鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

指摘できない

 

1462文字

 

私はハードブレイクが好きなだけに、ハードブレイクをしている(しようとしている)人がいるとやはり気になります。

 

ある練習日のこと。店内に2人、ハードブレイク志向の人がいました。

 

1人に関しては、言い方が悪いですけど一目見て興味をなくしましたw というのも実戦的ハードブレイクであるのが一目で分かったから。

 

トーナメントプレイヤーなんだろうなという雰囲気のある人。ブレイクも35kmほどの強さで、かつしっかりコントロールされているとても良いブレイクだったのですが、しかしそれ以上強く撞こうという意思が見られない撞き方でもありました。

 

私はハードブレイク志向のある健常なA級男性プレイヤーであれば「35kmまでなら、どんな撞き方をしていたって出せる」と思っています。強く撞こうという気持ちがあってそこそこ練習さえすれば、35km程度ならば細かいことに気をつけなくても思いっきり振って撞点とタイミングが合えば出る。

 

言ってしまえば、強く撞くのが好きな人であれば35kmまではプレイの延長線上で出せる。そっから先を目指そうとするとガラッと撞き方が変わって「プレイとブレイクは別物」という世界になってくる。

 

今回私が見かけた人はプレイの延長線上の撞き方でした。「しっかり修練された、プレイの延長線上の35kmブレイク」という感じ。

 

プレイの延長線上だからこそ安定している。上手い。けど、ハードブレイク好きからすると「これじゃない」というブレイクなんですよね^^;

 

というわけで、一人目への興味はなくしましたw



気になったのが二人目です。恐らくはBクラスプレイヤー。そして間違いなくハードブレイク好き。「目指せハードブレイカー!」という気持ちがなければ絶対にやらないであろう撞き方をしていたのですぐに分かります。

 

気になったのはその人の素振りでした。手球に構える前に入念に素振りをしてイメトレをしていました。

 

実際のブレイクだと「やろうと思っていることができなかった」という可能性も高いですが、素振りであれば「どういう撞き方をしようとしているか」が良く分かります。

 

そのやろうとしている撞き方というのがですね。「昔は私もそういうイメージだったけど、その撞き方だと絶対に40kmは出せず、悪癖をつけてしまうだけ」という腕の使い方だったのです。絶対に駄目と言い切れる腕の使い方。

 

言いたい。教えてあげたい。そのイメージが駄目だということを。

 

しかし、全くの見ず知らずの相手。しかも「それは駄目」とは言えるけれど、どうすべきかは言えない。自分だってアベ40kmは達成出来ていない。説得力がない。

 

凄くモヤりました。

 

もしその人が私と同じように40kmを目指しているのであれば、今のままでは年単位の時間を無駄にする。教えてあげたい。

 

しかし、もしかしたらそこまでの情熱はなく「35kmくらいで充分」と思っているかもしれない。だったら現状でも大丈夫。

 

全くの見ず知らずの人にどういったブレイクを目指しているのかを尋ねられるようなコミュ力は私には無い。かつ、仮に話しかけられたとしても教えるだけの知識がなければ、言うことを聞いてもらえるだけの説得力もない。だって現状では私も40kmなんて到底出せないから。なんも持ってねぇ。

 

ワイはどうしたらいいんじゃ。



皆様だったらどうします?

 

プレイ・ブレイク問わず、全くの見ず知らずの下級者が「それは絶対に駄目」と言い切れるような球を撞いてたら指摘します??

 

(コソ練中での出来事であり、周りに知り合いは一切おらず、援護射撃は望めないシチュエーションだとします)