鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

口を開く義務はないので

 

1334文字

 

1本目

 

「自分はストロークで◯◯を意識している」「◯◯が大事」「自分は◯◯が悪くて、、、」

 

などなど、ストロークで意識すべきポイントとして◯◯を挙げる人を今までに少なくとも50人は見かけたと思います(◯◯の具体的な内容についてはご勘弁を)

 

その◯◯について、私は今までに一度も意識したことはなく、かつ「そんな部分は、意識すべきではない」という思いがありました。頭でっかちになってしまうだけで、成長を阻害するだけだという思いがあった。

 

加えて、◯◯について触れていた50人以上全員が私と同レベル〜下級者だったのです。私よりも上手い人が◯◯について言及している場面に出会ったことがなかった。

 

そのため「必要のない理論である」「無駄理論」という判断を今まではしていました。



ところが昨年のある日。尊敬するプロが「自分は◯◯に欠点があるので、直そうと練習しています」と仰っているいたのです。

 

途端に「◯◯、大事なのかも!!」って思う私。

 

 

「『誰が言うか』で印象は大きく変わる」

 

 

これを改めて感じた出来事でした。




2本目

 

私はテーブル外のことをものすごく気にしてしまいます。そのことを幾度となく馬鹿にされてきました。

 

そのため、「✕✕プロが、テーブルの周りをチョロチョロ動く人に対してキレてた」などの、上級者の集中切れエピソードが大好物ですw 上級者の中にも私と同レベルの人がいると知って安心する。

 

もちろん、テーブルの外の事を気にしてしまうのは駄目だと思っています。自分の集中力の無さを正当化するつもりはないです。

 

ただ「そんなことを気にしてたら上手くなれない」だの「上手い人はテーブル外のことなんて気にしない」なんていうデマを流す人に物申したいという気持ちは大変に大きい。

 

「周りのことを気にするような人は、たとえ上手くても俺は評価しないよ」が本音なのでしょう。「上手くならない」「上手い人はいない」はただの嘘です。




3本目

 

ある日、某店で練習を終えた後に酒を飲みながらハウストーナメントを観戦していました(私も参加するよう誘われたが、やる気がなかったので断ったw)

 

カウンターの眼の前で行われていた知人の対戦。他人事ながら、知人の対戦相手は悲しくなるほどのアンラッキー続き。知人はほとんど撞いておらず、相手の方がずっと撞いていたのに知人が勝ちました。「知人氏はラッキーだったな」「相手の方、これはしゃーない」と私は思っていたのですが。。。。

 

対戦終了後の対戦相手(敗者)がギャラリーからかけられていた言葉は「相手、いい球撞いてたねー」「肝心なところでのミスが痛かったね!!」などなど。



君たち、何を見ておったん??????




知人氏はほとんど撞いてないやん。ラッキーな貰い球を撞いてただけやで。

 

私は心底驚きました。人間、ここまで他人事になれるのかと。ここまでおざなりなコメントを言えるもんなんだなと驚愕しました。

 

「勝ち負けだけで評価する人」「スコアだけで評価する人」を非難するネタを度々書いておりますが、今回に至っては「眼の前で見ているのになんも見てない人」でしたよ。眼の前で対戦を見ているのに、なーーーんも理解してない(ちなみに、登場人物は全員Aクラスです)

 

こういう人達は、求められたのでなければ口を開くべきではないと思うんだ。自分から何かを口にしない方がいい。口を閉ざしているべき。

 

口を開いて良いのは、気の利いたコメントを言える人だけだ。