昨日の続きからの1.5本立て
1本目
(昨日のつづき)
さて。チョークの性質の変化に関しても、推測しか出来ず事実が分かりません。
コスモチョークなんてものがあります。元は200円やそこらだったのに、廃盤になってプレミアがついてからは1500円くらいで売られるようになったチョークです。
コスモチョークは、元は大して人気が無く、抱えた在庫を適当に保管していたら湿気を吸ったやらなんやらでなんかの拍子に良い感じのチョークに変質して人気が出た、、、、って話を聞いております。
私、その話を聞いて「このチョークは使い物にならなーい!」と思ったチョークを水につけてみて「なんか進化しないかな!!」とか実験をしてみたことがありましたからねww 確か当時ブログネタにもしたような覚えがある。
で、チョークと湿度の話なんですけども「冬はミスキューしやすくなる」という話を聞きます。冬になると必ずと言っていいほど聞きます。
しかし、実のところ私はあまりそれを実感したことがありません。
鈍感なせいなのか、季節に関係なくミスキューばっかりしているせいなのかw 良く分からんですが「冬はミスキューをしやすい」と強く思ったことが無い。
それどころか、昨日書いた通り「冬になったらROKUの乗りが良くなったぞ?」と思ったくらいです。
何も分からないワタクシ鈴木。まずはツイッターで呟いてみました。
理系の知識が乏しすぎてヤバい私にどなたか教えていただきたいのですが、「冬はミスキューが多くなる」ってのは、具体的には何がどうなってミスキューが多くなるのでしょうか??
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2018年11月24日
いただいたコメントを見るに、どうやら乾燥が原因ではあるようです。冬といったらキーワードはやっぱり乾燥か。
では、乾燥をしたら何がどうしてミスキューしやすくなるのでしょうか?
チョークが乾燥すると、何がどうなってミスキューしやすくなるの?
タップが乾燥すると、何がどうなってミスキューしやすくなるの?
チョークが乾燥すると、確かにバラバラっとなってしまって乗らなくなりそうなイメージがあるなー。
タップが乾燥すると、、、良く分からんなー!
誰か、細かい説明プリーズ!
それでですね。
今回の一連の出来事の中で私的に一番心動いたのは、返信をくださったプロに乾燥対策を尋ねましたら
・タップの横に唾をつける
・ノリの良いチョークに替える
と共に「お店に加湿器があるとなお良いと思います」とのお言葉を!!!
キタコレ
ブログのヘビー読者様なら、何名かは覚えてくださっているんじゃないでしょうか。私の虐げられてきた日々を。
元々のキッカケは、目の渇きでした。
冬はただでさえ湿度が低いのにさらに暖房を入れる。湿度が低すぎます。煙草臭い店などはさらに最悪です。
湿度が20%台前半、時には10%台になるようなことも。
あまりに湿度が低すぎて、ドライアイコンタクトレンズプレイヤーの私は、まともに目を開けていられませんでした。
おかげさまで毎年冬になると「ビリヤードはオフシーズンでーす」「スキーの季節~~」と逃避していた私。
やっと昨年、良い感じのコンタクトレンズを見つけて、冬でもなんとか球を撞けるようになりました。
なのでまぁ、今はさほど低湿度を気にしていないといえばしていないのですが、おそらく手汗も湿度が低くなければ出てこないと思うので(今のところ、30%を切るかどうかで手汗の出る出ないが決まるように感じております)今もなお加湿器があればありがたいと思っています。
散々に冬の低湿度に悩まされていた時期は何度もブログネタにしておりました。
・人間にとっての適湿は60%ほどである。20%などは低すぎる。
・低すぎる湿度は、キューにも良くない。キューが傷むぞ。
・体調不良の原因になる。風邪をひきやすくなるぞ。
・労働基準法にも、湿度の基準があるのだ。スタッフが訴えれば改善を即せるのではないか。
・いくら球撞きにとって湿気は天敵とはいえ、それは夏場のような100%に近い湿度の話であって、5~60%程度のことを言うのではないだろう。冬は加湿器を入れたところで4~50%にしかならないのだから、球撞きに悪影響が出るはずはない。
などなど、手を変え品をかえ色々主張してみましたが、なーーんも良いことなし。
「球屋に加湿器とかwww」「除湿器なら分かるけど、加湿器ってなんだよw」と馬鹿にされたまんまでした。直接的に馬鹿にしてきたのは数名だけですが、少なくとも誰も私に味方をしてはくれなかった。
私の恨みはマリアナ海溝より深い。。。
いや、それはまぁ大げさな冗談としてw 加湿器設置を馬鹿にされる理由がイマイチ分からなかったんです。「なんでそんなに否定されるの?」「そんなにバカげたこと??」とずっと思っていた。
あまりに馬鹿にされ続けるもんだから、だんだんと本当に「馬鹿な主張なんだなぁ」と思うようになってきて、ブログでも「球屋に加湿器を置いてほしいって思っているような馬鹿でーーすw」みたいな感じのノリになってきてしまっておりました。
やっぱ、別に間違ってないんじゃん。
「タップへの影響だけでなく暖房による乾燥でお客様に風邪をひかれても困るので」とプロ。
これがホスピタリティというものですよ!!
と、あんまりプロを引き合いに出してご迷惑をかけてしまったらまずいのでここら辺にするとして。。。
本当にね。安心したんですよ。球屋に加湿器っていう考えがおかしなことではないと分かって。いや、ほんとに、十数年越しの安心感だと思います、これ。
「予算的に、加湿器を置くのは厳しいなー」などと言われたのであれば納得するんです。けどなんで加湿器設置の提案自体を馬鹿にされなきゃならんのかと、ずっっっと思っていましたから。
今回の一件で、これからは自信をもって「加湿器置けやー!」と言えます。
いや、そこまでの強気に出るのは私を馬鹿にしてきた相手にだけであって、その他多くの経営者の皆様には「余裕がございましたら、ぜひ加湿器導入をご検討くださいまし!」とお願いいたします(笑)
ああ。加湿器の一件で心が動きすぎて、ここで終わりにしてしまうところだった。
話を戻しまして、ミスキューしやすいやらなんやらって話。
冬になって乾燥するとチョーク乗りが悪くなるというのが一般的な認識のようですが、ROKUなんかは逆に良くなったように感じるわけでして。
タップの方が乾燥しすぎていて、塗られた物をどんどん吸着するモードに入ってたとか、そういうこともあるのかな?なんも分からん。
冬の低湿度におけるタップやチョークの影響の詳細を、ご存知の方はどなたかまとめていただけないかしら。
そうそう。「冬になったら使うチョークを変えるとか、そういうことでミスキュー対策をしている人もいるのかなー?」と思ったら「乗りの良いチョークを使う」が対策の1つであるとプロにサラッと言われたので、普通のことだったようですw
タップはどうだろう。季節に合わせて異なったタップを使うっていう人もいるのかな?
皆様は、どんな冬場の対策を練っていますか?
2本目
2ファールコールは基本的には相手がするものですが、自分が2ファールをしてしまった時、自ら「2ファールです」と申告する?
— 鈴木さんちの鈴木 球版 (@billiblo) 2018年11月11日
こんなアンケートをやってました。特に深い意図があって取っているわけじゃなく、結果を見ても「ふーん。こんな感じか」で終わりでしたw
結果は正直どうでも良いんですけど、私の信念というか拘りというかが関わっているアンケートでもあります。
私は票を投じておりませんが「2ファールです」と自己申告します。
先日なんて「2ファールです」「ん??あ、さっきのファールじゃなかったや。2ファールじゃないですw」なんていうボケをかましましたw
親しい相手との遊び球だろうが、公式戦で初対面の人と対戦しようが、自己申告します。
ルール上は自己申告ではなく、相手がコールをすることになっていますよね。でも別に自己申告することがルール違反ではないはずで、自己申告する人が多いという結果になりました。
私が自己申告するようになったキッカケは全く覚えておりません。何かしらの深いキッカケがあったわけではないと思いますし、今も癖になっているだけで特に深い意味はありません。
ただ「相手が忘れてたら、3ファールを回避してやろう」って思う気持ちは一切ないです。
もし私が自己申告をせず、相手も2ファールコールを忘れていて私が3ファールをした場合、「3ファールです」と自己申告するつもりです。ただ、昔それをやったら相手がえらく恐縮してしまったので、そうなるよりかはやはり2ファールの時点で自己申告しておいた方が良いかなーと思いまして。
別に誰しもが自己申告すべきだとは思っていないし、自己申告する人がマナーが良いとか、しない人がマナーが悪いとは全く思っていません。
ただ、自己申告しない人の中にも「ルール上必要ないからしない」「えっ。した方が良いの?」って人と「自己申告するなんて馬鹿なの?」「自分の不利になるだけ」って考える人とに分かれると思うんです。
前者は理解しますが、後者は理解したくないです。
「2ファールコールは相手がするもの」「忘れたのなら忘れた方が悪い」「相手がコールを忘れたら3ファールも無効。そういうルールなんだから」って考える人は嫌だなぁ。お友達になれません。
「そういうところで勝負したくない」ってのが私の信念です。
いつぞや現役でJPAをやっている方々と飲みに行った時、悪評高いチームの愚痴を聞きました。
JPAをご存じない方のために説明をしておきますと、JPAは5対5の対抗戦で、テーブル2台を使って2試合ずつ進めていきます。
それぞれのチームから1人ずつスコアラーを選出してスコアをつけていくわけです。
片方のテーブルには自チームのスコアラー、もう片方のテーブルには敵チームのスコアラーがいるということになります。
そしてスコアラーは、選手が残り5点になった時と3点になった時、そして最後の1球になった時に「5モアです」「3モアです」「ゲームボールです」とコールをします。
で、ですね。愚痴を聞くに、敵チームのスコアラーが、構えに入って正に撞こうとした瞬間に「5モアです」とコールをするんですって。
最初はたまたまだと思ったのだけれど、長いこと同じディビジョンでJPAをやっていて常にだし、自チームのプレイヤーに対してはそんなタイミングでは言わないらしく「完全にわざと」ということでおかんむり。
もし本当にわざとなんだとしたら最悪ですよねぇ。そういうとこで勝負してどうすんのって話です。
また、こんな例もあります。
セットマッチを繰り返しやっていた時。最初はスポーツでやっていたのですが、最後の1回だけ乗せて撞きました。
スポーツの最中はずっと私の得点をつけてくれていた相手。ところが賭け球になった瞬間、つけたりつけなかったりになったのです。
「賭け球になったから集中して、スコア付けを忘れてしまったのかな?」「もしわざとだとしたら嫌だなぁ」と思っていました。
その人とはその1回きりしか撞いていないので真実は分からないのですが、それ以降、似たタイプの人と何度か撞く機会が。そしてある人からは「わざとである」と聞いてしまったのです。
最初のうちはマナー良く相手の点をつけているのに、途中からつけたりつけなかったりになって相手選手のリズムを狂わせる作戦らしい。ハスラーみたいですよね。
ほんっとにね。私はそういうところで勝負したくないんです。
そういう妙なところで勝負をする人たちの行いを正そうとしても「ルール違反ではない」と言ったり「ルールの範囲内で、勝つために最大限の努力をしているのだ」と正当化しようとしたり「はいはい。皆さんはマナーが良くて偉いですねー」みたいに開き直ってみたり「スポーツマンシップって何?」「そんなの、勝負をする上で何か意味あるの?」と言ってみたりと、彼らは全く改善しそうにありません。
そして困ったことに、そういう人達って実際問題、勝負には強いんですよね。。。
一見、メンタルが強いようにも見える。けど、そういう人達のことは「メンタルが強い」とは認めたくない。人間性がぶっ壊れているだけとしか。。。
妙なところで勝負をする、私よりも下手なプレイヤーもいます。
勝負して私が勝てるわけですから物申すことも出来るわけですが、やっぱりダメージは与えられません。
「そんだけ卑怯なことして勝負にこだわっても、私に勝てないじゃん?」みたいに煽ってみても、全くのノーダメージです。
ネジがぶっ飛んでいる人たちの精神は強いなぁ(皮肉)
そうそう。冒頭のアンケート。3つ目の選択肢として「相手とシチュエーション次第」を用意してみました(「相手と」ではなく「相手や」で考えてほしいと、コメント欄で補足しております)
これもですね。私の信念として、この選択肢は選びたくないのです。
想像ですが、相手やシチュエーションで振る舞いを変えるというのは、1つに「相手が自己申告するならするし、しないなら自分もしない」ってのが考えられます。
私は相手で態度は変えないです。常に自己申告します。もし相手が私の自己申告を煙たがるのだとしたら止めますけど、煙たがられたことはない。
もし相手が物凄くマナーの悪い人であっても、私は私の我を通します。
「マナーの悪い相手にはこちらもマナー悪く行く」って人もたまにいるんですけど、私は同じ土俵には立ちたくないなぁ。自分も同類になってしまうんだもの。
(場外では売られた喧嘩は買って積極的に同じ土俵に立ちに行くう私ですがw 対戦中は喧嘩を売られても同じ土俵には立ちません)
想像の2つ目として、たとえば試合のヒルヒルの本当に痺れる場面で3ファールの危機が訪れて「あわよくば、3ファールをちょろまかしたい」と魔がさしてしまって、普段なら自己申告するところをしなくなるって人もいるかもしれない。
これも私はしません。しなくなりました。
若かりし頃、痺れる対戦の重要な局面でちょっとした球触りだったり二度撞きであったり、相手が気づいていなさそうなファールをしてしまった時に、「ファールです」と自己申告するかどうかで物凄く葛藤した時期がありました。
何度か自己申告せずにちょろまかしてしまったこともあった。
メッチャ後悔します。それで勝てても全く嬉しくない。
そんな葛藤を経て「絶対に自己申告する」と心に決めたのです。
と、それは通常のファールの場合の話でして、2ファールの申告に関しては昔から特に葛藤もなく、一貫して自己申告しています。忘れたことはあっても意図的にしなかったことは無いと思う。
想像3つ目。「試合の時なら自己申告するけど、平場で撞きなれた相手とやっている時ならしない」っていう人もいるかもしれない。
これは良いと思いますw
んなわけで、結論としては
・私は自己申告する。
・他の人が自己申告しようがしまいがどうでもいいが、あわよくば3ファールを回避しようとする姿勢は好きになれない。
です。
現場からは以上です。
余談ですが、このネタを下書きし終えた後に公式戦に出たのですが、私がスクラッチをして2ファールになり、手球を拾って相手に渡しつつ「2ファールです」と自己申告をしました。
そうしましたら、相手選手は「2ファールです」と復唱。
そのやり取りからふと思ったんです。
私「2ファールです(自己申告)」
相手「はい(お。相手、自己申告してきた)」
相手セーフティー。私3ファール。
私「私は自己申告したけど、あなたは2ファールの宣告してないんで、3ファールは成り立ちませんね?」
みたいになったら、ルール上は私が勝つの?
もし、そんな人いたら最悪だなwwwww
そんな人がいた時のために、相手が自己申告してきても、こちらも一応2ファールコールをしておいた方が良いんだろうか。
そんなギスギスした勝負はしたくないなぁ。