1本目
久しぶりにI氏と相撞きをした時のこと。
図のような穴前の9番を極端に弱く撞いたI氏に対して「なんでそんなに弱く撞いた？」とツッコミを入れました。
こんな配置ですので撞き方にこだわる必要はないんですけども、どうやっても入るような球だからこそ、極端に弱く撞いたのが謎だったのであります（この距離にして、9番がポケットに届くギリギリくらいの力加減だったｗ）
弱く撞いたことを指摘されたI氏は「スロウが出るから、もっとしっかり撞け」という意味合いだと受け取ったようです。
しかし、こんだけ穴前ですので、どんだけスロウしようとスキッドしようと入ります。その点は別にいい。
私が気になったのは「あまりにショットが弱すぎて、ストロークが安定していなくてミスキューしそうだった」という点でした。最悪、ミスキューして手球が先球に当たらずファールするまであった。
人それぞれに、最も得意な力加減（普通の力加減）ってのがあって、その普通から離れて強すぎるのは難しく、逆の「弱すぎ」も難しいですよね。
極端に強いストロークは安定しないが、極端に弱いストロークも安定させるのが難しい。
I氏が穴前の9番を撞くにあたって、極端に弱く、ブレブレのストロークで撞いたもんだから「もっと（ストロークを安定させられる）得意な力加減で撞きたまえよ」と言ったわけであります（色々言葉を補足して、ちゃんと本人に言いました）
I氏にアドバイスするにあたって難しいのは「弱すぎ！」と言うと、今度はフルショットし出したりすることです。極端すぎる。
今回はそうならないようちゃんと丁寧に説明しまして、「出しを意識する必要がない時は、最も得意な力加減で撞くべし」と伝えたのでありました。
色々と問答をすれど要領を得ない返答ばっかり返ってきたので真実は闇の中ですが、I氏が穴前の9番を撞くにあたって極端に弱く撞いた理由は「何も考えずに撞こうとし、何も考えていなかったからこそ、いざ撞こうとした瞬間に『想定外のことが起こるんじゃないか』という恐怖に苛まれた」だったんじゃないかと推測します。
どうやってでも入る9番だから、何も考えずに適当に撞こうとした。撞点も力加減も何も決めていない。
でも撞こうとした瞬間「何か想定外のことが起きてスクラッチでもしたらどうしよう」という思いが湧いたんじゃないでしょうかね。だから手球がどこへも行かないような力加減で撞いてしまったのではなかろうか。
というわけで、力加減云々よりもまず「いかなる配置であろうとも、最低限の撞き方は意識しろ」の方が大事ですかね（それも本人に言った）
いや、もう冗談抜きで、穴前の9番を撞くのにあそこまでチビったショットをしている人を初めて見たんですよw
こんなん、公式戦の決勝戦ヒルヒルの場面であっても100回撞いて100回入れる自信がある。外す可能性が出てくるのは「これを外したら死ぬ」というくらいのプレッシャーがかかった時じゃないかなぁ（笑）
I氏には「得意な力加減で撞け」「最低限の撞き方は決めろ」までしか言ってないんですけど、書いているうちに「こんな配置、自分だったら完全に無意識で撞くなぁ」「I氏ほどの歴があるんだったら、I氏だって無意識に撞けて当たり前なのでは？」と思い始めました。
今までに何千回何万回と撞いてきたであろう配置。パターンが出来ていて然るべきではなかろうか。今更わざわざ考える必要もないのでは。
そう考えると、I氏があんなチビった撞き方をした原因はまた別にあるような気がしてきたぞ。。。（繰り返しですが、本人に聞いてみてもまともな返答はありませんでしたｗ）
2本目
1本目でネタにした件についてI氏と問答している最中、ふと「世の皆様の『最も得意な力加減』ってどれくらいなんだろうなー」と疑問に思いました。単なるブロガー視点での興味ですが。
極端に差が出ることはないでしょうけど、やはり使っているキュー、体格、筋力などによって得意な力加減は多少の差が出るはず。もしかしたら「多少」ではなく思いっきり差が出る人もいるかもしれない。
「最も得意な力加減で手球の中心を撞いて短短バタバタさせ、どれくらい転がるのかをツイッターで問いかけて皆様に動画投稿してもらおうかなー」と一瞬思ったんですが、すぐにセルフツッコミ。
そんなん、テーブルコンディション次第で転がりが全く変わるやんけ
というわけでツイート案はボツ。
どうすれば「最も得意な力加減」を人様に示すことができるのか。案が1つ浮かんだのですが、机上の空論でしかないので今度球屋に行った時にでも試してみます。
連想でもう１つ。「最も得意な力加減」って日によって変わっている可能性がありますよね。
ちょっとしたフォームやストロークの誤差であったり体調の問題であったりで、同じイメージで撞いても同じ結果になるとは限らない。
日々の「同じ力加減で撞いたつもり」をチェックしていけば、調子を整える効果もあるかも？（「同じ加減で撞いたつもりなのに前回より弱かったから調整しよう」などと思うことができる）
どうなんでしょうね。とりあえず試してみよう（これがアップされる前に試してみたんですが、その話はまた来週）
