鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ピノ

 

1本目

 

他県にどの程度フィリピンプレイヤーが進出していたのかを私はよく知らないのですが、少なくとも東京で長く球を撞いている方々はフィリピンプレイヤーと接する機会が多々あったはずです。

 

そこら中の試合で見かけるし、そこら中の球屋へ賭け球相手を求めて徘徊するし。

 

彼らは油断がなりません。日本人の常識というものが通用しない。こちらがしっかり指摘をしないと、平気でルール違反をしてきます。

 

悪気はなさそうです。「勝つためには手段を選ばないのが当たり前」「ルール違反であろうとも、相手から指摘をされないのであれば問題がない」というのがフィリピン育ちのプレイヤーの常識なのかもしれません。

 

日本人目線で言ってしまえば「マナーが悪い」わけですが、全員が全員そうだったというわけではありませんでした。フィリピンアマの多くはそうだったけど、マナーの良いフィリピンアマもいたし、プロは基本マナーが良かったと私は思っていました。

 

けど、マナー良く見えた人達も、もしかしたら私が見ていた時がそうだったというだけなのかもしれない。



何名かのフィリピントッププロのマナー違反の話を聞きました。その話を聞くまでは「マナーが悪い」という印象のなかった選手。「彼らもそうなのか」とちょっとショックでした。

 

こうなると、私が見ていないだけで、実はマナー違反をすることがあるフィリピンプレイヤーってのが他にもいるのではないかと思えてきます。

 

ブスタマンテは?レイズは??

 

実は「彼らもマナーが悪いよ」とか「丸くなったけど、昔は酷かったよ」とかあるのかもしれませんねぇ。

 

そういえば、レイズの逸話として「お店のハウスチョークを使っていて『このチョークは当たりだな』と感じたらガメて(盗んで)マイチョークにする」というものがありました。

 

人づてに聞いた話なのでそれが事実なのか作り話なのかは分からないんですけど、もしかしたらフィリピンプレイヤーはみんなそんな感じなのかもしれません。

 

実情を知ってしまうと幻滅してしまうようなトップ選手はたくさんいるのかもしれない。




2本目

 

とあるB級さんがTwitterで示した出し方を見て、私は「いやいやいやいや」「それは間違いではないが、分不相応」「それはプロの中でも一部の手球自慢がやるような出し方だよ」と思っていました。

 

誰も指摘をしないようなら私がしようかと思っていましたが、他のA級やSAの方々も私と同意見らしく一安心。私が指摘せずとも、他の人が指摘してくれた。

 

思えば、私もそういう分不相応な選択をすることがB級時代には多かった気がするし、今も上級者の方々からすれば「それは理想を求めすぎ」「もっと地に足のついた選択をすべき」と思われていることはあるんでしょうね。

 

近年は世界レベルの試合も気軽に動画で見られるようになっていることもあってか、昔にも増して頭でっかちな人が増えているような気がします。難易度も把握せず(把握できず)「この配置はこう出すのか」と学んでしまう。

 

情報の取捨選択をできないレベルの人が高すぎるレベルの球撞きを見ることには弊害もあるなーと感じますね。