平撞きでの入れに限ったって、やっぱり配置によって全然違うわけです。
ノーで撞くのであれば「厚みに向かって真っすぐ撞く」という極論を実行出来りゃ良いだけのはずなのに、左右のフリの違い、上下の撞点の違い、先球までの距離の違い、厚みの違いetc…..
同じように撞けば良いだけのはずなのに、同じように撞けない。困ったもんです。
センターショットを撞くにしたって、ストップさせる場合、押す場合、引く場合じゃ意識する事は全く違いますよね。
ストップショットに的を絞ったって、強く撞いてストップさせる場合と弱く撞いてストップさせる場合じゃ、やはり全然違う。
どんなショットにしても、結果的に球が入ったって事は「厚みに向かって真っすぐ撞く」が出来ていたってことなんでしょうけど、「厚みに向かって真っすぐ撞く」が結果だとしたら、それまでの過程が結構違うわけですな。意識の過程が。
真っすぐ撞くと言えばセンターショットなわけで、フリがついたって、そのフリに対してセンターショットをすれば球は入る、、、、というのも極論ですが、まぁ無理ですわな。
確かにフリがついたならついたなりのイメージボールに対してセンターショットすれば球は入るわけですけど、景色が違いますからね。
1球の球を入れるまでの動作を、構えるまでのアドレスと、構えてからインパクトまでに二分するとして。
アドレスってあまり深く考えた事がないとかブログで度々書いている気がしますが、いざ談義し始めると意外とちゃんと考えている事に気付きます(笑)
今回のネタを書き始めたきっかけが、この間きっけー氏と相撞きしつつ談義していたことなんですけど、きっけー氏はそれなりに当ブログを読んでくれていると思うのですが、それでもあんまり書いた内容覚えてくれてないのね!ww
「自分の事だと思って読んでない」とのキッケー氏談。
こういう風にすると良いと思うとか、こういう癖がある人はこうした方が良いと思うとか真面目な球ネタを書くことがあるわけですが、確かに自分の事だと思って読まないとスルーしがちですわな。
きっけー氏と話した事のまず1つが、アドレスについて。
以前に動画つきで載せたと思ったので探してみたら、思ったよりも前だった。2011年の5月ですって。もうそろそろ3年だがな
3種類のアドレス方法で撞いております。
1つ目は、厚みのラインにキューを置いてしまって、それに対して構えて行くアドレス。
2つ目は、高い位置で上半身の形をきめてしまって、そのまま倒して行くアドレス。
3つ目は、空中で素振りしながら構えに入るアドレス。
3年前にネタにした時は、2つ目のアドレスがマイブームだったような覚えがあるんですが、結局今はあんまやってませんww
1つ目と3つ目の2つですね。大体は。
メインは3つ目なのですが、厚みの見づらい球に対しては1つ目の構え方をします。
きっけー氏にも1つ目のアドレスを併用することをお勧めしておきました。
なんか上手く構えられない。景色が悪い。厚みが悪い。調子が悪い。。。。。。なんて日でも、構えに入る前の俯瞰している状態では普通に厚みは見えている事が多いんじゃないでしょうか。
構えに入る前には厚みのラインが見えているけれど、いざ構えたらなんか違和感が、、、、って感じですよね。
とりあえず俯瞰している時は厚みが見えているので、見えている段階でまず厚みのラインに対してキューを置いてしまう。そうすればとりあえずキューが向いている方向は合っています。
正しい方向にキューを向けたままアドレスすれば、ブリッジの位置も間違えない。違和感があったら「目線の向きが間違っている」と気付ける。キューの向きは合っているんだから。
私自身、A級になった後に気付いて意識し始めたことで、昨年JPAチームキャプテンのUさんにもアドバイスしたことでもあり、この間きっけー氏にアドバイスした事でもあるのですが、ブリッジの位置って結構間違えがちなのですよ。
「ブリッジの位置は大事」なんてのは、聞けば「そりゃそうだ」「当たり前」って誰もが思うのでしょうが、これですよこれ。自分の事だと思っていないってやつww
あなたのブリッジ位置、本当に正しいですか?
簡単な球を撞く時には正しいかもしれません。けど、苦手な球を撞く時、どうも違和感があるって時。ブリッジの位置、間違っていませんか?
ブリッジは当然厚みのライン上になくてはいけないわけです。ブリッジの位置がズレていたら、それだけでもう球は入りません。
ブリッジをクローズで組む時とオープンで組む時でも、少し違います。ちゃんと考えてますか?
「ブリッジさえ正しくおければ、球は入る」と仰っていた猛者もいるくらいです。
きっけー氏もそうだったし、JPAチームメイト達を見ていて良く思う事なんですけど、ちょっとした難しい球に構える時に全体がもうチグハグなんですよね。
厚みに対して真っすぐ構えられていないというより、まず手球に対して真っすぐ構えられていない。
捻りは入れずノーで撞く球の場合は、当然キュー先が手球の縦の中心線に向かっていなければいけないはずですが、左右にズレている。当人はまずその事に気付いていない。中心線に構えているつもり。
「そこは真ん中じゃないですよ。もっと右、、、、行きすぎ!もっと左!!」とか言いながらキュー先を手球の中心線に合わせ、やっと手球に対しては真っすぐ構えられたとします。
けどそうすると、手球に対しては真っすぐ構えているけど、厚みに対しては全然真っすぐ構えられていないっていうねw
ブリッジの位置が間違っているから、手球に対して真っすぐ構えたらアサッテの方向に構えることになってしまう。
きっけー氏曰く「無意識にコジって厚みを合わせようとしているんじゃないか」とのこと。それは確かにあるかもしれませんね。
ブリッジの位置を矯正させて、手球に対しても真っすぐ、厚みに対しても真っすぐに構えられるようになったら違和感があるとか(笑)
ブリッジの位置ってのは盲点なんでしょうかね。
フォームがおかしいって時に、ブリッジの位置は何故だかスルーしてしまいがち。
別に「ブリッジは問題ない!」と思っているわけじゃなく、そもそもフォーム矯正の項目の中に「ブリッジの位置」が入っていないっていう。
吾輩の辞書にブリッジ位置の文字は無い!
みたいな。
ブリッジの組み方については多くの人が初級者の頃から考えるでしょうけど、もっと肝心な位置に関してはスルーしがち。
一度「ブリッジ位置1つでこんなに違うんだ!」とショックを受ければ、以降は辞書に入って来ますけど、気付かぬまま過ごしてしまっている人は多い気がします。
間違った厚みで覚え、それを無理やりコジりで合わせにいっちゃったりして。
手球の回転を見て「こじっちゃったー」とか言うけど、コジんなきゃ入ってない、みたいな。
今一度、ブリッジの位置に目を配ってみてください。
案外自分では気付きづらいかもしれないので、誰かしら上級者に見てもらうと良いかもしれません。
きっけー氏との談義からもう1ネタあるので、明日はそれで。
P.S.
2月16日(日)に練習会やりますよ!
今回は地上最強とカブっていたりなんだりで、常連さんの参加人数が少なそうなので、普段来られていない皆さま来て――!
コメントでも何でもいいのでご連絡ください。2次会のみの参加も歓迎ですよ。