鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

球屋にいるのに球撞かない人

 

ある日ある時ある店で相撞きしていた時のこと。

 

隣の台にマイキュー持ち二人組がやってきました。その2人は来てからしばらく世間話をし、食事を始め、食べ終えたら再び世間話を始め、、、、

 

球を撞き始めたのは来店から約1時間経ってからでした。



 

はよ撞けや!




私は何度そう思ったことでしょう。

 

球屋に来てるのに全然球を撞かない人っていますよね。ずっとお喋りしてたり、ずっとスマホいじってたり、ゲームしてたり、タバコを吸い続けていたり、飲み食いだけしてたり。

 

「球屋に来たなら球を撞け!」って憤っている人を度々見かけますし、私も良いイメージを持っていないです。

 

ただ今回、「なんで自分は、球屋に来て球を撞かない人を嫌がっているんだろうか??」と疑問に思いました。

 

「嫌だ」という感情が先に立つのだけれど、その感情を自分で説明ができない。なぜ嫌なんでしょうか。

 

しばらく考えた結果、今回私が二人組に対して「嫌だな」と思ったのは、どうやら単に「お喋りの声がうるさい」と思っていただけのようです。本音は「お喋りの声がうるさいな」だった。これなら分かりますよね。単純な理由。

 

ではなぜ「はよ撞けや」「球屋に来てるのに全然撞かない人ってどうなの?」という建前を先に思い浮かべてしまったのでしょうか。再び思考の渦に沈みました。



今回見かけた人達の場合、タダで居座っているわけではなく、場代はしっかり取られていたもよう。伝票が走ってるのにお喋りを続けるというので「勿体ない」とは思いますが、店に迷惑をかけているわけでもなし、その人達の勝手ですよね。

 

「そんなに時間を無駄にしてたら、上手くなれないぞ」とは思いますが、それも相手の自由じゃないですか。私はその人達がどんな熱量の人なのか知らない。そんなに上達を目指しているわけではないのかもしれない。ビリヤードを通じてのコミュニケーションを楽しんでいる人なのかもしれない。実際その人達はお喋りして楽しそうでしたし。

 

他にもあれやこれやと考えてみたんですけど、「嫌だ」と思うことに正当な理由がない。

 

  • 自分とは異なったビリヤードへの接し方をしている人を、無意識に否定してしまっているのでは
  • もしかしたら「そんなにノンビリしていられるだなんて、生活にゆとりがあって良いな」という「羨ましい」という気持ちからの嫉妬なのかもしれない

 

こんな推測を。もしこれが事実なら私が反省しなくてはいけませんな。



一方で「球を撞かない人は、騒音を出す人が多い」という傾向のせいかもしれないとも思いました。

 

今回の人達は「お喋りの声がうるさい」でしたし、過去に見てきた人達も

 

  • ずっとゲーム機で遊んでいて、その音がうるさい
  • 球も撞かず、撞いている人達に野次を飛ばしてばっかりでうるさい
  • 酒を飲んで気持ちよくなって、バカでかい声を出してうるさい
  • スマホや携帯ゲーム機のゲームを、音を出して遊んでてうるさい

 

こういう傾向があった。過去にこういう「騒音を出す、球屋にいるのに球撞かない人」を見てきたから、悪いイメージが染み付いてしまっているのかも。

 

「騒音は出さず静かにそっと球屋にいる、球を撞かない人」であれば、気にならないかもしれません。

 

ま、それはそれで「何しにきてんの?」と気になってしまいそうですが笑