一応ABCの3つにクラスが分けられており、CからB,BからAとクラスアップするとなると「Bクラスらしさ」「Aクラスらしさ」が求められてくる。
所詮自己申告なので、何をもってして「〜クラスらしい」球なのかは曖昧ではありますが、それでもその人の球撞きを見ていれば、なんとなく分かりますよね。何クラスなのか。
Bクラスに昇格した頃からしばしば耳にしていたのが「調子が悪い時でも〜クラスらしさを見せなければいけない」という言葉。
このことをずっと疑問に思っていた。
調子が良いときを基準にクラスを決めるべきではないでしょう。
絶好調状態はしばしば訪れ、CクラスでもAクラス並の力を発揮することもある。
けれどそれは一時だけのことであり、普段そんな力が出せるわけもないので没。
じゃぁ調子悪い時でランクを決めるべきかと言えば、それもまたどうかと思うわけで、そんなことやってんのは一部のストイックな人だけでしょう。
そんなんだと、かえって嫌われますよね。早く上がれって。
結局の所はアベレージ。
ボウラードならともかく、9ボールなんかだと何をもってアベレージなのか分かりづらいことこの上ないんで、何となくになっちゃいますけど。
ともかくアベレージで見るとなると、調子が悪い時はクラス通りの力は出せないわけです。
調子が悪い時ってのは調子が悪いから調子が悪いわけで、そんな時にクラス通りの実力出せって言われても困る。
どうも球が入らない時ってのはあるでしょう?
球が入らなきゃ、どんなにネクストが上手く行こうが、シュートミス具合がドソッポだろうと惜しかろうとCクラスでもAクラスでも変わらないわけで。
ずっと「調子が悪くても、らしさを見せる」っていうくだりが分からんかったのですが。
なんとなーく理解出来るようになってきました。
調子が悪い時は普段通りにやっても、普段通りに出来ない時。
そんな時は普段通りにやらなければ良い。
普段はほとんど厚みのチェックもせず、ストロークを意識せず、2〜3回の素振りで球が入る。
それが出来ない調子の悪い時なら、しっかり厚みのチェックをし、ストロークを意識して、素振りもしっかりして入れれば良い。
ハードショットが上手く出来ないのであれば、普段とは組み立て方を変えて、違う取り切り方をすれば良い。
そういう「調子が悪い時なりの撞き方」がしっかり出来るのが、そのクラス相応の腕前って事なのかなっと。