鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

上手いだけではプラスにならない

 

昨シーズンの日本シリーズにて、私が贔屓にしているプロ野球球団の日本一を阻んだ某選手のことを、数ヶ月前までは恨んでいましたw

 

私の興味がない球団の選手なこともあって、その選手のことをほとんど知らず。「小粒の選手が、何をしてくれとんじゃい!」と逆恨みを。

 

ところが、その選手がWBCで大活躍し評価が一変。「小粒とか思っててすみませんでした」「あなたは素晴らしい選手です」になった笑

 

昨日の敵は今日の友。今日の友は明日の敵。

 

敵側にいるか味方にいるかで、見え方がやはり全く変わってきますね。




 さて。本日の話をまとめてしまうと「人柄が良い人の球が上手ければ素直に『凄いですね』と思えるけれど、人柄が少しでも悪いと『球は上手いけど、で?』ってなるよね」っていう、いつものやつです。

 

球が上手けりゃ凄いんだけど、「ただし人柄が良い場合に限る」という注釈がつきますね。

 

 ブログで何度か取り上げております「どこの馬の骨とも知らんやつが、どこかの球屋の片隅でスーパーショットを決めていてもどうでもいい」というセリフ。このセリフを思い出す出来事が最近多かったです。

 

(大昔にYouTubeのコメント欄で見かけたセリフであるため、細かい言い回しを覚えておらず、毎回微妙に変わっていると思います。ご了承くださいw)

 

国の代表にもなるような選手が、世界の舞台で大活躍!!となったら「元気をもらえる」「夢を与えてくれる」などなど「自分にメリットがある」ということになると思います。「心を満たしてくれる」という意味で、自分にとってプラスの存在。

 

また自分が1愛好家だった時には「自分の参考になる」っていうのも自分にとってのメリットになりますよね。「撞き姿から見て学べる」とか「教えるのが上手い」とか「参考になる動画を出してくれている」とかは自分にとってメリットがある。自分にとってプラスの存在。

 

けど、上手いとはいっても世界の舞台で活躍するほどではないし、自分に技術や知識を授けてくれるわけでもない。ただただ「上手いだけ」のプレイヤーって、自分にとっては何のメリットもないわけですよ。プラスにもマイナスにもならない。

 

自称関東中堅A級の私を基準にすると

 

  • 名前くらいしか知らないSA様
  • 教えるのが上手い、A級上位プレイヤー

 

腕前は前者の方が上だけれども、私にとってありがたい存在なのは後者。

 

初級者からすると

 

  • 全く面識のない、名前くらいしか知らないA上プレイヤー
  • 身近にいる教え上手なA下プレイヤー

 

後者の方がありがたい存在ですよね。

 

ちょっと考えれば当たり前の話なんですよね。いくら上手くたって、上手いだけじゃ他人の役には立たない。「看板を背負った代表選手として、大舞台で活躍する」とか「技術と知識を人に伝える」とかがないと、他人からしたらプラスマイナス0の人。

 

ちょっと考えれば分かることなのですが、ちょっとも考えないんじゃないでしょうかね。こういうことって(;^ω^)

 

お金持ちなんてのもそうで、その経済力をもってご飯を奢ってくれるとかがあればありがたい存在ですけど、単にお金持ちってだけじゃ「へぇ。凄いですね(棒)」で終わりですからねぇ。

 

敵ではないが味方でもないっていう人でそれです。敵側にいたら、プラマイ0な人が「敵」というマイナス側にいるわけですから、ただのマイナスになる。

 

「敵」というのは「敵チームの選手」というだけではなく、人柄なども含めています。

 

「球が上手いけれど自分は何も恩恵に授かっていない上級者が、なんだか偉そうにしている」となったらマイナスなわけじゃないですかw だって「自分にとってはなんの得にもならない、偉そうな態度の人」ですものね。



「上手いというだけでプラスである」と思い込んでいる人はかなり多いと思います。そのプラスは自分にしか作用しない。あなたが上手くたって、上手いだけでは他人にとってはプラスにもマイナスにもならないってのは肝に銘じておいたほうが良いですね。

 

 

P.S.

 

頻繁に「『球が上手いからって偉いのか』という発言には共感できない」と綴っている私。今日のネタは矛盾しているかのように見えてしまうかもしれませんが、矛盾はしてないです。

 

説明してると長くなりすぎるので、今日の所は終了。