1本目
この2つはだいぶ違う話です。
前者は「いかに『いつも通り』に撞くか」という話。後者はそもそもの「いつも通り」がなく、自分なりの「いつも通り」を形作ろうとしている段階です。
ストロークの「タイミング」について何回か例に出したことがあったはず。
私は「ストロークはタイミング命である!」としつこく言ってきたのですが、これは上の2択で言えば前者の理論です。タイミングをしっかり合わせられれば「いつも通り」のストロークが出来るという話。
一方で、調子が悪すぎてフォームやストロークのイメージが総崩れし、「普段どうやってたっけ?」ってなっている時には、タイミングなんて意識しても何も上手くいきません。真っ直ぐ振ることを意識するので精一杯です。これは上の2択でいう後者パターン。その場でストロークを形成しようとしている状態です。
- 目線を先球に固定する
- 右腕だけを動かす
- タイミングを合わせる
これが基本であり究極じゃぁ!!と、これもしつこく昔から言ってますけど、この話も「再現性を高める」という方の話でありまして、しっかり撞きこんでいて、ある程度以上に調子良く撞けている時の話。
調子が悪い時は「それどころじゃない」「それより先に意識しなきゃいけないことがある」という状態なのであります。
そんな話が2本目です。
2本目
「インパクト時、どこを見るか」は古(いにしえ)よりの定番のお題であります。
何が一般的な正解かは知ったこっちゃないですが、私は「先球を見る」と決めております。ショットによっては別の所を見ていることもありますが、基本は先球です。
以前にアンケートを取りましたが、多数派は先球なようです。ただ、こういうのは多数派だから正解というわけではなく、トッププロでも手球派はいるし全く別の所を見ているという人もいるので、自分なりの正解を見つけましょうという話になりますね。
私は先球を見ると決めているのですが、見られていません。
調子が悪い時はついついキューを見てしまいます。メチャクチャ目線を落として「キューが真っ直ぐ前に向いてるかな」「どういうキュー出しになってるかな」と、終始キューの動きを目で追ってしまう。メチャクチャ手前を見ている。全然先球を見られていない。
最近やっと週1ペースの球撞きに慣れてきたとか言いましたけど、まだ先球見られていません。まだキューを見てる。
目線を先球に固定出来るようになったらリハビリヤードがほぼ完了だと思っているんですけど、先が長そうだ。。。
3本目
これは、「目線を先球に固定できている」という前提での話です。
手球を見る派は基本的に目線の向きが一緒でしょうけども、先球派は毎回違う。なんせ、先球までの距離は毎回違いますからね。先球までの距離が近ければ近くを見ているし、遠ければ遠くを見ることになる。
「先球を見ている」という点では毎回同じですが、先球との距離が毎回違うだけに、毎回違うところを見ているとも言えるわけであります。
で、ロングドローをしたい時なんかにありがちなのが「キューが長く出てしまって、撞点やタイミングがズレる」ということだと思います。
遠くを見ているとキューが長く出がち。近くを見ている時は逆にキュー出しが短くなりがち。
遠い球を撞く時にはダラダラっと長くキューが出てしまわないように気をつける必要があると思っています。
4本目
プレイに関しては目線について色々考えているくせに、大好きなブレイクに関してはあんまり考えたことがありません。。。。
プレイと同じく先球(ラックの先頭のボール)を見ようかなと思ったりはするのですが、試してみるとどうもシックリこない。
じゃぁ手球か?と手球を試してみたこともあるのですが、先球よりはマシですが手球もどうもしっくり来ない。
色々試してはみたのですが、何をやってもしっくり来ない。というか何をやってもブレイクが下手。
結局どこを見るかは決まらず、常にボンヤリしています。自分で自分がどこ見てんのか分からん。
ブレイクを自撮りしてフォームチェックをした時に気になる悪癖の1つに「顔がスイングする」というのがあります。頭がブルンっと回転してしまう。
常に現れている症状ではないのですが、結構な高頻度で出ている悪癖。そしてその悪癖が出ている時は大抵ブレイクが当たっていない。
恐らくは目線が固定されていないがゆえなんだと思います。プラクティスストロークをしている時の目線、上体が上がった時の目線、インパクト時の目線がどれもバラバラで定位置がないから目が泳いでしまっているのでしょう。
直さなきゃいけないなとは思いつつ、つい後回しにしてしまっている欠点です。
それでですね。私のブレイクの最大の欠点が「振り遅れ」です。キュー出し長すぎ。タイミング遅れすぎ。
プレイにおいてのタイミングの調整方法として「どこまでキューを出すかをしっかりイメージする」ってのがあるじゃないですか。「どこからどこまでキューを出すか」を決める。その通りに実行してもしタイミングがズレたのであれば、キュー出しの終着点のイメージを修正する、と。
プレイではたまにやることがあるんですが、「そういえばブレイクでやってみたことがないな」と気づいて、やってみました。
キュー出しの終着点の目安として11番ボールを置いてみました。この写真ではアングル的に距離感が掴みづらいですけど、手球からボール2個分くらい先に置いています。
「11番が置いてある位置くらいまでキューを出そう!」とイメージしてブレイクしてみたら、平時よりはタイミングがマシになりましたが、それでも11番の位置よりも2倍以上出てんのね。。。。
「もっと手前を意識せねば!!」と考えましたところ、「手球までキューを出すイメージにすりゃいいじゃん」と気づき、手球をガン見して撞きました。
そうしたら、タイミングは合ったんですけどね。今度はキュースピードが上手く出せん、、、、
結局相も変わらずどこを見りゃいいんだかよく分かりませんが、言いたいのは「目線の置きどころによって、ストロークが全くの別物になるぞ」ってことですw
色々試してみると、どっかでシックリくるの、、、、かも?
5本目
この11番、手球よりも右側に置いてあります。
結構近くに置いてあります。キュー出しの終着点の目安として置いているだけに、視界の目立つ所に入ってこなきゃ意味がないので、近くに。
近くですけども、この位置ならば球触りはしないし、気にならないです。左側だと気になります。球触りする可能性があるから。私の平撞きブレイクでのキュー出しは真っ直ぐ出るか、左に出るかなのです。
一方でですね。左サイドからのレーブレイクをする時は、出るとしたら右にキューが出るんですよ。
右サイドからのレールブレイクをする時は左(平撞きと一緒)
癖を把握していて偉い!!
とか言ってる場合じゃねぇww
何も一定させられてないなぁ。
皆々様もプレイやブレイクでキュー出しの癖ってあると思います。「この位置になら近くにボールがあっても球触りする危険性はないが、この位置だと危ない」っていうのがあると思う。
だからなんだっていう話であり、特にこれ以上言いたいことはないです。
キュー出しの癖ってあるよね、というだけの話。。。