鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

場代とか予約とか華台とか物件とか

3本立て



1本目


昔と比べて球撞き時間が短いために、場代をあまり気にしなくなりました。


昔はなんせ球撞き時間が長かったので、場代が高い店に行くと大変なことになっていました。


ドリンク代などを含まない純粋な場代だけで1日に1万円近く行くなんてことも。。。


それが今は低頻度短時間でしか撞きませんので、場代が高い店に行ってもさして出費が増えるわけでもない。


なので、あまり気にしなくなりました。あくまでも「あまり」ですがw



昔、場代の高い店で撞いていた時にしばしば文句を言っていたのが、相手が撞くのが遅い人だった場合。


待ってる間も場代は走る。遅撞きプレイヤーの相手をしていると、無駄に場代がかかる。


「お前、そんだけ遅く撞くなら、俺の分の場代も払えや!」って言ってた。


サンビリみたいな格安フリータイムの店にいる時に相手の撞くのが遅くとも、場代が高い店の時ほどにはイラつきませんね。やはり「場代」の観点はでかいらしい。



そういう意味で、格安フリータイムがある店は場代を気にせず落ち着いて球が撞けるなと思っていたんですけどね。


最近サンビリが繁盛していて満台になることも多いわけですが、この間口論というほどではないですが、文句を言っている人がいました。


3人で1台しかテーブルが取れない中、3人撞きではなくセットマッチを回していく様子。


待たされる1人が「えー。待ってる間も場代かかってんのにー」って言ってたわけです。



個人店での時間計算であれば、待ち時間は「伝票とめといてくださーい」とか言えますけどね。


フリータイムとなると、途中で止めるわけにもいかん。となると確かに待っている間も場代がかかっているってことになっちゃうな。


格安とはいえついそういうとこが気になっちゃうってのが、我々小市民でありますな。



場代の話で続きます。


お金持ちの方々は置いといて、一般プレイヤーにとって場代というのは死活問題ですよね。


あまりに高いとそもそも行こうと思わないし。


ちょっと高いと他の店と天秤にかけちゃうし。


安いと、多少の欠点は我慢するし。



皆様にとって、1時間の場代の「普通」ってどれくらいでしょうか。


600円くらいかなー?と思います。前にCUE'Sでも記事があったような覚えがあります。



都心は、サービス料金を除いた通常料金で見てみますと、安いところで400円、高いところだと1000円を余裕でオーバーしてきます。


一般のお客さんがビリヤードをする場として、都心ではバグースが基準になることが多いもようでして。


学生料金でも700円くらいする某店で撞いていた時の事。


一般学生客が会計の時に「安いねー」って話をしていました。


話を聞くに、比較対象がバグースであり、バグースは1ドリンク制なので、1時間だけ撞く場合には場代自体は600円ほどであっても、会計額は1000円を越えてくる。


反面、1ドリンク制を取らない店では場代が高くとも会計額は低くなるので「安い」という印象になるらしい。


また、ふとした時に某店のgoogleレビューを見ておりまして。



「料金も一時間800円くらいなので安いと思われます」とか「料金も良心的」とか書かれていましてね。



なるほど。一般の人にとって800円は安いとか良心的ってことになるのか、と。


その店は都心にある店。確かに都心のバグースなど行こうものなら、1000円前後の場代に加えて1ドリンク。プールバーに行っても似たようなもの。


それを考えると、1時間800円は安いってことになるのかもしれない。我々プレイヤーからしたら高いと思う値段も、一般の人は違う感覚のようだ。



そこに商機を見つけてうんたらかんたらってネタを書こうと思ったんだけど、面倒くさくなったので終了w


とりあえず、都心の一般客にとって1ドリンク制ではない800円/hは安いらしいぞ。





2本目



少々前に、予約の取り方についてネタにしました。


「予約の電話をする」ということにストレスを感じているお客さんは多いはずなので、スムースな応対が出来るようにした方がいいぞ、と。


2か月連続で、とあるビストロに予約の電話を入れました。人気店です。1か月前予約が基本だし、電話もつながりにくいです。


ただ、そのお店の良いところは、人気店で予約の電話がひっきりなしにかかってくるだけに、電話応対の専門スタッフがいること。


飲食店の多くは手の空いているスタッフが電話に出ますでしょ。となると、「いま忙しいかな?」「こんな時間に電話しちゃって大丈夫かな?」なんて気にしてしまうもんですが、専門スタッフがいるとなると気兼ねなく電話出来るし。


かつ、専門なだけに予約完了までが滞りなく非常に簡単に進む。電話をするのが苦手な私ですが、あの店には全く気兼ねなく電話が出来る。


専門スタッフを置くってのはよほどの繁盛店じゃないと出来ないことなんで、他の店も見習えとは言えませんし、専門スタッフと同じだけの技量を発揮しろってのも無理な話なんですが、近づける努力はして欲しいなって思いますね(前に書きましたが、私は球屋に予約の電話を入れることが無いので「近づける努力はして欲しい」ってのが、飲食店に対しての発言なんですけどねw)


さて。これは私のとある趣味についてのお話。


本格的にやりたいとは思いつつも、あんまり本腰を入れることなく週1くらいでしか接していない趣味。


なぜ本腰を入れてないかと言えば、予約が面倒くさいからであります。


家で練習することは出来ず、専門店に行くしかないのですが、飛び込みでは駄目で必ず予約が必要。それがすんごい面倒くさい。


皆さんも考えてみてください。球屋に練習しに行く度に予約の電話をしなきゃいけないとなったら、面倒くさくないですか??足が遠のいちゃいません?



前にネタにしましたけど、普段足を運ばない店に行ってみようと思っても、その店の台数が少ないとつい敬遠してしまいます。


テーブルが埋まってて「すみません。空いてません」と追い返されるのも嫌だし、初めての店で待たされるのも嫌だし、せっかく球撞きを楽しんでいる常連さんにテーブルを融通させちゃうのも申し訳ないし。


ちょうど良く1人撞きしている人がいて、その人と相撞き出来るってんなら良いですけど、その人も「本当は初めての人と相撞きなんかしたくないけど、仕方なく」みたいな雰囲気出されたら嫌だし。


いきなり多人数撞きにぶっ込まれるのも嫌だし。


初めての店に行く時は、テーブルが空いててちょっと一人で転がして、「初対面の人とでも相撞きしたいぜ!」って常連さんがやってきて相撞きするっていう。そういう流れが理想なわけですよ。


そういう意味で、そこそこ台数があって、飛び込みで行ってもテーブルが空いている可能性が高い店は良いですね。。。


マイナー競技万歳ですよ。ビリヤードが流行ったら色々面倒だと思う。


この点が、私がいまいちメジャー化に賛成出来ない大きな理由の1つですなぁ。





3本目


これは育った環境がかなり関係してくるんじゃないかと思います、華台の話。



私が育った店では、華台のハードルが他の店に比べるとだいぶ低かったと思います。



常連さんが集まる時間には、やはり上級者が使って熱いセットマッチや5-9が行われるのですが、空いている限りは初級者も使えるし言えば一見さんも使えるだろうし、混みあった時などは一般のお客さんが使うこともある。


「華台は限られた上級者しか使えない台」という店で育った人が、そんな状況を見て溜息をついていたのを覚えております。



精神的な特別さはさておき、華台と言えばやはり渋めにセッティングされているんじゃないでしょうか。


また、台間を少し広めに取っているところも多いだろうし、テーブルの種類自体が違う場合もあるだろうし、設置場所が特別な場合も多いんじゃないでしょうか。



今まで見た中で一番「華台!」って思ったのは、とあるスリーの店の華台(当然、大台)なんですけど、周りにすり鉢状に観客席が設置されてるんですよね。見られながら猛者達が撞くのが前提になってるような。


次いで華台感が強いのは宮益坂のバグースかな。あれは華台なのか?


さらに続いて新宿のバグース。他のテーブルからは1段高いところにあり、カウンターからは見下ろす形になっている3台の華台。


普通はここで各店の写真を載せるべきなんでしょうが、そんなものはない!w



本日言いたいこと。中小規模の店の場合、入り口の真ん前に華台をおくのはいかがなものかと思うってこと。


そういう店の作りにしているとある店の店長は「一般のお客さんに『ビリヤードとはこういうもの』というお手本を見せる」「上手い人たちの球を見せて、ビリヤードに憧れさせる」のだと言ってましたけどね。


そりゃ、入り口を入ってすぐのテーブルで、見目麗しい上級者が球を撞いていたら「格好いい!」って思ってくれる人もいるかもしれませんけどね。


現実は、むさくるしいオッサン達が煙草を吸いながら賭け球やってるわけじゃないですか。憧れませんって。敬遠されるだけですって。


実際にテーブルが空くのを待っていた一般のお客さんが華台の雰囲気を見て「すみません。やっぱり良いです」って帰っていったのを見たのが1度や2度じゃない。


華台で撞いている側の立場としても、入り口近くだと人の出入りが多いんで、球撞きに集中出来ませんからねぇ。




その点、某店は入り口近くには一般のお客さん用のテーブルやダーツなどを設置しているので、扉を開けてまず目に入るのは和気藹々とした雰囲気。


華台は店の1番奥にあるので、一般のお客さんの目には入らないという作り。良い作りだなって思ってます。


レイアウトが上手いってだけじゃなくて、そのレイアウトを可能にさせるような物件が良い。よくあんな物件見つけたなと思い「物件探しも、経営者の手腕の見せ所だなぁ」なんて思ってます。


10年近く前の話ですが、某店が閉店した際にそこで働いていた友人が「あんなに良い店なのに潰れてしまうなんて!」と嘆いたところに「そりゃあんな立地じゃ潰れるでしょうよ」と追い打ちをかけた悪い私。


確かに雰囲気は良くコンディションも良くお値段も良心的という良い店ではあったのですが、いかんせん、場所は片田舎。駅からも離れたところで、近くにオフィスや住宅街も学校もなく、かつ店には駐車場もないという。


「誰が来るんだよ!」って言いたくなるような場所に店を出した時点で、遅かれ早かれ潰れるのが目に見えてましたからねぇ。



とある不動産屋さん曰く「ビリヤード場に向いた物件なんて、そうそうないですよ」とのこと。


そんな稀少価値の高い物件を見つけられたオーナーさんは凄いと思う。