情報量多めなブレイク練習風景 pic.twitter.com/cR1U5mJmeO
— 鈴木さんちの鈴木Ⓐ (@billiblo) 2022年9月22日
某B級氏のマイテーブルを借りて練習した時、特大座布団だけではなく、整形前のオリジナルサイズのテフロンシートもあったもんだから、上の動画のように敷いてみました。
インパクト時に手球の下につく跡とキュー先をラシャに擦ることでつく跡は特大座布団で軽減できるわけですが、手球のバウンド跡はさらにその先につく。なので、バウンド跡もつけないようにと敷いてみたわけですけども。
その効果は抜群で、新規のバウンド跡はつかなかったように思えます。
動画を見返していてふと疑問に思ったのは、「手球のバウンド跡って、往路と復路でどっちのほうがダメージが大きいんだろう?」ということでした。
「手球のバウンド」というと、見た目で目立つのはラックに当たった後に手球が高く舞い上がって落下する様子ですよね。それを「復路」とします。
一方、見た目では目立たないのがラックに当たる前のバウンド。インパクト時に浮き上がった手球がラックに当たる前にラシャに落ちる。これを「往路」とします。
往路のバウンドは復路のバウンドと違って、パッと見では分からない。ハイスピード撮影するなどしてみないと、手球が浮き上がっていることは意識できないはずですが、浮いてます。
使い込まれたテーブルでブレイクの手球位置からラックに向けて伸びる白い線は、往路のバウンド跡の集合体であります。ということは、往路のバウンドダメージの方が復路のバウンドダメージよりも大きいということでしょうか?
復路のバウンドは高い位置から落ちることが多いけれど、スピードはない。
往路のバウンドは弾道は低いけれど、その分スピードがある。
目立つのは往路のバウンド跡。でも、復路のバウンド跡は分散しがちだったり跳ねないブレイクの人もいるから目立たないだけであって、高く打ち上がるような場合はなんだかんだでやはりしっかり跡はつくのかもしれない。
「これくらいの速度のブレイクでの往路と、これくらいの高さまで打ち上がった場合の復路とが同程度のバウンド跡がつきますよ」みたいなの、物理に詳しい方ならすぐに大体のイメージができるもんなんですかね?
もう1点気になったのは「どれくらいの速度のブレイクからバウンド跡が目立つようになるのだろうか」ということです。
「自分はブレイクが弱いので(強く撞かないので)手球のバウンド跡なんてつけませんよ」と言えるのは、何km以下だった時でしょうかね。
プレイで使うような力加減であっても、正確に言えばラシャに跡はつけているわけですよね。目立たないというだけで。
センターショット族がいる店なんかだと、センターショットの跡がついちゃってますよね。あれぞまさしく、プレイの力加減でも跡がつくという証拠であります。
そう考えると、ブレイクともなればボウラードのブレイク程度の力加減であっても手球の跡はついているわけです。大して目立たないし、お店もその程度では目くじらを立てず許容してくれているだけで、0ではない。
こうなってくると程度問題になり、明確な境界線を引くのは難しくなりますね。
P.S.
冒頭のツイートで「情報量多め」と書いた理由の1つは上でネタにしたバウンド跡からラシャを保護するシートを敷いていたことでしたが、もう1つが手球の横に置いてある物体です。
ブレイクサンドバックです。別に置くものはこれじゃなくても良かったんですが、他にちょうど良いものがなかったので、これを置いています。
なんのためにこんなもんを置いていたかといえば、タイミングの矯正のためです。常時振り遅れがちな私。そのタイミングを直そうとしていました。
「手球の位置に壁があると想定し、その壁を突き破るようなイメージで」と聞いたこと、ありませんか?私は度々耳にします。
そのイメージが私的には結構効果がありまして、普段どおりの振り遅れがちなストロークだと「壁を押す」という感じになってしまう。「突き破る」だといい感じにタイミングが合うことが多い。
この時も壁イメージを持って練習していたのですが、どうも仮想の壁を上手くイメージ出来なかったもんだから、物理的に壁っぽいものを手球の横に置いてしまった図が上の写真や動画です。
補助輪みたいなもんですね。本番では使えないし不格好ですけど、効果はありました。