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3本目
ハウストーナメントに出る5日前。Sosukeさんと6時間の相撞きをしました。
最後の2時間ほどでストロークの気づき(というか思い出し)があり、イメージが良くなってきました。
「やはり真剣に撞くと気づきがあるな」「真剣に撞かない限りは、永遠に調子は戻らないんだろうな」と思っていました。
練習だけはちょこちょこやっている私ですが、惰性で撞いているだけ。質が伴わない練習。そんな練習をどんだけやっても感覚は取り戻せない。真剣に撞いてこそです。
Sosukeさんとの相撞き後に「相撞きしたことでイメージが良くなってきたー」と呟こうかと思ったのですが、やめました。その後の1週間にNoraへ行ったりハウスに出たりする予定があったものですから、「万が一勘違いだった時に恥ずかしいから」が理由ですw
「イメージ良くなってきたー」と言ったくせに散々な球を撞いたら、恥ずかしいったらありゃしない。余計なフラグは立てない方がいい。
Noraでの相撞きでは、期待通りの球が撞けました。
初めて行く店で初めての相手。「第一印象は大事!」と気負う場面なわけですが、面目を保てる程度の球は撞けたと感じました。
けども、まだ不安がありました。
- Noraでは2時間ほどしか撞いていない。長時間撞いた時にどうなるか分からない。
- 2時間程度の球撞きで、腕が疲れてしまった。
- 平場の相撞きとハウストーナメントは、やはり同じようにはいかない。
- Noraのコンディションは私にとってとても撞きやすく、いい球が撞けたのがコンディションが好みだったからこその偶然だと感じた。
こういった思いがあって、ハウスで良い球を撞く自信はまだ持てなかったのです。
不安材料の2に関してなんですけども、最近「自分は筋力頼りの撞き方をしていたんだなぁ」と感じる事が多いです。
私は長らく
- 自分は男性としては小柄で細身。筋力はない。
- とはいえ女性と比べたら筋力はだいぶある。
こう考えていて、ブログでもそう書いていました。
しばしば女性の方から「体格の良い男性プレイヤーがハードブレイクやロングドローをしているのを見ると『無理』って感じるけど、鈴木さんがやっていると『自分にもできそう』と思える」と言われることがあり、私は内心で「いや、私も女性に比べたらだいぶ筋力あるので、真似するのは厳しいと思いますよ、、、」と思っていたものです。
それは主にブレイクと強めの押し引きをイメージしてのことだったんですけど、通常のショットでも私はかなり筋力頼りな撞き方をしていたようだと、筋力が衰えた今は思っています。
昔と同じ撞き方をしているだけのはずなのに、以前の半分くらいの時間で疲れてしまってパフォーマンスが落ちてしまう。
ハウスで体力切れを感じたというのも主に「腕が疲れて握力がなくなり、思うようなショットが撞けなくなってきた」でした。なんせ筋力的なことであり、その日その場で回復する見込みがあることじゃないので、「これ以上は無理だな」「今日はいい球撞けたし、もういいや」と満足に繋がってしまいました、、、
ここで「今の筋力に合わせたストロークを再構築だ!」と考えてしまうと、私がビリヤード人生の中で何度も陥ってきた過ちを再びやらかすことになるので、「従来通りのストロークができるように、従来程度にまでは筋力を戻す」に取り組もうと思います。筋トレしなきゃ。
4本目
3本目で書いた筋力不足は「キューがうまく握り込めなくなって、ショットタイミングが合わなくなる」という方向での筋力不足。基本の基本の部分なので「これは筋トレしなくてはならない」と感じます。
一方で「筋力低下のせいで、以前のようなキュースピードが出しづらくなっている」と感じることもあり、こっちは「道具に頼ろうかなぁ」という甘えた気持ちがちょっと出てきています^^;
昔の私は「ストロークにパワーがありすぎる」と思っていたし、自称してもいました。そしてそれは見栄ではなく、事実であったと思います。
ストロークにパワーがありすぎて抑えるのが大変だった。そのため「意図的に当たり負けさせるようなインパクトをする」という癖までついてしまった。
また、パワーのあるキューを好む人が理解できませんでした。「こっちはパワーを抑えるのに苦労している。これ以上パワーを求めてどうするんじゃ」という思いがあった。
が、こうやって歳を取るやら運動不足になるやらで筋力が低下した今となっては、道具にパワーを求める人の気持ちが分かるようになってしまった(;´∀`)
分かるようになった反面、そんな状態になった自分のことを情けないとも思うし、「みんなも筋トレしたまえよ!」とも思いますねw
アスリートのような筋力は必要ないにしても、ビリヤードだって筋力があったほうが有利ですし、最低限の筋力もないとなると、できることが極端に限られてきますからなぁ。