鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

挨拶

2本立て

 

1本目

 

学生の頃は自転車に乗ってそこら中の球屋に足を運んでいたのですが、ある時に某M大の近くに自転車を停めて球を撞いて帰ってきましたところ、自転車のライトが取り外されてサドルの上でピカピカ光っているというイタズラにあいました。イタズラではあるけれど、これといった損失はありませんでした(電池が消耗したっていうくらい)


また別の日。今度は某W大の近くに自転車を停めて球を撞き帰ってきましたら、今度はライトが取り外されて粉々に踏み砕かれていました。「民度の違いよ。。。」とか思っていたもんです。


以降は反省し、取り外せる部品は取り外しておくことにしました。


私はまだマシな方なようで、タイヤをパンクさせられたとか、サドルを盗まれていたとか、全体を盗まれていたとか、色々あるみたいですね。。。

 


今の私が良く足を運ぶ球屋は近隣に大学が多く、昼から夕方にかけては学生の一般客も多く来店します。


そうして思うのは、「その球屋の近隣大学の学生さんたちは民度が高い」ということ、及び「昔に比べてなおさらしっかりした子が増えてきた」ってことです。


他の店にも目を向けてみると、球屋によっては猿の惑星みたいな状態の店もあります。若者たちがとにかく騒がしいっていう。しかし、上記した球屋に来店する若者たちはもちろん全員が全員ではないですが、マナーの良い子達が多い。地域差ですね。


また、同じ地域の今と昔を比べても、今の子の方が「すみません」「ありがとうございました」をしっかり言える子が多い気がする。ほんと、この点に関してはオッサン達の方がよっぽどマナーが悪いですからねぇ。


一般学生客の団体が球撞きを終えて店を出ていく際に、全員が店員さんに「ありがとうございました」と礼を言っていく風景は、見ていて清々しいです。

 

たぶん「一般学生客なんて騒がしいだけで邪魔!」っていうイメージがある人も少なからずいると思うんですけど、それは活動域がそういう地域であるってことでもありますね。

 

 

2本目


この話は前にもしたことがあったと思いますが、「挨拶をするのが面倒くさい」という理由でホームを移した人(以下Tさん)がいました。


Tさんの元々のホームは常連同士の繋がりが濃い個人経営の小規模店。その店でTさんをの顔をしばらく見ていないなと思ったら別の店で見かけるようになりました。そっちの店は資本系の大規模店。人同士の繋がりは薄いです。


Tさんにホームを移した理由を聞いてみたところ「店に入る時も出る時も一々全員に挨拶をしなきゃいけないだとか、静かに練習をしたいのに話しかけられるだとか、そういうのが面倒くさくなった」とのこと。


Tさんは私より20歳ほど年上で「立派な社会人」といった感じの方だったので「こんな人でも、そういうところにわずらわしさを感じるんだな」と驚いたもんですが、共感はしました。


ビリヤードって「ビリヤードを通じての人とのつながりを楽しみたい」と「ビリヤードという競技そのものを楽しみたい」っていう2つの大きな楽しみ方があって、人それぞれその2つのバランスの取り方に差があると思います。


Tさんは「ビリヤードという競技そのものを楽しみたい」という思いの強い方で、人とのつながりは最小限で良いと考えていたっぽいから、そういう人にとって人間関係の密な小規模店は合わなかったんでしょうね。特にその店はレジャー志向のプレイヤーが多い店だから、なおさらだったんでしょう。

 


最近の私は時間が無くて球屋を使い分けるってことが中々出来てませんけども、かつては色んな球屋を使い分けていました。その理由として、人間関係の濃さってのもありました。


ガッツリ一人練習がしたいなら人間関係の希薄な店の方が良いし。相撞きしたいとか教わりたいとか観察したいとかお喋りがしたいとか、そういう時は当然関係が密な店の方が良いわけですし。

 


「今まで行った店の中で一番満足度が高かったのはどこか」という質問を度々受け、返答に詰まるってな話は何度かしていると思います。


なんせどの店も一長一短。その時々の自分の欲求次第で「今日はこの店がベスト」っていうのはありますけど、総合的に判断しての満足度となると、どことも言えん、、、


「清掃が行き届いておらず汚い」だとか「接客態度が悪い」なんてのは明らかな欠点であり改善すべきところですよね。そういう欠点がある店はマイナス評価になる。


けども、人間関係の薄さ濃さなんてのは、客側の趣向や気分次第で短所にも長所にもなるだけに、その店を評価するにあたってプラスにもマイナスにもしようがないですよねぇ。


「儲かる店づくりをする」という経営上の観点では、やはり人間関係が密な店を目指した方が良いと思いますけどね。


世の中の店が100%そうなってしまうとコソ練がしづらくなるので、やっぱり薄い店も残っていてほしいのです(笑)