鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

隣の芝生は青い

仕事をしては「鈴木さんってこの業界の人っぽくないですよね」と頻繁に言われ、球を撞いていては「鈴木さんってこの業界の人っぽくないですよね」とたまに言われる。



私は一体どこの業界の人なんでしょうか。



ブログの更新を休むとか言いながら、大量更新して日付に追い付きそうな私です。こんにちは。


出張中なんですけどね。仕事しかすることが無い環境って、仕事が終わると暇なもんですね。


普段は他に色々やりたいことがあるし、それが出来ちゃうから暇な時間なんてないわけですけども、今は仕事以外にはブログ更新くらいしかやれることが無いので、今のうちにどんどん更新しちゃう。



そんなわけで、この間球を撞いた時のことから2本立て



1本目



きっけー氏と相撞き。


場所は何度か紹介しました、バグースのインターネットカフェ。テーブル台数1台。


同じ部屋にダーツが3台(4台だったかも?)あるのですが、その日はダーツのお客さんは最初の10分20分の間しかいなかったので、それからはずっと個室状態でした。


あまりの快適空間ゆえか、食事後だったためか体調不良も関係していたのか、3時間パックで入ったというのにキッケー氏はほぼほぼ寝てるという。


きっけー氏が寝ている間、私は黙々と練習していたのですが、かなり音が反響する部屋にあって私がガンガンとブレイク撞いてんのに寝続けられるキッケー氏の熟睡っぷりに驚きました。私は些細な物音でも目を覚ますので、絶対無理。



きっけー氏が寝ているのを良いことに、プレイキューもブレイクキューもキッケー氏の物を使い続ける私。


まずブレイクキューに関して。


私がキューを買い替えたくなる時ってのは、あまりに良い球が撞けなさすぎて道具に責任転嫁したくなった時です。ようするに「血迷った時」。



平撞きブレイクをずっとやってまいりまして、近頃はずっと血迷い気味でした。ブレイクキュー買い替えたい!!って思ってた。



それがここ最近9ボールのブレイクを再び練習していたわけですが、9ボールでは特に血迷うことはない。


まず、ブレイクの結果が9ボールブレイクではしっかり割ることが出来て、10ボールブレイクだとイマイチ。


加えて、結果の良し悪しだけの話じゃなくて、打感の好みもレールブレイクと平撞きブレイクで何やら違うらしい。


ブレイクキューは、軽めで、ブレイクキューとしては柔らかめなシャフトが好きだとずっと言ってきている私ですが、それはレールブレイクをする時の話です。


平撞きブレイクをする際は、もう少し重めで、シャフトも硬めの方が好みっぽいです。私。


レールブレイクは自前のポイズンで撞くのが爽快だし、平撞きブレイクはキッケー氏のDIプロで撞く方が爽快だし。


何が違うんだろうな。良く分からん。


とりあえず平撞きブレイクに関しては、自前のポイズンでは割れないし爽快感はないし、何より手が痛くなる。


きっけー氏のDIプロで撞いても、スピードは0.5kmくらいしか変わらないんですけどね。でもなんか割れてるし。爽快だし。手も痛まないし。



私もDIプロ持ってるんですけど、バットが悪いんだろうなぁ。使い勝手が全くよろしくない。バット変えたい。いやいっそのこと全部変えたい。


そろそろBK4でも発表されないかな!?


と血迷っている今日この頃です(笑)



プレイキューに関して。



きっけー氏のキューは何度か撞かせて貰ったことがありましたが、ガッツリ使ったのは今回が初めて。


最初のうちは「ニスが浮いてるぞ」とか「なんだかおかしなテーパーのシャフトだな」とかが気になったんですが、しばらく撞いていてその辺の事が気にならなくなってからは「マイキューに比べてパワーがあるなー」と思っておりました。


私はキューにあまりパワーを求めません。必要最低限のパワーがあればいいと思っていて、今までポケット用のキューで「さすがにこれはパワー無さ過ぎ」と感じたのは、ハウスキューも含めて1本だけです。


私のストロークスタイルってのが、キューの重みを利用した自然なストロークではなく、思い切りブン回していくスタイルなもんですから、パワーのあるキューは御しきれないってのが大きな理由でございまする。


ただ最近は大人な球撞きを目指して、コンパクトに振って正確な撞点コントロールを志しておりますゆえ、パワーのあるキューの方が楽だなーと思い始めるように。


連想で私が思っておりましたのは、タップの硬度について。


私は硬めのタップが好みですが、柔らかめが好みって人多いですよね。勝手なイメージですが、上手い人ほど柔らかめを好む人が多い気がします。



きっけー氏のタップは柔らかめというほど柔らかくはないですが、とりあえず私が使っているタップよりは柔らかい。


パワーがあるキューに柔らかいタップ。キューでパワーを出して、タップで減じる。


なんか結果的に、私のキューと同じくらいのパワーになってない?とか思ってた。



この間とあるトーナメントプレイヤーが「パワーのあるキューに柔らかいタップを撞けるのが最高」って言ってたんですけど、私の好みは真逆だなーって思ってました。パワーそこそこのキューに硬めのタップ付けてますんで。



最終的なパワーが一緒だとすると、柔らかめのタップの方が、色々と難しいショットが撞けるってことなのかな。どうなんだろう。分からん。



私は良し悪しよりも、完全に打感の好みで選んでおりますゆえ(^^;


ちなみに、きっけー氏のキューを使っていて一番感じたことはといえば「やっぱタップのせいだった!」ってことでした。



近頃、とにかくミスキューを連発していた私。


最終手段であるカムイチョークを使ってもなおミスキューを連発。


「タップのせいだ」と思いつつも「自分の技術のせい」「キュー出しがおかしいのかもしれない」という思いも捨てきれなかったんですけども。


(トップ選手は「自分のせいかも」という思いがあったとしても、少しでも「タップのせいじゃないか」と思い始めたらタップを変えるって言いますね。少しでも道具を信用できなくなったら、満足のいく球が撞けなくなるとか)



きっけー氏のキューを使っていたら、いくらでも端っこ撞ける。全然ミスキューしないし、手球コントロールもイメージ通り。



「やっぱりタップのせいだった!」「タップ換えなきゃ!」と思いつつ、2本目に続く。




2本目



きっけー氏にも言われたんですけどね。


私が使っているOBクラシックプロシャフト。今はもう廃版になっております。


後継のシャフトをキッケー氏が使っているのですが、見た目も撞いた感触も結構違う。あまり後継って感じがしません。



私のシャフトは今はもう買えない物なだけに、買い替え時期がやってきた時のために代替シャフトのことを考えておいた方が良いんじゃないか?


なんて言われることがしばしばあるんです。


皆さん、日頃からそんなこと考えてんですか?


たとえば、皆さんが使っているシャフトが、いきなりポッキリ折れてしまったとしましょう。買い替えざるを得なくなったとします。


同じシャフトにします?これを機に、気になってた別のシャフトを買いませんか??


同じシャフトを使うという発想が一切私の頭の中には無いので、今現在使っているシャフトが廃版になっていようが、そんなことは全く何の問題も無いのです。どうせ次に同じのは使わないもの。



買い替え時期がやってきたら、その時考える。それでいーじゃん。その時気になったシャフトを買う。


「その時」がいつやってくるか分からない。もしかしたら「その時」までにまた新しい製品が発表されていて、そっちが気になるかもしれない。今考えたって無駄。そういう思いが強い。


いつやってくるか分からない「その時」に向けて備えるのが無駄ってのは、防災の観点からしたら思いっきりNGですけど、シャフトなんてね。「その時」がいきなり来てしまったとしても、たかだか1週間くらい球が撞けなくなるっていう程度の話だ。


プロじゃあるまいし、そんな万全の備えをしなくたっていいでしょうよ。



それに、予備に314-2やらZシャフトやらあるし。


仮に試合中にいきなり使用不能になってしまったとしても、ハウスキューででも撞いて、後で愚痴言ってりゃ済む話です。トーナメントプレイヤーでもない、ただの一介のアマチュアですからね。



同じ製品を使うという発想が一切無いと言えば、タップもですよ。


気に入っていたタップが廃版になってしまったから、在庫を買い占めたっていう人の話を聞きましてね。自分は絶対にそんなことしないなぁって思いました。


そういえばその人から以前に「鈴木さん、毎回おんなじタップ使ってたら、もうちょっと安定した球撞けんじゃないですか?」とか皮肉を言われたことがありました。


私は1度使ったタップを繰り返し使うということが、まずありません。


B級〜A級の始め頃にハマっていて繰り返し使っていたブルーにしても、ブルーも各種ありますし、締め方も様々。全く同じものを使ったことはなかったと思います。


トラッドタップを一時期繰り返し使っていたこともありましたが、あの時も毎回硬度を変えてたしなぁ。


違うものを使ってみるってのが私の楽しみの1つなので、同じのを繰り返し使うっていう発想はない。安定した球を撞くことより、新しい出会いをすることの方が楽しい。


っていうか、同じタップを使い続けたところで、球が安定するとは全く思えん(一般論としてではなく、私の話として)



そんなわけでこの度、全くの新しいタップに交換しましたww




斬PLUS2ハイブリッドマックスにしましたよ。


斬シリーズはHとグリップハードを使ったことがありましたが、ハイブリッドマックスは初めて。


自分のブログの過去記事によれば、過去にもハイブリッドマックスを使おうとしたことがあったらしい。その時は、ハイブリッドマックスの店頭在庫がなくてHにしたんだそうな。


今回、斬PLUS2ハイブリッドマックスにしたのも似たような理由でして、他にも色々使ってみたいタップがあったのですが、たまたま店頭に在庫があったから斬PLUS2ハイブリッドマックスにしたってだけです。



PLUS2にしたのも「なんか新しい方が良くない?」くらいの感じだし。店員さんに「そのキラキラしてるのがPLUS2です」とか言われながら買った。


ハイブリッドマックスが使いたいタップの候補に入ってきたのは「なんか、良く名前を耳にするから」くらいの感じで。。。



ようは適当ってことです。何でも良いんですね、私。


ハイブリッドマックスがどういう特徴を持ったタップなのかなんて事前には全く知らず、タップ交換を頼んでから調べましたよ。


ちなみに、まだ撞いてないし、そもそもタップ交換を依頼したまんま受け取ってすらいないんで、感想は何もないです。東京に帰ったら撞きます。


撞いてからネタにした方が良いかとも思ったんですが、誰も私のインプレッションなんて期待していないだろうし。


それに私はどうせ最初の何日間か(最短数時間)違和感を覚えて散々にボヤいた後、気づけばタップ交換をした事実すら忘れて普通に撞いてます。今回もそういう未来しか見えん。


よっぽど凄い特色があればネタにするかもしれませんが、果たしてこの私が何かに気付くのか!?




タップの話でもう少々。


私が球を始めた頃には既にモーリがありましたので、私にとって積層タップは初心者の頃から身近な存在でありましたが、ベテランプレイヤーさんたちにとっては積層タップの出現は相当な衝撃だったもよう。


私が初めて買ったキューには、確か標準装備でモーリがついていたんだと思います。初級者の頃は何も考えずにそのまんまモーリを使っておりました。


記憶にある限り、自分がタップを自分で選ぶようになったのはB級中頃からでして、専らブルー系統をつけていた覚えがある。


ブルーから一転して硬めの積層ばかりを使うようになったのは、A級になってしばらくしてからだったでしょうか。確かあつしんさんからお勧めいただいたんだったと思いますが、使ってみたい積層タップがあって。使ってみたら好みで。


以降はずっと積層タップを使っておりまする。


毎度違うタップを使ってきているわけですが、「これは合わない!」と思ってすぐに換えてしまった積層タップは1種類だけで。


大半のタップは、換えた直後に不慣れさがゆえ愚痴を言うことはあっても、しばらく使って慣れてきてからは文句を言うことも無く。


そして「みんな違って、みんな良い」っていう評価を下している私であります。


好みは人それぞれですので、好みの数だけタップのバリエーションがあるってのは良いと思うんですけどね。


絶対的な性能の面で考えた場合、現行のタップに欠けているものって何かあるんでしょうか?


年々、どんどん新しいタップが発表されますけど、何が変わってるの?今現在もタップを開発中の技術者の方々は、何を求めてタップ作りしてるの?どんなタップを作ろうとしているの?


私が球を始めた頃の積層タップっていうとモーリが千数百円だったと思いますが、今は2000円前後が普通ですよね。


その値上がりは、何が値上がりしたの?原材料費?それとも、その価格分だけ性能が何か上がったの??


鈍感な私には全く分からん。


色んなタップを使ってみるのが好きな私にとっては、多くのタップがあるのは嬉しい限り。


ただ、「こんだけ多くあって、何の意味があるんだろう?」と疑問に思うことは多いわけです。


皆様は、現行のタップへの不満って何かあるんでしょうか?「こういう点を改善して欲しい」っていう何かあるんでしょうか?


私が考えつくのなんて「チョークを塗らなくても良いタップ」とか、そんな夢物語みたいなことだけなんですけどw



私は日頃散々に「鈍感だ鈍感だ」って言ってますが、「一緒一緒」「自分も鈍感」って言ってくる人が多いです。同類万歳!w


そういう格付けチェックみたいなの、やってみたいです。


製品名とか値段とか全部隠して試し撞きして、どれが良かったのかを判断するっていうの。


分かっているフリをしているだけの人をふるい落としたいなぁ(笑)


案外テストしてみたら、私が良い成績出せたりして!?


それはないな。