鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ハンデなりの球?

 

AクラスがBクラスと対戦する時のハンデは5-4のハンデがポピュラーだと思います。

 

ハンデのない試合だった時や、相手から「ノーハンデで」と打診された時など、B級を相手にノーハンデで撞くこともあります。



A級がB級とノーハンデ5先でやって5-4で勝利したとします。そういう時に「(5-4のハンデだったら負けてるんだから)実質負けじゃんw」と言われることがあるのだそう(私は言われた経験がない気がする)

 

そう言われるのが嫌だと口にするA級にしばしば出会います。この間はYouTuber某氏も言っていた。

 

嫌だと口にする人達の主張として一番多く耳にするのは「5先だから5先なりの戦いをしただけ。5-4だったのならば5-4なりの球を撞いて、ちゃんと勝てる」というもの。

 

4点取られたのは5先だったからであり、5-4だったら4点は取られないのだと彼らは言う。



一方で、私は「実質負け」に同意します。私がノーハンデでB級に5-4で勝った時は「ハンデがあったら負けてたなぁ」って思ってるから。

 

ハンデに合わせて内容を変えるような器用さは私にはないです。1球1球自分の球を撞こうとするだけ。

 

なので、ノーハンデ5先で5-4の勝利をおさめた時は「5先だから4点取られても問題ないと思っていた」のではなく「4点取られてしまった」でしかないのです。私の場合は。なので「実質負け」という気分になる。

 

勝ち負けではなく内容を重視するタイプであるというのも関係しているかもしれません。私は「内容が悪かろうが、どんだけ失点をしようが勝ちは勝ち」と思えるタイプではない。



「5先なら5先なりの、5-4なら5-4なりの戦いをする」という主張が理解できることもあります。試合巧者の1回戦2回戦あたりは、そういう雰囲気を出している事が多い。

 

「失点少なく勝つことも出来るけれど、そんなことよりも優勝に向けて調整をすることのほうが大事。負けにはならない範囲で調整のための球を撞き、調子を整えよう。勝てるのであればいくつ失点しようが構わない」

 

こう考えているように見える球を撞く人は多いです。そして実際試合の序盤で調整をし、彼らは勝ち上がっていく。

 

こういう人達が「5先なら5先なりの、5-4なら5-4なりの戦いをする」と言ってるなら納得です。試合運びが上手いとも感じますし、リスペクトもする。

 

気力体力温存のために、勝てる相手には全力を出さないっていうトーナメントプレイヤーもいますよね。「舐めてる!」と怒る人もいますけど、優勝のための戦略としてありだと私は思っています。



一方で、ただただ相手や勝負を舐めているだけの人もいるわけですよ。それこそ試合でもなんでもない平場のセットマッチで「全力で撞くのは疲れるから、負けない範囲で適度に手を抜いて球を撞くぞー」みたいな人はいる。そういう人の言う「5先なら5先なりの、5-4なら5-4なりの戦いをする」には全く賛同できぬ^^;

 

まさに「誰が言うか」次第なんですよねぇ。