1953文字
1本目
先週の出来事。
— 鈴木さんちの鈴木? (@billiblo) 2024年3月18日
高校生カップルが帰り際「ボールが1つ足りない」と捜索。
テーブル下を覗いても見当たらないようなので探すのを手伝ってあげたのだが、どこにも見当たらない。
数分後の彼女さん。
「ごめんなさい。手に持ってました、、、」
めちゃ笑った。
こんな出来事がありました。
この一件が起こった時、最初に思ったのは「店員は何しとるんじゃ」でしたw
漫画喫茶やアミューズメント施設ならいざ知らず、プレイヤーが店員をやっているような球屋での出来事でした。球屋だったらお客さんがボールを見失って探していたら、店員が真っ先に駆けつけるべきなんじゃないですかね。
今回の店では、店員が気を利かせている場面ってのを見たことがないなぁ。
私は高校生二人組がボールを探し始めてからしばらくは様子見をしていましたが、見つかる様子はなく店員が駆けつける様子も全く見られなかったので一声かけまして捜索のお手伝い。「14番がないんです」と言われたので14番を探していたのです。
ところが、最終的には14番は実はボールトレーにしっかり納められていて、トレーに入っていないのは手球でした。私は「14番がない」と言われて信じ切っていたので、確認を怠っておりました。
で、手球は女の子が手に持っていたというオチがついたわけですが、女の子は自分が手にボールを持っていることを失念していたわけではなくて、的球でボールトレーが全て埋まるものだと思い込んでいたらしい。
プレイヤーでしたら的球15個+手球1個の16個でトレーが埋まるなんてのは当然理解しているわけですが、一部の一般のお客さんにとっては考えないと出てこない知識であるもよう。
2人(というか主に女の子)は
- 的球でトレーが埋まると思っていた
- 的球が15番までというのは理解していた
- 1番から順番にトレーに並べて戻していて、15番の隣が無いから14番がないものだと思い込んでいた(実際には手球がなかった)
プレイヤーだったらすることはない勘違いの連鎖。私はプレイヤーなので、よもやそんな勘違いをしているとは思わない。そんなすれ違いの結果でしたww
どこかのタイミングで「4×4なんだから16個じゃん。手球を含めて埋まるのか!」と気づいたんでしょうね。自分が手に持っているボールが最後の1ピースだとその時初めて理解したようです。
特に言いたいことはございません。礼儀正しい若者達とのやり取りが楽しかったというだけw
2本目
ブレイクではなくプレイについての話です。
皆さん。「格好いい球」と感じるのは、どういった球ですか?
格好の良さなんてのは人それぞれの匙加減次第です。人それぞれに思い描く格好良さがあるはず。皆様が思う格好いい球とはどういったものでしょうか。
ある日の私は、とあるベテランA級さんと初めて相撞きしたのですが、その方の球を見て「格好いいな」と感じました。同時に「『上手い』と思うことはしょっちゅうだけど、『格好いい』と思うのはレア」と思ったのです。
どれくらいレアなのかを改めて考えてみたのですが、今回の方を含めて「この人の球、格好いいな」と思った人は3人しかいないかもしれません。パッと浮かんでくるのは3人だけです。そして、3人ともアマチュアです。
「プロの球を格好いいと思ったことがないのか??」と自問自答し始めてしまいました。
「なぜプロの球を格好いいと思ったことがないのだろうか」という方向で最初は頭を巡らせていたのですが、ほどなくして気づきました。知名度の差であると。
しっかり考えてみたら、プロの中にも「この人の球は格好いい」と感じる人はいましたw その人達がなぜパッと頭に浮かんでこないかといえば「あまりにも有名だから」なんでしょうね。初めて生で球を見る前にある程度知ってしまっていたから、初めて見た時の衝撃が小さかったんじゃないでしょうか。「あの人の球が格好いいのは前から知っている」という状態。
私が格好いいと思った3名のアマチュアは「名前は知っていたが、球を見たことはなかった」か、または「その日初めて知った相手」かです。なんの前知識もなく格好いい球を撞かれたから「格好いい!」と衝撃を受けたのかもしれません。
というわけで、「アマチュアにしか格好いいと感じるプレイヤーはいない」なんてのはただの思い違いでしたが、改めて考えてみてもプロ・アマ合わせて「あの人の球は格好いい」と思う人は指折り数えられる程度しかいないです。
上手いと思う人は多いが、格好いいと思う人は少ない。これは事実であるようです。
だからなんだって話ですけど、「自分好みの球を撞く人は少ない」「自分の価値観にバッチリ合う球を撞く人は希少」とは皆様も思ってるんじゃないですかね?