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1本目
個人経営の球屋だと早い時間から上手い人がいるというイメージがあります。上手い人が練習していたり、ゲーム機で遊んでいたり。お客だけでなく、早番の店員は上手いというイメージもある。
一方で大型店や資本系の店、漫画喫茶などですと、早い時間はBクラス以下が多いという印象です。店員も上手い人がいる確率が低い。ビリヤードプレイヤーじゃないことも多いですしね。
私は主に球を撞くのが夕方の時間帯。人が少ない時間帯です。また、ブレイク練習したいがために大型店や漫喫に行くことが多い。
そうしますと「今、店内で自分が一番上手いな」と感じる瞬間がよくある。Aクラス以上が自分1人であることが珍しくない。
A以上の腕前があって早い時間に大型店に行くことがある人は同じ経験をすることがあるんじゃないでしょうかね。「今店にAクラス以上が自分1人しかいないな」ってこと、ありますからね。
私程度の腕前ですと、試合に出たらもちろんのこと、個人経営の店に行った時も「今自分が店で一番上手い」なんていうシチュエーションになることがありませんので、大型店や漫画喫茶などで頻繁に「自分が一番上手い」という状況になることにむず痒さを覚える。
ここまでのような話を「共感してくれる人はいるだろうか?」と、ただただ共感の声がほしくてXで呟いてみようと思ったことが何度かあるのですが、実行には移していません。不特定多数の人が見ている場だと、誰かしらが「自分が店で一番上手い」という部分に突っかかってくるだろうと予想されるから。
「偉そう」「自分のことを過大評価して天狗になっている」とかなんとか言ってくる輩がいそうですからねぇ。そういう話じゃないのよ。
2本目
井の中の蛙だとかお山の大将だとか言われるのって「地元では上位」みたいな人をイメージすることが多いんじゃないでしょうか。
ビリヤードでいえば、公式戦はおろか一歩でも他店に行ったら勝率はガタ落ちするのに、ホームでは高い勝率を誇っているもんだから「俺うめー!」みたいな態度を取ってしまう人とかが良い例じゃないでしょうかね。
この間話題に上がっていたのは「低レベルな環境にいるという自覚なく『自分は普通』と思い込んでいる人達」の話でした。お山の大将ですらない。一兵卒です。
低レベルな環境にいるから「普通」「平均」「並」でいられるだけであって、広い世界に出たら並以下。平均以下。普通ではない。
偏差値低めな学校で中間くらいの順位の人は全国的には並以下ということになるわけですけど、自覚を持てていない人もいますよね。通っている学校の中では「普通」だったから普通だと思い込んでいる。
ずーーっと自分が普通でいられる環境にばかり身を置いていた。場合によっては「自分は普通」と思いたいからこそ、意図して普通でいられる環境に身をおいている人もいるのでしょう。
ビリヤードでもちょぃちょぃ見かけます。「自分は普通」「自分は底辺ではない」「自分は普通なのだから悪くない」「自分と同じような人がたくさんいるのだ!」と言いたがるのだけれど、突っ込みどころしかないような人達。
「身の程知らず」というと「大して上手くもないのに天狗になっている」という人をイメージしがちですけど、全然普通じゃないのに普通だと思い込んでいる人も身の程知らずですな。
私はブログでしょっちゅう身の程だとか自分の立ち位置だとかの話をしてますけど、小学生の頃から自分の立場というものを意識させられる人生を歩んできたからな気がします。
自分の実力は変わらずとも、置かれた環境によってその場でのトップになることもあれば最下位になることもあるし平均程度になることもある。変わったのは自分ではなく環境(周りの人)
「自分の立場なんてのは、環境次第で変わる」「首位から最下位までどこにでもなり得る」と強く意識させられる人生を子どもの頃から歩んできました。
部活などのスポーツ分野で同じ経験をした人もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
校内では上位であっても、他校と試合をするとそうもいかず、地域の大会に出たらさらに順位は下がり、県大会、全国大会となるとどんどん自分は目立たなくなる。けどまた小さなコミュニティに戻ってくると上位なわけで、上位としての振る舞いが求められる。
勉強だろうがスポーツだろうが仕事だろうが趣味だろうが、なんでも同じなはず。自分の立場なんてのは周りにいる人で決まる。周りの人に合わせて、自分の振る舞いは調整しなくてはならない。それが私にとっての常識。
そんなもんだから、「この人は、長い人生でずーーーっと同じような環境に身を置いていたんだろうなぁ」と感じさせられる人達を見るとねぇ。なんというか。。。