鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

じどれ

私は初心者の頃から鏡を見てのフォームチェックを頻繁に行っておりました。近場に壁一面が鏡になっている店があったので、よく練習しに行ったものです。


今のご時世はスマホで簡単に動画が撮れますが、私が球を始めた頃はまだスマホなんてものはなく、私が大学2年生の頃にやっと『大まかなフォームチェックは出来るんじゃないかな」ってくらいの画質で動画が撮れる携帯電話が出てきたんだったと思います。


記憶が朧ですが、確か高1の時に機種変更したガラケーを大学2年まで使い続けていた私が機種変更をしようと思ったキッカケが「球動画が撮れる!!」だった気がしますw


当時、デジカメは持っていたもの動画撮影機能はなく、ビデオカメラはアナログの物しか持っておりませんでした。携帯電話で動画が撮れたら、なんと気軽か。


ってことで、携帯電話で撮影出来るようになった大学2年の秋頃(球歴1年半の頃)からの自分の動画はいくつか残っているんですけど、1年半までの動画が無い。歴1年半の頃というとB級の中頃くらいまでは行っていたと思います。


私はC級の頃が一番ブレイクを褒めてもらえてました。「C級にしては」というのもあったんだと思いますけど、C級の頃にMAX37kmで撞けていたという事実があるので、「自分は当時、どんな撞き方をしていたんだろう?」と気になるんですけど、なんせ動画が残っていない。確認しようがないのであります。


1年半の頃には既に多くの間違ったアドバイスを受けたせいであったり、自分自身の頭が悪かったせいもあったりで、ブレイクにおいて色々な悪癖がついてしまっていたと思います。

 

C級の頃に強いブレイクが出来ていたのは「悪癖がなく、良い撞き方が出来ていたから」なのか、それとも単に「手球コントロールを気にせずぶっ放していたという、気持ちの問題」とか「肉体が若かった」とかそういう話なんだろうか?


C級の頃の自分の撞き姿を確認したいのですが、残念ながらそれは叶わず。


そんなわけで、初心者初級者の皆様。今の自分の姿を時々動画に撮っておいた方が良いですよ。現時点におけるセルフチェックの意味合いもありますし、将来見返したくなることもあるでしょうし。

 

さてさて。動画が撮れるようになってからの私はセルフチェックのためだったりブログネタにするためだったりで、頻繁に動画を撮影しておりました。


主にハードブレイカーのブレイク動画を撮っていたのでセルフチェック撮影は「たまに」くらいにしかしてなかったですけど、それでも一般の皆様に比べるとだいぶ高い頻度で撮影していたと思います。


その経験から言いたいことはといえば「セルフチェックすべし!」ですね(笑)


ベテランプレイヤーには「一度も自分の撞き姿を客観的に見たことが無い」って人が少なくないです。私の歴でも「始めた頃は気軽には動画が撮れなかった」ってくらいですから、私よりもずっと歴が長い方々はなおさらで「動画を撮る」という文化がないのでしょうね。


今のご時世は気軽手軽に撮影できるわけですから、動画に撮って客観的に見てチェックをするというのはやっておかないと損だと思います。


私は過去のセルフチェック経験から「脳内イメージと実際が違い過ぎる!!」と痛感しております。


自撮りセルフチェックをしてみて改めて感じる脳内イメージと実際との乖離。私もそうですし、周りを見ていても、脳内でイメージした通りの見た目になっていると思い込んでいる人がたくさんいます。


たとえば私の例ですと、ブスタマンテ大先生のブレイクを見、「こういう特徴があるな」「真似してみよう」と思い、練習してみる。その結果は一喜一憂、どっちに転ぶかはその時々ですけども、共通していたのは「真似ようと思っただけで真似られていると思い込んでしまう」ということであります。


誰しも、フォームやらストロークやら、チョークの塗り方であったりストロークのリズムであったり、上級者の撞き姿を見て真似てみようと思うことは多いわけじゃないですか。


見て学んで真似てみる。しかし、「ちゃんと真似られているかどうか」という検証を怠りがちなわけです。


他人の見た目から学んで見た目を真似しようとしているのに、自分の見た目をチェックしようとしない愚かさ。


私は、見た目を真似しようと思って練習を始め、自分では真似ているつもりだったのだけれど、自撮りチェックしてみたら「全然似てねぇーー!!」ってことは何度も経験しておりますw


他人も一緒ですね。全く似せられていないのに「自分は〇〇プロの撞き方を真似ている」と胸を張っている人を数多く見てきました。


毎度言っておりますが、見たことを即そのまんまコピーして体現出来たら、それは天才です。そして残念ながら我々の大半は大凡人です。イメージしている通りには出来ていないってことを大前提にしなくてはなりません。


「やろうとしている」「真似ようと思っている」と「やれている」「真似出来ている」は全くの別物ですからねぇ。


誰かの見た目から学んだことを実践しようと思ったら、自分自身の見た目も定期的にチェックせねばなりますまい。


色々具体例を挙げようかと思ったんですが、かえって説得力がなくなりそうなのでやめておきます。とにもかくにも、客観視したこともないのに「自分は真似出来ている」と思い込んでいることは、十中八九真似出来ていませんから!W


そこんとこに注意して、自撮りチェックする必要があるぞってことが今回一番言いたいことです。


ブログに回す時間が足りないもんで、短め短めで今日はここらへんで。まだ続きます。