鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

呼吸をとめて1秒

4本目

 

 

1本目


体重計は比較的正確に数値が出ると思いますが、体脂肪計は家庭用のやつじゃ目安にしかならんと思います。もしも正確に測ろうとしたら、ちゃんとした施設に行かなきゃいけないんですよね。なんか水にプカプカ浮かんだりするんでしたっけ?


家庭用の体脂肪計なんてもんは、アバウトな数値と日々の変化を確かめるためのものでありましょう。正確性はそこまで求められていない。


これ、ブレイクスピード(アプリ)にも同じことが言えると思うんです。


度々ブレイクスピードの正確性に疑問を投げかけている人がいるんですけど、別に多少の不正確さはどうでも良くないですか?


全く同じブレイクをしているはずなのに、ある時は26と出て、ある時は30と出て、、、、なんていう誤差はダメですけども、アプリでは30kmと表示されたけど、スピードガンやハイスピードカメラなど複数の観点から正確に測定したら実は31kmでした!みたいなのは、至極どうでも良くないですか?


あれの使い方って「撞き方を変えてみたが、どう変化しただろうか」「以前と比べて今は成長したのだろうか」といった、比較のために使うもんだと思うんです。比較をするためのものだと思う。


なので、表示されたスピードが正確かなんてのは結構どうでもいい。そりゃ5kmも10kmも違ったら嫌ですけど、1~2kmくらいならどうでも良いです。


自分自身のブレイクを時々測りながら「今の撞き方とさっきの撞き方、どっちの方がスピードが出てるのかな」とか「先月よりちょっと強くなった気がするんだけど、どんなもんだろうか」とか、そういう比較のために使う分には、ブレイクスピードというアプリは充分信用に足り得ると思うんですけど。

 


2本目


だいぶ昔の話ですが、とあるビリヤードプレイヤー同士のご夫婦からこんな話を聞きました。


なんせお互いビリヤードプレイヤー。ビリヤードで知り合って結婚をしただけに、共通の趣味であるビリヤードを大切にしなきゃいけないと思うがあまり、義務感に駆られてビリヤードをするようになり、ビリヤードをすることがキツいとすら思えてきてしまったそうな。


ある時、お互い腹を割って話しあってみたら、お互いパートナーに対して「自分のペースで撞いてもらえればいい」「ガツガツ撞きこまなくたって良い」と思っていることが分かり、以降は撞きたいと思った時に撞くようになり、またビリヤードが楽しくなったとのこと。


これは夫婦間の話でしたが、友人間でもそういう例はちょぃちょぃあって、ビリヤードで知り合った友達と友人関係を続けたいのだけれど、ビリヤードモチベーションはあまり高くなく。しかしビリヤードをやめてしまったら友人関係も途切れてしまうのではないか?という危機感から、義務にも似た気持ちで球を撞き続けている(または過去形)っていう話をしばしば耳にします。


実のところ、私の球友にも何人かいるんです。本人は大してビリヤードに対してのモチベーションが高くないのだけれど、球友との縁を切りたくないから無理やり付き合いのような形でビリヤードをやっているように見受けられる人たちが。


義務感から球を撞くってのは本当に楽しくないですからね。


関係を切りたくない。けど球もそんなに撞きたくない。そうなったら、別の共通の趣味を見つけた方が良いんでないかなぁ。

 

 

3本目


ラックシートが出始めたのが2008年だそうなので、もう11年前ですね。私は東京都心で活動しておりますゆえ、シートに出会うのも早かったというか、確か一般発売前に使わせてもらっていましたし、一般発売後も普段の活動域の球屋にシートが普及するのも早かったと思います。


それから何年も経って、都心ではシートが普及し切り、ラックシールなんてものを全く見なくなった頃、北海道の方から「こっちの方ではまだシールを使っている」「シートが希少」と聞かされ「地域差があるなぁ」「こんだけシート1色になったのは東京だからこそか」と思ったもんでした。


今はどうでしょう。全国的にシートは普及しておりますでしょうか??


先日、某田舎県(失礼ですが、ご本人がそうおっしゃってたのでw)からいらした方と相撞きしつつ球談義していて、その方が「手組の頃は大変だった」「相手ラックだった時も相手のために一生懸命建てなきゃいけなかったし、セルフラックになってからも気を抜いたらノーインになっちゃうし」と昔話をされたんですね。


うんうん。手組の頃は確かに大変でしたね。何回も組みなおしたりしてラックチェックなんかもあって、時間かかってたなぁ。


でも、後半には賛同できませんでした。だって、手組のセルフラックで試合した記憶がない!!


私の記憶が間違っていなければ、セルフラックが一般的になったのはシートが普及してからでした。なので、手組のセルフラックってのは経験が少ないんです(もちろん、一人練習では何度も経験がありますけども)


もしかしたら記憶違いで、私も手組のセルフでやっていた時期があったのかもしれませんけど、確かセルフラックよりもシートの普及の方が先だった気がする。


こういうのも地域差があるもんなんですかね。

 

 

4本目


先月カーリートーナメントに出た際、息切れしてしまったってな話を以前に書きました。


集中して撞こうとした時に息を止めてしまう。そのせいで呼吸が乱れて息切れしてしまうのであります。


カーリートーナメント以降、普段の球撞きでも「息を止めてしまっているぞ」と思うことが多くなりました。昔はそんな癖は無かった気がする。妙な癖がついてしまった。


そんな話をこの間タジャドルさんにしました。タジャドルさんと撞いていた時にも、呼吸を止めたせいで呼吸困難に陥っていたのでww


私としては「こんなダメな癖がついてしまった」というつもりで話したのですが、タジャドルさんは「良いかもしれない」「試してみよう」とか仰るw


タジャドルさんの持論としては「(球撞き中の)呼吸は浅い方が良い」とのこと。


私はですね。プレイ中の呼吸に関しては、まともに考えたことがありません。意識してみたことはあるのですが、「呼吸を意識しちゃうとリズムがパラッパラになる」ということが判明して以降、呼吸のことは意識しないように心がけていたのです。


でも確かに言われてみれば、あまり深い呼吸はしてないですね。浅い方が良いのかもしれない。突き詰めれば無呼吸になる、、、のか?

 

ブレイクの時はどうでしょうか。

 

プレイの時は、そこまで呼吸なんて気にしなくて良くて「ストロークの邪魔にならなければいい」くらいだと思うんですけど、思いっきりキューを切れさせたい時とかブレイクを強く撞きたい時とかは、案外呼吸って大事なんじゃないかなー?って思うんですけど、どうすべきかっていう知識は私にはございません。


誰か詳しい人に聞いとくれ。

 

 

↓追記ここから。


以上を下書きし終えてから数週間が経ちまして。一昨日ネタにしたのと同じ日のことですが、サンビリで久しぶりにたっぷり長時間練習が出来、たっぷりブレイクの練習をしていたら「ブレイクの時は短く息を吐いた方が良いのかも」って思い始めました。


上記した通り、過去に何度か試したことはあったのですが、これといった結論は出ておりませんでした。「呼吸が大事な気はするのだけれど、どうすべきかは良く分からない」というまま過ごしてきました。


私もそこそこスポーツ経験はありますし、今現在もジム通いしていて「力を入れる時には息を吐く」ってのは当たり前に行っているので、ブレイクの時も息を吐いた方が良いんじゃないかと頭では思っていたのです。


なので過去に「フゥー」と長く吐いてみたり「フッ」と短く吐いてみたり、剣道みたいに気合の声を入れてみたりww たぶん、同じようなことを試したことがある人は多いはず!(笑)


まー色々やってみたわけですが、これといった効果がありませんでした。


それがこの度、ちょっと考えが変わりました。


ブレイクのタイミングの取り方だとか加速の悪さの改善だとかを考えて練習していたら、なぜだかオープンブリッジブレイクが当たるようになったと一昨日書きましたが、そこからさらに1時間ほど練習しておりましたら、本来の練習課題であったタイミングの取り方と加速の悪さの改善が進展しまして。


ふと「この振り方だと、息を短く吐いた方が力が上手く入りそうだなー」と思って試してみたら、本当にその通りになったっていう。


しかしなんせ不慣れなものですから、再現度が低い。イメージ通りのタイミングで、イメージ通りのストロークが出来た時には「フッ」と短く息を吐いた方が強く撞きやすいのだけれど、タイミングやストロークにブレが出た時に「フッ」と呼吸だけ合わせても意味が無いっていう。


「短く息を吐く」という行為単体では何も意味が無い。グダグダな撞き方しか出来ていない時に呼吸だけ意識しても意味は無い。


撞き方と呼吸法がセットになってやっと効果が出る。「短く息を吐く」ということが効果を発揮するような撞き方をすべし、ってのがこの間の練習を終えての仮結論でした。


この仮結論をもとに、また練習に次ぐ練習です。