなる。それが嫌で綺麗さっぱりやめてしまうっていう人はいるんじゃないかな。
今現在継続的に球を撞いている人の中にも「上達意欲はそこまで強くないけど、下手にはなりたくないから撞いている」「撞かないと下手になるという強迫観念から撞いている」って人も結構多いんじゃないですか?
そこでちょぃとこんなアンケートを取ってみます。
もし全く球を撞かなくても下手にはならず現状維持は出来るとしたら、球撞き頻度は今よりも減る?
自分でも「これを聞いてどうすんだ?」って思ってますが、一時の好奇心によりアンケートを取ってみますw 皆々様の考えに最も近い選択肢から1つお選びくださいませ。