1本目
男性相手にチョコレートを贈る時なんかは、下手に小洒落た店の品をあげても良さを分かってくれないからGODIVAを渡すのが一番って言われるじゃないですか。GODIVAならスイーツに疎い男性でも高級チョコと認識しているから「おぉ!」と思ってくれる。
チョコだけの話ではなく、どんなジャンルであっても「ど定番」ってものがあると思います。お酒も例外ではございません。
ある日、某B級氏からプレゼント用のオススメ日本酒を尋ねられました。
渡す相手はそうお酒にこだわりのある人ではないそうなので、ど定番かつ手に入れやすい某日本酒をオススメしておきました(エゴサに引っかかったら嫌なので、名前は出したくないw)
その際に注意事項として「半端にこだわりがある人に限って、チクチク言ってくる。渡す相手がそういう人じゃなければオススメ」とB級氏に伝えました。
全くの素人さんであれば、ど定番のお酒を渡せば喜んでくれるはず。名前を知っている有名な高級酒として喜んでくれるでしょう。GODIVAみたいなもんです。
お酒の上級者さん相手であっても、定番を渡しておけば大外しはしないはずです。上級者は定番の良さを理解しているし、「素人さんが上級者のドストライクゾーンを見極めるのは不可能」と理解しているでしょうから。
相手が上級者の場合は、素人が下手に頭を捻って変わり種のお酒を渡そうとするほうがよっぽど失敗します。相手が上級者の場合は定番で攻めたほうが無難。
他方で、素人に毛が生えたくらいのレベルの人が一番定番に対してうるさい。「この酒有名だけどさ、有名なだけだよ。俺は評価しないw」とか言っちゃう。「俺はこだわりのある人間だぜ!」「俺は素人じゃないんだぜ!」ってのをアピールしたくてたまらない。
そんなわけで私が「自称『通』」「『有名なものを否定する俺格好いい』みたいな人っているじゃん?」っていう話を某B級氏にしましたら、かえってきた言葉が以下の通り。
「ハイテクシャフト否定派のノーマルシャフト至上主義のB級みたいなものですか?」
笑ってもうた。的確なたとえだw
レベルが低くても身の程をわきまえている人はたくさんいるし、レベルが高くても自分の立ち位置をというものを全く理解できていない人もいますが、傾向として、ちょっと知識がついて「自分は素人じゃないぞ」という自信がついて来たころが一番調子に乗りがちってのはあると思います。
自動車教習所で言われた「初心者マークが外れる頃が最も事故を起こしやすい」ってのと似たような話ですね。
2本目
何度か書いてますけど、私の初級者・中級者・上級者のイメージはプロも含めての評価なので、ABCのクラス分けとは異なります。
私がイメージする初中上は
- 初級者:B中まで
- 中級者:B上からA中まで
- 上級者:A上以上
みたいな感じです。
もっと上のイメージをしている人もいますね。「Aになってからが中級」とする人は多いし、「A中からが中級者」と言う人もいるし、「アマチュアである限りは上級者ではない」と言う人もいる。
他方で、初級者=C級、中級者=B級、上級者=A級みたいなイメージの人もいる。それだったらクラスで表せば良いだけでは。。。
クラス分け以上に定義が曖昧な表現ですので人によりけりイメージが大きく異なって当たり前なんですけども、私が理解できないのは「俺は初級者じゃない!」と怒り始める人です。
私を含めて「Aクラス=上級者ではない」と考えるA級は多いです。「自分は上級者ではない」ということですね。SA様も「自分は上級者ではない」と仰ってましたし、なんならトッププロも「自分を上級者だと思ったことは一度もない」と仰っていたので、定義というか心構えの話ですね。
やはり腕前が上になればなるほど「世の中には上には上がいる。自分なんかはまだまだである」「自分はとても上級者を名乗れるような腕前ではない」という思いが強くなるからこそだと思います。ABCのクラス分けと違って自分を低く見積もっても誰に迷惑をかけるわけでもないので、良いと思います。
A級以上では「自分は上級者ではない」か「別に中級だろうが上級だろうがどうでもいい」か、どっちかの意見しか聞いたことがないです。「俺は上級者だ!」って言いたがるA級以上の人って、いるのかな?
一方で
初級者:B中まで
中級者:B上からA中まで
上級者:A上以上
という私のイメージを伝えた時に「B級を馬鹿にしている!」「俺は初級者じゃないぞ!」と激おこになるB級には何人か出会ってるんですよね、、、
なんでだろ。そんなに初級者って言われたくないの??
私は正直「上級者」とは言われたくないです。反面、初級者と言われるのは全然気にしないです。「この人はそういう認識なんだな」と思うだけ。
初級者という枠に入れられて憤る人達ってなんなんだろ。
それが長年の疑問の1つだったりします。