鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

OBクラシックプロシャフトの話　その１

1本目


出来事その１。7年前。


有田Pに借りて試し撞きをさせてもらい「打感が好き！」という一撞き惚れをしてOBクラシックプロシャフトを買う。

 

 

出来事その２。昨年。


なすみそさんのブログ記事に触発され、ノギスでシャフトの径を測ってみたところ約6年かけて1mmほど細くなっていることが発覚。


「OBクラシックプロは本当に気に入っているのだが、廃盤になっていて新規購入が出来ない。長持ちさせねば」と思い、スポンジがけやヤスリがけを避けるように。

 

 

出来事その３。今年始め頃。


「やはりスポンジやヤスリをかけた方が使い勝手がいい」「我慢してまで長持ちさせるもんじゃない」と思い始める。


細くなり過ぎて使い物にならなくなった時のために、新しいシャフトの購入を考え始める。この時点では全く別の製品を買うつもりであり、「OBクラシックプロシャフトと同じような細さのハイテクシャフトは無いか」とツイッターで尋ねてみたりもした。

 


出来事その４。数か月前


Yさんから「このシャフト（OBクラシックプロシャフト）は良い木を使っている」「今は同じ製品を作れないんじゃないか」と言われ「OBクラシックプロシャフトをもう1本ほしい！」と思うように。


「10山のOBクラシックプロシャフトがどこかに無いだろうか」と方々に尋ね始める。

 

 

以上がこれまでの出来事のおさらい。

 

 

 

2本目


探していたOBクラシックプロシャフトが先日ヤフオクに出品されておりまして、出品されたその日に多くの方から連絡をいただきました。知り合いの方々や、なんとその連絡のために初めて私にコンタクトを取ってきてくださった方までいらっしゃった。


感謝感激ですね。みなさま、ご協力ありがとうございました。

 

即日落札いたしまして、出品していた方の対応も素晴らしく早く、あっという間に届いた。みんなマメだなぁ。


届いたその日は球撞きに行けなかったので眺めるだけ。眺めるだけでも「確かに太いな」と感じました。


「長く使う間に細くなっているらしい」と気づいたことが2本目を買おうと思ったキッカケの1つだったわけですが、どうやら本当に細くなっていたようです。


今回手に入れたシャフトも中古ですので、前のユーザーさんがどれくらい使い込んでたのかは分かりませんが、新品に比べたら多少は細くなっているんだと思います。でも私が所持していた物に比べたら太い。


新シャフトと旧シャフト（どちらも同じ製品ですけども）の差は


・新シャフトの方が若干太い

・タップが違う

・標準装備の座が無い


だと開封した直後は思いました。


タップが違うってのは、前のユーザーさんがつけたものがそのまんまついてますので当たり前ですね。ヤフオク上での商品説明では「モーリのMかカムイのM」という雑な感じの説明がｗ


本人も何をつけたか忘れたのか、それとも仲介して出品した物であり、所有者は別の人なのかな？


ま、なんにせよ「合わなかったら変えよう」と思ってたんですが、何の問題もなく使えました。というか、むしろ「このタップ良いな」と思ったくらい(笑)


いや、ほんとにそのタップが良くてですね。「次回もこのタップを使いたいな」と思うくらいで。


「モーリかカムイ」ということだったのですが、カムイっぽい感じがしました。しかし私は過去に何度かカムイを使ったことがあれど、あまり好みではなかったんです。なのに今回のは好み。


見た目はカムイっぽい。けど、使用感が記憶にあるカムイとは違う。なので、カムイであるという確証が持てず。


そうして、このようにツイートして尋ねてみたのです。

 

 

 

 

 

左のが問題のシャフト及びタップです（右のは7年間使い続けている方）


分かる方は瞬時に「カムイじゃん！」って思うんでしょうねw　カムイクリアのオリジナルだという結論になりました。


あのですね。言い訳させてください。ツイッターの方でも言ったんですけど、私はカムイクリアは使ったことがなくて、勝手なイメージでカムイクリアはクリア座の上に直にタップが来るもんだと思ってたんですよ。黒い座が間に入っているとは思わなかった。


それと恐らく、ヤフオクの商品説明で「カムイかモーリ」と書かれていたことで、知らず知らずのうちに脳内からカムイクリアの可能性を除外していたんだと思います。


クリア座が入っていることはさすがに見てすぐに気づきましたが、身近にクリア座を残したまんま全然違うタップを付けている人がチラホラいるので、このシャフトも前の使用者がクリア座を残したまんまにしたんだろうと思い込んでしまったのですよ。


ところが、クリア座の上に黒い座が入るタップこそ、まさにカムイクリアなんですね。初めて知りましたｗ


ってことで、カムイクリアのオリジナルのMであるという結論に至りました。そして、このタップが私の好みに合うと。


クリアのオリジナルと、クリアではない通常のオリジナル。だいぶ違います？


そりゃメーカーさんが別製品として出してるんだから違うんでしょうけど、私は「大して違わんだろう」「キラキラ輝いていて綺麗っていうくらいの色物タップに違いない」とか失礼なことを思っていて、一度も試したことがありませんでした。今回ひょんなことから初めて使うことになり、自分に合うことが判明。これからは硬度違いやクリアのブラックの方も試してみよっと。


タップ自体が好みってのもあるんですけど、タップの厚みと言いRと言い、やたらと私の好みに合ってるんですよね。購入後になんも手を加えて無いんですけど、そのまんま使える。


前のユーザーさん、さては私と好みが近いな！？ｗ

 


さてさて。タップはカムイクリアであることが分かりまして、続きましての新旧OBクラシックプロシャフトの差が「座が無い」ということです。

 

 

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右の旧シャフト。よーーーーく見ていただけるとこの写真でも分かると思うんですけど、黒い座が入っております。


これはシャフトに標準装備されているカーボン座であり、取り外してはいけないってことになっています。けれども新シャフトの方では外されているもよう。


それは落札前に説明写真を見て気づいていたのですが「まぁ私はそんな細かい差が分かる男ではない」「むしろ、何か差が出るのかどうか楽しみだ」と思っておりました。


そして案の定、実際に撞いてみて「なんも分からん」と思っていた私ｗｗ　雑ですね。


標準装備の座ってのは、外しちゃうとメーカーの保証対象外になるだとか、先角への悪影響がなんたらかんたらって言われますけど、私はそんなことは全然気にしないのでどうでも良いや。

 

続きまして、肝心の太さについて。


「旧シャフトは細くなっている分、パワーダウンしているんじゃないだろうか」「新シャフトだとパワーがあるんじゃないか」「新シャフトなら引けるかも？」という予想をしておりました。


新シャフトの初お披露目日。まずは新シャフトで撞いてみて「引けるー！」って思ったんですが、旧シャフトで撞いてみても同じように引けたのでただの勘違いだったようです。


初めて新シャフトを使ったのがグランサイバーカフェに行った日だったのですが

 

 

 


この引き球動画も旧シャフトで撞いてますからねｗ


ロングドロー動画を撮るにあたって新の方が引けるとも旧の方が引けるとも、旧シャフトの方が慣れているとも何も思わず、単に動画を撮ろうと思った時につけてた方のシャフトで撞きました。


もうね。どっちも同じですよ。差なんて無い！


無いのか私が感じられないだけなのかは分かりませんが、どっちも同じ！

 

ブラッドさんから新シャフトを使ってみてのインプレッションを頼まれておりましたが、道具に鈍感な私に聞いたのが間違いでしたねっ！！ｗ　いや、ほんと全く差が分からん。。。

 


新シャフトにしたら若干キレが良くなるんじゃないかという期待は裏切られましたが、一切全くの差を感じずに使えるってのは予備シャフトとして最高ですね。いつでも切り替えられる。


ま、まだ3日しか使っていないので、今後感想が変わるかもしれません。その時はその時でまたネタにします。