4本立てなり
1本目
全国的にどうなのかは分かりませんが、普段私が足を運ぶ店のボールはスーパーアラミスプロが最も多く、次いでデュラミス。たまにブランズウィックセンテニアルがあって、アラミスの安いやつもたまにあって、サイクロップはもはやほとんど見かけないっていう状態です。
サンビリは、何を思って奮発したのか、全台デュラミスになりましたけど。。w
サイクロップやデュラミスは比較的最近のボールなので最初から名前を知っていましたが、センテニアルやらスーパーアラミスプロやらは私が球を始めた頃からありましたので、名称なんぞ知りませんでした。ブログを書くために調べて知ったんだったと思います。
さて。私が球歴の初期に最も使用頻度が高かったのはセンテニアルでした。ホームのボールがセンテニアルでしたので。
以前、こんな写真を出してネタにしたことがありました。左がセンテニアル。右がスーパーアラミスプロ。センテニアルは白い部分に数字が書いてあって、スーパーアラミスプロは着色部分に数字が書いてあるという差が。
私が球を始めた頃に既にあったのか後に出てきたのか全然覚えてないですけど、ピンクの4番ボールに代表されるようなアラミスのTV用配色のボールが段々と主流になってきまして。
気づけば、センテニアルは生産終了になったんですよね?
んで「センテニアルが生産終了になったのって、いつだっけ?」と気になりました。
理由の1つが、生産終了になっているってことは、今もセンテニアルを使っている店はそれ以前から使い続けているってことなわけで、何年くらい買い替えてないのかな?と気になったこと。
もう1つがですね。若者2人がセンテニアルの配色に慣れていないっぽかったからです。
先日、5歳下と9歳下(私に比べたら若者だけど、もはや若者とは言えないかw)と一緒に渋谷CUEで行われた公式戦の動画を見てたんです。
渋谷CUEは今もセンテニアルを使っています。その試合に実際に出ていた5歳下のGB先生は、試合中に配色を見間違えて、危うく別のボールを入れに行きそうになったらしい(別のボールに出しに行ってしまってから間違いに気づき、たまたま正しいボールに対しても良い出しになってたから「ラッキー!」と思ったそうなw)
GB先生は試合会場で実際に配色のせいでボールを見誤り、動画を見ている時も、GB先生ももう1人の9歳下の子も何回も番号を見間違えるんですよ。
1回なんて、私が「それ3番」って言ってんのに「5番でしょう!」「色盲ですか!?」とか言われたくらいだったんですけど、3番だったんですよ。私は正しくて、2人が間違ってんの。
いや、ほんと、2人が何回も見間違えてる中、私は1回も見間違えてないから、むしろ2人の方が色弱なんじゃないかと思ってたんですけど。。。
恐らく、目がどうこうじゃなくて、センテニアルの配色に慣れてないってだけなんでしょう。
2人とも恐らく私と同じく大学デビュー派でしょうから、歳の差だけビリヤード歴も短いんだと思います。5年と9年。
9年短いとなるとセンテニアルで撞いた経験が無い(少ない)としてもおかしくないかもしれませんが、5年くらいならセンテニアル普通になかったっけ?
あー、でも、私の歴が5年の頃にはもうセンテニアルはあんまり見かけなくなっていた気はするなぁ。
サイクロップが出始めた頃、多くの人が「配色が分かりづらい」「番号間違いしそう」と言っていて、実際に間違える人も少なくなかったんですけど、同じことをセンテニアルでやる人もいるんだなーとジェネレーションギャップを感じました。
私はセンテニアルだろうがスーパーアラミスプロだろうがサイクロップだろうが、1度も番号間違いをしたことはありませんよ!だから調子に乗って言います。注意力の問題だ!!(笑)
2本目
と、調子に乗ったことを言ってしまったので、自虐もしておきます。
私、日頃から散々に「ボーっとしてんじゃねーー!!」的な発言をしているわけですが、困ったことに、私自身、年々ボーっとしてしまうことが増えてきてしまいました。
最近特に困っているのが、ラックシートを取るか取らないかっていうやつ。
私はブレイクした人が取ろうが相手選手が取ろうがどっちでも良いです。どっちでもいいから、相手に合わせることにしています。
相手が、私がブレイクをした時にシートを取ってくれたら、私も相手がブレイクした時に取る。私がブレイクした時に取らなかったら、私も取らない。取ったり取らなかったりな人だったら、私は取るかなw
まぁともかく相手に合わせることにしているんです。持論としては。
ところが私、最近どうもボーーーっとしてることが多くて、私がブレイクをした時に相手がシートを取ってくれても、相手がブレイクした時に私はボーーーーっとしてて立ち上がらないんですよ。
結果的に、私がブレイクしようが相手がブレイクしようが、常に相手選手がシートを取っているっていう。
申し訳ないし、私はただのマナーの悪いやつみたいになってる。
やべーー!って思ってる。いや、ほんと、なんかずっとボーっとしてるんですよね。。。
しかしながら前にも言いましたけど、皮肉なことにちょっとボーーっとしてるくらいが、球への集中力は高いんですよね。
ボーーっとしてるくらいの方が良い球が撞ける。しかし相手や周りへの気配りには欠ける。
気遣いは足りないが球は入るってのと、気遣いは出来るが集中出来てないってのと、どっちがマシなんじゃーーーー!!??
3本目
私は初級者の頃から一貫して、固定配置の練習というものをほとんどやってきませんでした。
ブレイク練習の話は置いておくとして、プレイの練習をするとなったら十中八九で9ボールなり10ボールなりを1人で転がしています。今も昔も変わりません。
たまーーーーにセンターショット練習もしますし、たまーーーーーーに気になる配置を繰り返し撞くこともありますが、基本的には9や10を転がしているだけ。
そういう練習の長所短所、固定配置ばかり練習することの長所短所、思いつくものは色々あるのですが、その話も今回は置いておくとしてだ。
ただ9や10を転がすだけと言っても、一応は課題を持って撞いています。調子が悪い時は復調のために撞き方に関する課題をもって撞いているのですが、アベレージ以上には撞けていてステップアップを目指している時。組み立てに関して条件をつけて9や10を転がしていることがあります。
良くあるのが「一切捻りを使わない」とか逆の「全てを捻り多めで取る」とかなんですけど、他にも
・サイドポケットしか使わない
・コーナーポケットしか使わない
・引き球禁止
・押し球禁止
・出来る限りクッションを使わない。最高でも1クッションで組み立てる。
・必ず2クッション以上させる
・左手オンリー
・メカニカルブリッジオンリー
・バンクショットだけ
・キックショットだけ
Etc...
と、縛りをつけて組み立てていくわけです。
そうしますと、9ボールや10ボールを転がしているだけでも自ずと練習課題が見えてきますので、結構いい練習になると思う。
4本目
固定配置だとかセット球だとか、呼び方は色々あると思いますが、同じ配置を何度も何度も再現して撞く練習。
特定のショットを上達させるには良いですが、特定のショットしか上手くならないとも言えます。
下級者の練習風景を見た時や、SNSで「こんな練習をしました(しています)」みたいな投稿を見た時に、しばしば「その練習必要?」って思ってしまうことがあります。
というのも、その人のレベルからすると難易度が高すぎるショットだからです。
こんなツイートをしました。
1ラックに1回は撞く成功率6割のショットと、5ラックに1回くらい撞く成功率6割のショットがあったら前者を優先的に練習すべきってのは分かりやすいけど。
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2018年12月16日
1ラックに1回の7割と5ラックに1回の4割とかいう比較だと優先順位が分からなくなってくる。
下手に数値なんか出したからかえって分かりづらかったかもしれませんね。
何が言いたいかといえばですね。「練習の優先順位を、ちゃんと考えた方が良いんじゃないかい?」「って他人に対しては思うけど、自分だって正確には判断出来てないよなぁ」ってことです。
まずですね。「捨てても良いショット」というのはあると思うんです。
極端な話、何か月かに1回かしか撞く機会がないようなショットの練習をする必要性を感じますか?無いですよね。
もしそんなショットをするしかない場面に出会ってしまったら、一か八かで撞いてみてダメだったら諦めれば良いと思うんです。そんなショットの成功率が勝ち負けに関わってくるのなんて、トップ中のトッププロ達なんじゃないでしょうか。
もしそんなショットを「あれをミスしたのが痛手だった!!」とか言って何時間も繰り返し練習したりしたら、時間の無駄でしょう。
何か月かに1回かしか撞かないショットなんてのは極端なので見誤る人は多くないと思いますが、もっと程度を落とすと、優先順位を見誤ってしまっている人はかなり多いと思うんです。
私も下級者を見ていて「いやいや。それより先に練習すべきことあるでしょ。。。」って思うことはかなり多いんですけど、私自身もきっと上級者から同じようなこと思われてるんだろうなぁ、と。
あ、いや、「大事ではないけど、好きだから練習するの!!」と割り切っているなら良いと思いますよ。私にとってのブレイクなんかはその典型例で。
優先順位の低いことを「これが今練習すべきことだ!」と思い込んでしまって練習してしまうのが無駄だと言いたい。
何もプロじゃなくてもいいから、身近な上級者にたまに自分の練習課題についてアドバイスを仰いでみるってのは大事なんじゃないですかね。
それより先に、信用出来る上級者と仲良くなるところから、ですかね。