3本立て
1本目
昨日の最後のネタと似たような話であり、この間ツイートしていたことですけども。
ABCの3段階のクラス分けはアマチュアのクラス分けですよね。
一方で初級者中級者上級者となるとプロも入ってくる。
トッププロを頂点としての3段階分け。となると私は完全に中級者。私は1度たりとも自分のことを「上級者」と思ったことはありません。
「下級者と上級者」という相対評価で自分のことを「上級者」と書き表したことは何度もありますが、初中上という絶対評価で自分のことを「上級者」と書いたことはないはずです。多分無い。恐らくない。
私と同じくらいの腕前の人達はみな同じ思いなんじゃないでしょうか。自分が上級者だなんて思っていない。そんな自信はない。ハードルを上げられたくもない。
しかし、そんなことを言うと下級者から怒られるのです。「A級が上級者でなければ、自分らは一体なんなのか」って。
「なんなのか」って聞かれても、初級者か中級者でしょ?としか言いようが無いんですけど。低いところにランキングされるのが嫌なの?だったら上手くなりましょうよ。屁理屈で上に行こうとするんじゃなく。
自分より下の立場の人を見つけて貶めて、自分の地位を高めようとする人たちはもちろん駄目なんですけども。
自分より上の人達には少しでも上に行ってもらって自分の地位は確保しようっていう人もいますよね。そっちも褒められたもんじゃないなぁ。A級が上級者の括りに入ろうが中級者の括りに入ろうが、あなたの実力は変わりませんからねっていう話ですよ。。。
でもまぁ、あまりにも下級者達から「A級は中級者を名乗るな」って言われるもんだから気にして、SAやプロの方々を「超上級者」という新設枠に入れてみて「A級は上級者ですよ」という雰囲気をなんとなーーく漂わせてみるも、自分自身のことを上級者とは明言しないという処世術。
ABCのクラス分けと初中上ってのは若干ニュアンスが違うなーと思っています。
ABCの場合は3等分で良いんですけど、初中上の場合は「中級者が一番幅広い」なんじゃないかなって感じがします。
なんかこう技術的なことや勝率だけじゃなくて、知識であったりメンタリティであったり、ビリヤードにかける思いであったり接し方であったり、そういうものを総合的に判断してのものっていうイメージがある。
2本目
小話1。
とある人が「私はダーツが上手い」と言う。
その人がダーツを趣味にしていないことは知っているし、比較的最近一緒にダーツをしたことがあるのだけれど、上手いどころかド素人だった。
何故ダーツが上手いと自称するのかを聞いてみたところ、イベントごととかテレビ番組とかで、グルグル回るボードに矢を投げるゲームあるじゃないですか。「パジェロッ!パッジェッロッ!」みたいなやつw
その人は以前にそのグルグルダーツをやった時に、そこそこ良い商品をゲットしたらしい。それだけのことで「ダーツが上手い」と思い込んでいるのです。
平和ですね。
小話2。
この間、射的をやったんですよ。私、過去に射的ってものをやった記憶が無いので、もしかしたら人生初の射的だったかもしれません。
なんせ記憶にある限りは初なので、一般的な射的がどうなのかは分かりませんが、今回の射的では弾が山なりな放物線を描いてではありますが、毎回一定に飛びました。
チャンスは5発。最初の1回で弾道を見極め、2回目で狙い所を掴み、3回目で商品ゲット、4回目も商品ゲット。
申し訳なくなったので、残りの1発は他の人にあげました。
4人で行ったんですけど、1発1中で商品をゲットした人がいましてね。以降しばらくずっと「自分は射的が上手い」と自慢をされ続けました。
1発しか見てないんでなんとも言えないですけど、単なるラッキーなんじゃないかなぁ。
そう思ったのにもワケがありまして、その人、自分の正面じゃなくて思いっきり斜め方向にある的を狙うんですもの。ボウリングで隣のレーンにボールを投げ込んでいる状態。
理由を聞いても「??」と、何も考えていなかった様子。それで一発一中で「自分凄い」ですからね。単なるラッキーかと。
1回の成功体験で「上手い」と思えるのは平和ですよねぇ。
小話3。
I氏にスキーの話をしておりまして、「I氏はスキーやらないの?」と聞きました。
そうしましたら「せっかく中級にはなれたのに、長らくやってないから下手になっているはず」「勿体ない」と言うI氏。
そこそこ滑れるのかと思ったら、中学校のスキー合宿で1回やったことがあるだけだという。
たった1回で中級になれるはずがありません。そこにツッコんでみると「中学生の中では中級」と言い直すI氏。
私が「中学生だって、トップクラスはオリンピックレベルだよ」と言いますと、「その時(合宿に行った時)初めてやった人の中では中級くらいになれた」と。
それは中級とは言わない
あまりにも狭い範囲での中級ですよ。それを中級って言うんじゃないよ。
そういえば、大昔にネタにしたことがあったと思いますが、昔I氏が身体能力に関して「平均以上にはある」と主張してくるものの、私にはとてもそうは思えなかったので色々問答をしてみた結果、I氏は「スポーツを仕事や趣味にしていない、日頃スポーツに携わっていない一般成人男性の中での平均よりも上」だという話をしていたのです。
言わば、体育会系の部活の人は除外して、文科系部活の人の中では運動が出来る方だぜ!みたいな主張です。
ショボいな、おい。
それでいて堂々と「並以上には運動が出来る」とか言ってくるんですから、、、、
1本目で書いたように、自分よりも上手い人たちには自分たちと関係の無いところへ行ってもらって、少しでも自分の居場所を確保したいって人は少なからずいる。
なんつーか皆様自尊心が高いというかなんというか、少しでも自分の地位を高めたいと思うもんなんでしょうか?そんなに自分に自信が無いの?
3本目
腐れ縁とはまさにこのことだと思うのがK氏です。
K氏とは幼稚園と小学校が一緒でした。親の出身地が一緒という共通点があり、親同士も仲が良い。
中高ではほぼ絡みがなかったのですが、まさかまさかで示し合わせたわけでもなく大学は一緒になり、一緒にビリヤードを始めたのであります。
私自身はビリヤードに興味がなく(「嫌い」とかじゃなくて、そもそもビリヤードに対するイメージが何もなかった)K氏がビリヤードに興味があるというから誘われるがままにビリヤードサークルの見学に行って、あれよあれよと私のビリヤード人生が始まりましたので、K氏がいなければ私はビリヤードを始めていなかったことでしょう。
ビリヤードプレイヤーって謎の経歴を持った人が多いですけど、K氏もそこそこの大学に入ったのに、なぜか偏差値が遥かに下がる大学へと編入しなおすし(この点は私も一緒なので、なんも言えないけどw)そこそこの企業に就職できたのに、なぜか新天地を求めてタイへ行くしww
そう。K氏、今タイにいるんです。この間こっちに一時帰国したので、飲みに行きました。
んで、タイのビリヤード事情を聞いたんです。やはり気になるのはクラス分け。尋ねてみました。
そうしましたら「店ごとに違う」んだそうな。
店が、お客さんたちの勝負を逐一集計している。そしてその勝ち負けによってハンデが決まるそう。
K氏は8というハンデだそうで、そのまんま8先だそう(種目は主に8ボールだとか)
ただ、普段行く店では8だけど、他の店に行ったら7になったり9になったりもする。共通ではないわけです。
「8」という数値を聞いてJPAに近いのかな?と思って「上の方は、どれくらいまであるの?」と聞いてみたら「15とかいるよ」という返答が。15ってww
K氏と私は同じくらいの腕前です。そのK氏が8。中堅A級で8。そんな中15がいるという。どんだけの化物だよ。
でも、SA様達と本当に勝率がドッコイドッコイになるくらいの勝負をするとしたら、15-8くらいのハンデが妥当なのかもしれないなぁ。
ハンデが厳しいので、15の人でもあんまり勝てないらしい。そりゃそうですね。
日本の賭け球っていうと、ハンデが甘いんでなんだかんだで上級者の勝率が高くて「ギャンブルじゃなくてカツアゲだ」って言われることもありますけど、タイの場合は正にギャンブルなもよう。15の人だって勝つのには苦労する。
そんなわけで、外馬もつくし、ギャンブルのレートも高いらしい。フィリピンに近い環境なのかな?
ちなみに、15の人と8の人みたいなトップハンデの人同士がやる場合は15-8なんていう長ったらしいフォーマットではなく、半分とかに短縮するらしい。15-8のセットマッチなんてそうそうやってられませんものね。
ヨーロッパ某国に行っている某氏によれば、某国でのビリヤードは完全にスポーツらしい。
「賭け球ではない」というやたらと狭義な「スポーツ」ではなく、本来の意味でのスポーツ。日本のようなギャンブル色やレジャー色は見られず、本当に「スポーツをやっている」と感じるシチュエーションなんだそう。
細かい話は某氏がいつかネタを書くらしいんですが、いつなんでしょうかね。。w