鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

本当に長所?

3本立て



1本目



先日「褒められたけど、本当にそれって長所?」ってなツイートをしました。


「上手いね」「ブレイク強いね」「キューが切れるね」「良く入れるね」「メンタル強いね」などなどなんでも良いんですけど、なにかしらお褒めの言葉をいただいたとしましょう。


自称ではなく他称。説得力がありますよね。「人から褒めてもらえるくらいの長所だ」って思っちゃいますよね。



でもそれって、本当に正しい評価??


これはあくまでもたとえ話ですけど、28kmのブレイクをする人がいたとしましょう。


ある時「ブレイク強いですね!!」と言われたとします。


28kmくらいだと言われる可能性あると思います。特に手球が跳ねるようなブレイクだと。


「強いですね!」と時々言われる。1回2回ではなく度々褒められるから「そうか。自分はブレイクが強いのか」と思い込む。


けど実際には28km。ふっつーーーなわけです。ハードブレイク志向の人からしたら弱いくらい。


「俺はブレイク強いんだぞ!」なんて主張し出しちゃったら痛いですし。


9ボールだったら28kmで充分でしょうが、10ボールだと力不足ってことになると思います。


10ボールで28kmブレイクして結果がイマイチなのを見て「おかしいな。結果が良くならない。俺、ブレイク強いのに」とか思っちゃってたら完全なる原因誤認です。ブレイクが弱いことにも原因の一端があるだろうに「自分はブレイクが強い」と思っているから他のことに原因を求め始めてしまうという。



「他人の誉め言葉などあてにするな」ってのが今日言いたいことですww



まずレベルの低い人からの褒め言葉は、技術的な観点からあてになりません。


JPAにて、完全に出しミスして落ち込んでいる時に、先球が入っていたというだけで「ナイスショットーーー!!」なんて言われてガックリ来たなんていう愚痴は度々してましたけど、初級者の見る目なんてのはそういうもんなのです。


初級者の褒め言葉を真に受けていたら、私は今頃脳内世界チャンプになっていると思います。


技術的な観点からは説得力のある人。それこそプロからの褒め言葉だったとしたらどうでしょう。あてにならない場合の方が多いと思います。


・社交辞令である
・チラ見しただけで、ほとんど感情移入していない
・「アマチュアにしては(〇級にしては)上手いんじゃない」くらいの気持ちで言っている



私、過去に何度も経験ありますよ。プロやSA様にフルボッコにされた挙句に、対戦終了後に「いやぁ、お上手ですね!」「○○がいいですね!」とか褒め殺しにあうってこと。完全に舐められてますでしょ。


思いっきりレベルが下の相手であり、もう勝負の相手として見ていないから気軽に簡単に褒められるんじゃないですかね。



それを真に受けて「褒めてもらえた!」「自分は〇〇が上手いんだ!」なんて思うなんて、どんだけ頭が温かいんだって話になってしまう。



もちろん、まぎれもなく長所である場合だってありますよ。「自分は〇〇が長所なんだ!」と思って全く差支えがない場合だってあるはずです。


ただ、いくら他人から褒められたからと言って、無条件でそれを「自分の長所だ!」と思い込むのは危険だと思います。


とある人が頻繁に「自分は××が良いと言ってもらえることが多い」と言っているのだけれど、私はその人の××が良いと思ったことは一度もないんです。至って普通。中の中です。


その人は「自分は××が長所」と思い込んでいるからこその選択ミスをしているっぽい場面が多々あるんですね。


そんなこんなで、今回のネタを書いてみました。


褒められたら嬉しいのは誰だって同じですが、褒められた時でも冷静に分析した方が良いですぞ。





2本目


人間性とは何かという、どうでもいいことを考えています。


この間ツイートしていたことでもありますが、小学生の頃とかに「馬鹿って言うやつが馬鹿なんですー!」みたいなセリフ聞きませんでした?


私自身は口にしたことはなかったと思いますが(あるかもしれない)周りの子が言っているのを聞いたことは何度か。


んで、大人になった今。特にビリヤードに携わっている時に多いんですけど「人間性人間性と、やたらと他人の人間性にケチをつける人ほど人間性がおかしい」と感じさせることが多いのです。「馬鹿って言うやつが馬鹿」と同じだなー、なんて。


人間性とは何か。人間性を求めることになんの意味や価値があるのか。


私自身は人間性の高さというものを追い求めたいタイプの人間なので、「人間性が大事だよ」っていう点だけなら私は賛成するんです。


ただ実際には「人間性が大事なんだよ!」って口にしている人のほとんどは、本人に人間性が欠けているから説得力が無いし。


はたまた、ちょっとマナーが悪い上級者に負けたからって人間性が云々ゆーてたら、単なる負け犬の遠吠えにしか聞こえないし。


実力も人間性も兼ね備えて結果を出している人(過去に結果を出してきた人)が「人間性が大事です」って言ってたら、それはもう大きくうなずくんですけどね。


人間性人間性って口にしている人で説得力がある人に出会ったことが無いわい、、、



日常生活全般の話をすると大きすぎるので、ビリヤードの、かつ一般レベルのアマチュアに話を絞ります。


人間性の高さって、何の役に立ちますか?


同じ実力の人間性が高い人と人間性が低い人だと、恐らく後者の方が分が良いと思います。皆様、なんとなくイメージ出来ますよね。


ビリヤードプレイヤーとしての勝ち負けの点からすると、人間性なんてなんの役にも立たないと思います(そりゃ、出禁になるレベルでぶっ壊れている人とか、すぐにキレて自爆するような人となると話は別ですけど)


細かいことは気にしない、周りの事なんて気にしない、自分以外の人のことはどうでもいい、自分が気持ちよく撞ければそれで良い。そういう感じの人の方が、勝負には強いでしょう?


ビリヤード人生のことを考えるとどうでしょう。


それはやはり人間性の高い人の方が色んな店に馴染めるでしょうし、友達も多く出来るでしょうし、評判も良いことでしょう。そういう意味では、人間性の高さにメリットがありますね。



しかしながら、それをメリットだと思うのは、あくまでも私の理想のビリヤード人生観に照らし合わせての話です。



人格がちょっとぶっ壊れ気味の人は、そもそも理想としているものが違う。彼らの中には、周りの人間の事なんてどうでもいいし、周りからの評価もどうでもいいって人、結構いるじゃないですか。


そういう人は、周りから白い目で見られようと友達が少なかろうと、そんなことは心の底から全く気にしない。周りから評価されたいだなんて全く思っていない。まさに究極の自己満足です。周りからの目を全く気にしないということは、周りに迷惑をかけることを気にしないのです。


そういう人からすると人間性の低さにデメリットが無い。メリットしかない。


私は周りからの目を気にしまくりますから、人間性を高めることにメリットがあるわけですが、彼らは私とは違う。メリットがない。


そんな人に対し、人間性を高めることのメリットを語れますか??


プロでしたら、人間性が低いと周りからのフォローを受けられなくて選手活動に支障をきたすってこともあると思います。人気商売でもありますしね。


けど「一般レベルのアマ」という前提をつけました。一般アマで、周りからの評判なんて全く気にしない人にとって、人間性の高さは何の役に立ちます?


来世に向けて徳を積むべし?


そんな宗教的なことは彼らは信じないですよねw 現世が大事だよって話になる。


人間性が大事なんだよ!」っていう人は「人間性が高くないと、俺は評価しねぇぞ!」って言ってるんでしょうけど、槍玉にあげられている人たちからしたら「お前からの評価なんかどうでもいいよ」って話でしょうしねぇ。


本当はビリヤードに話を絞らず、社会人として、人としてっていう一般論まで話を広げたいんですけど、本当にもう無駄話になるので終了w




3本目


アジア大会やってますね。


オリンピックの種目には入っていないローカル・マイナーな種目も色々あります。


カバディなんかも入ってて笑いました(笑) しかも日本からも出場してるし。


それこそ、「え?これが競技名??」なんて思うような、聞いたこともないような種目もいくつか。



さて、ある日、何を調べようとしたんだったか忘れましたが、その日までのメダル一覧を見ておりましたところ、ボウリングで金メダルを取っていることに気付きました


ボウリングはそこそこ強いんですよね。昨年世界一にもなってませんでしたっけ?でもアジア大会での活躍が全く注目されてない。


どうやら馬術を始め、金メダルを取っているにも関わらず全く注目されない競技は多いようで、関係者の嘆きが散見されました。


アジア大会は2年後の東京五輪に向けての前哨戦、みたいな風潮をマスコミが作り出してますから、オリンピックの種目に入っていないような競技はどうでも良いってことなんでしょうか。


過去にビリヤードがアジア大会の種目になっていた時、日本人選手がメダルを取ってもほとんど話題にはなりませんでしたしねぇ、、、


やっぱり、注目を浴びるにはオリンピックしかない?