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今日は高田馬場の山水ビリヤードにデルーナが来ているそうで、知ってはいたんですが、行けませんでした。

行こうと思えば終わりの方だけは行けたかもしれないけど、手ブラだ。ビデオカメラもスピードガンも持っていない自分には存在価値が無いのです！！

両者をしっかり装備して、機会をうかがってデルーナに直撃しようと思ってはいるんだけど、チャンスはあるかな？

（実は、ブレイク以外にも生でチェックしたい部分がある）

ホーム店員S原氏は山水に行ったらしく、「ブレイク動画を撮ってきた」とわざわざメールをくれた。あざす！

見た所で何の参考にもならない気がするが、楽しみにしておこう。

そんなわけで、今日は（今日も？）ブレイク話。

2週間ほど前に書いたブレイクネタの中で、ビーマガのブレイク特集内での鳴海プロブレイクについて話題にしたわけですけども。

ビーマガのその号を持っていると言うKさんに、質問をされました。

（ちなみに、ビーマガの１３９号です。２００３年の１２月号）

2週間前に書いたネタの中では取り上げなかった部分なんですが、鳴海Pがブレイク時の「頭の高さ」について、こう仰っております。

・頭の高さ

低い。キューに顔を近づけるようにしている。スタンスを狭く腰の位置を上げ、頭を低くする事により、ふところをさらに広くする。

Kさんは「頭の位置を低くすると、懐が広くなる」という意味が分からなかったらしい。

「頭の位置が低い」というと、スヌーカーみたいな窮屈でキューが振りづらいフォームを連想しがちかもしれませんな。

スヌーカーのようにオープンスタンスに構えて、さらに頭の位置を下げたら確かに窮屈になります。

が、クローズに構えて、腰をキューから離すように後ろに引いて構えた場合、頭の位置が高い場合よりも低い場合の方は懐は広くなります。腰を丸めるように構える必要がありますが。

頭の位置を高くすると、必然的に立っている時の姿勢に近づくわけですから、腰がキューに近づくわけでして、懐が狭くなる。背が高い人なら、それでも充分空間が出来るんでしょうけど。

頭の位置が低い方が腰を引きやすく、懐を広く保てる。そういう事だと思います。

自分の球メモの中に「腰は後ろの方に引いて、懐を広く保つ」というものがあります。

これは日頃、疲れている時は特になのですが、突っ立った感じのフォームで撞いてしまう事が多いからです。

そうなると懐が狭くなってしまって、体がキューを押し出して、キュー出しがおかしくなる。

そうならないようなフォーム作りを心掛けております。

プレイに関しては、わざと懐を狭くするようなフォームにする人も多いですし、そこは好き好きでしょう。

自分はキュースピードに頼った球を撞いているので、懐は広くしておきたいです。

プレイ中は、懐に意識が行っていれば問題無いんですけど、難しいのがブレイクであります。

構えている段階では懐を広くしていても、体重移動する中で懐が狭くなって、キューを弾き出してしまうことが良くある。

「ヘッドアップは、ギリギリまで我慢する」ってのは、ここにも理由があると思います。

立ち上がるようにヘッドアップしていくと、懐が一気に狭くなってしまいますから。

こういう話題に触れていると、いつも頭の中に、とある土方Pブレイクが浮かんできます。

だいぶ前に土方Pのブレイクを後ろから撮影したものです（コマ送り動画なのですが、時々上手く再生されない事があるので、そんな時は何度か試してみてください）

「クリック」

この動画を見て感心する（「感心する」なんて言うと、えらく上から目線ですが、、、）のが、インパクトが終わるまでは腰を後ろに引いたままで、懐がしっかり広く保たれていることです。

結構難しいんですよ。この体の動き。

んで、もっと簡単に懐の広さを保ったままブレイク出来ないもんかと考えていたらですねぇ。。。

これも大昔に、ネタブレイクを撮影していた中の１ネタなんですけど。

「クリック！」

某Hさんの右足が前に上がるブレイクをより誇張してやってみたつもり。誇張したつもりだったけど、本物はもっと凄かったんですけどねｗｗ

初めてHさんのブレイクを見た時は「なんで前に足が上がるんだ？」と思ったんですけど、ニーキックするように右足をあげると、懐を広く保ったままの体重移動がしやすいんですよ。これがまた。前に上げると、腰が折れるようになるからなんでしょうけどね。

先月だったか先々月だったか「自分には合うんだけど、格好悪い」と悩んでいたフォームがこいつでした。結局相変わらず採用していないですｗｗ

（言っておきますが、上に載せた動画は「格好悪さ重視」でやったものでありますからして、Hさんのブレイクや自分が悩んでいるフォームは、さすがに動画のほどには格好悪くない）

何だかややこしい話ですけど、ブレイクする時って、腰の左側付近は狭くして、右側付近は広くするのが良いと思っています。フォーム全体としても、前は狭く、後ろは広く。

懐を広くするってのはその一環なわけでして、懐を広くするには腰の位置が重要なわけで、腰の位置には右足が絡んでくるわけで、、、

案外無視されがちな右足ですけど、大事だと思います。

「体を大きく動かし過ぎるのはどうかと思うけれど、動かさな過ぎるのもマズイ」とちょっと前に書きましたが、右足なんかがそうでしてね。

右足が妙に蹴り上がるようなフォームも駄目だし、逆にあまりに動かさな過ぎても、その他の体の部位の動きによってはキューが突っかかるようなことになるので、全身うまーくバランスを取っていかないとマズイみたいです。