1本目
ビリヤードプレイヤーたちの話を聞いておりますと「スポーツ経験は全くない」という人が多くいらっしゃる。
「苦手ではないけれど、真面目に取り組んだことはない」という人から「苦手で嫌いで、全くやりたくない」という人まで。
そういう方々と「ビリヤードはスポーツなのか否か」という話をすると、意見が分かれます。
「運動が苦手でスポーツは避けてきたけれど憧れがある。『自分はスポーツをやっているんだ!』と思いたいから、ビリヤードはスポーツです!」っていう感じの主張をしている人がいる。
もっと単純に「スポーツって言うと、なんか響きがいいから」くらいの感じの人もいる。
その一方で、先日も似たようなことをネタにしましたけど「本当にスポーツ嫌いなので、もしもビリヤードがスポーツだと言われていたら始めていなかったと思う」っていう人が実際にいました。「私と同じような人は多いはずなので、スポーツだとは言わない方がいいんじゃ。。。」と言ってましたね。
「スポーツ」という言葉のイメージ。一通りとはいきませんね。
2本目
別のネタを書いている時にふと思い出した出来事。
その昔、JPAスキルレベル7の男性が同じくスキルレベルが7である女性と撞くことになって「女なんでハンデください」と言われて「なぜ!?」と思ったそうな。
これ、どちらの気持ちも私は分かります(笑)
JPAのSLってのはJPA公認のクラス分けなわけでして、男女関係なくSL7はSL7の実力があるからSL7なのです。
同じ腕前だから同じSL。だから「女なんでハンデください」はおかしいだろうっていうのが男性側の主張です。
一方で女性の側は、別に「実力差があるからハンデくれ」って言いたかったわけじゃなくて、言葉通り「女だからハンデくれ」と言いたかったのでしょう。女性の特権を行使しようとしただけかと思われます。
ひとえに男性といっても色んな人がいるわけで、「いいよいいよ。ハンデあげるよ」って人もいるし、むしろ喜んでハンデをあげて負けた時の言い訳にする人もいますが、今回の例の人のように「なぜ同じ実力なのにハンデをあげなきゃいけないのか」っていう人もいるし。色々ですね。
女性も女性で人それぞれで、「私は男性が相手でも対等に勝負したいんです!」「ハンデをもらうなんて屈辱!!」って人はいるし、その一方で「もらえるもんは喜んでもらう」って人もいるし。
SAやプロでも、どっちのタイプの人もいますね。イメージ的には後者の方が多い気がします(笑) そういう人の方が人生楽しめますしね。
3本目
言い訳がましい私ですが、比較的早期に改めたのが「ゲーム中の言い訳」であります。
ゲーム後に言い訳をしてしまうことはあるし、ゲーム前に言い訳をしてしまうこともある。が、ゲーム中の言い訳は今はほぼしていない、、、、はず。
言い訳と言っても、何かを口にするわけではなく態度で言い訳をする人、いませんか??
(そういや、口で言い訳する人もたまにいるなぁと大井Pの動画を見て思い出しましたw)
「今日は調子が悪いんですー」とか「球周りが悪いから、負けても仕方がないやー」とか「どうぞどうぞ。今回は負けてもOKです」みたいな感じの態度に出る人。いますよね。ゲーム中から「はいはい。今日はもういいですよ」みたいな態度に出る人。
私も初級者のころはそんなことをやってしまうこともありましたが、身近にあまりにも度が過ぎた人がいて、その人があまりにも格好悪かったもんだから反面教師にし、改善しました。
序盤で簡単なミスを何度かしてしまった時。やるべきことは「何とかイメージをよくしよう」とか「今日の調子なりになんとか組み立てよう」とか考えて、泥臭く戦うことですよね。
ところが、何度かミスをしたり、何度か球周りが悪かっただけで言い訳に走る人がいる。「今日は調子が悪いから(運がないから)負けても仕方がないんです」と言っているかのような態度に出る。自分にも相手にも言い訳をする。どうしようもない状態です。そうすることで、精神衛生を守りたいんでしょうね。
今回のネタを書いたきっかけはといえば、久しぶりにそういうゲーム中の言い訳をする人を見たからです。
その人は、お互いの手の内を分かっているような撞き慣れた相手ならば舌打ちもキュードンも全くしない。なのに、初対面の相手と相撞きをしたら途端にキュードンも舌打ちも連発。
「真面目に撞いているから、つい出ちゃう」といった類のものではなく、完全に「普段はこんなミスしないんですよ」「今日はちょっと調子が悪いみたいです」「私は、これくらいのミスも許せない、ストイックなプレイヤーです」という演技ですね。初対面の相手だから、そんな演技をしちゃう。
でもね。初対面の人からしたら、そんな人は「マナーの悪い人」としか映らないんですよね。。。(;'∀')