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1本目
「ハードブレイク」って、どんなブレイクを指しているんでしょうね。
公式な定義なんてのは存在しませんので、人それぞれの感覚によるところが大きそうです。「ハードなブレイク」ではなくて「ハードに感じるブレイク」ってことですね。
私の場合は35kmを一定の目安として、それ以上のブレイクのことを「ハードブレイク」と言っています。私は耳測定で大体の速度が分かるので、一々アプリやスピードガンを使う必要はありません。
とは言っても、明確に35kmを境にしているわけではなく、33〜4kmくらいでも雰囲気で「ハードブレイクだ」と言うことはあります。33kmだと分かった上で「ハードブレイクだ」と言うことも、33kmのブレイクを35km以上出ていると錯覚して「ハードブレイクだ」と言うこともあると思います。
32km以下となるとハードと言うほどのハードだとは思わないし、35km以上に錯覚することもないしで、ハードブレイクとは言わないですね。私は。
2本目
ブレイクのスピードを耳で測定できるかどうかの違いはかなり大きいのだと思います。
私やキッケー氏は、ブレイクに関心を持った上でスピードガンやBreak Speedを使いまくってきたので、速さの感覚を持っている。耳で測定することが出来ます。が、ほとんどの人はそれができないのでしょう。
そのため、耳測定出来ない人達は
- 手球が跳ねることによる見た目の派手さや音の大きさ
- タップやキューの違いによる撞音の違い
- 店やテーブルの設置場所による音の反響の違い
- 画面を通して見ている場合は、画面の大きさや画角、スピーカーの違いなどによる迫力の差
- 撞き手のアクションの大きさ
- 撞き手の体格
- 使っているブレイクキュー
こういった要素に騙されまくって、スピードを5kmも10kmも錯覚することがあるようです。
「ラックの割れ具合」「ボールの走り具合」でブレイクの強さを判断するという人もいます。
これも一定の目安になるとは思いますが、しかし絶対的な尺度にはならないと思っています。
たとえば、10ボールブレイクの強さを「1番ボールの走り具合で判断する」と言う人がたまにいますが
こんなのはどうでしょう。1番ボール全然走っていません。じゃぁこのブレイクは弱いですか?ww
このブレイクで1番ボールが走っていないのは、手球に押し回転がかかっていないからでしょう(ほぼ無回転なはず)
10ボールブレイクをし慣れている人はよくよくご存知だと思いますが、1番ボールって押しをかけないとほんとに転がらないですよね。回転次第で転がり方が全く変わる。押しじゃないと、デルーナレベルのブレイクでもこれしか転がらないわけです。
なので「1番ボールの転がり方で強さを見る」ってのは無理があります。
9ボールブレイクにおいての1番ボールも同じですね。手球の回転次第で転がる距離は何割も変わってくるので、強さの目安にはならない。
10ボールブレイクに関して、「ラック4列目両端のボールの転がり方で強さを見る」という意見も聞きます。これは1番ボールよりはマシな目安だと思いますが、とはいえやはりボールの転がり方なんてのはテーブルコンディションにもよるわけですので、アバウトすぎる目安であると私は感じます。
結局のところ、条件によってブレることのないブレイクの強さといえば「スピード」ということになると思うんですよね。
3本目
私にとってハードブレイクとは35km以上のブレイクのことであると書きましたが、「その人なりに強く撞く意思を持って撞き出されたブレイク」のこともハードブレイクと言う場合があります。
自分の例でいえば「37kmを狙って撞いたのだが、当たり損なって33km」なんていうブレイクを繰り返している時でも、「今日はハードブレイクをした」と言います。出来てないけどする気はあるのでw
また「MAXでも30km。アベレージは27km」っていう人が「30km以上を出してやる!!」と頑張って強くブレイクしているのも、私は「ハードブレイクをする意思がある」と考えます。
できているかではなく、やる気があるかどうか。35km以上出ていなくても、その人なりに強く撞いたブレイクのことを「ハードブレイク」と表現することがある。口で言うこともあるし、Xやブログで書くこともある。
ここらへんが「ハードブレイク」のイメージに関して、聞き手(読み手)との齟齬が生じる原因の1つになっている気もします(^.^;